桐蔭学園女子部は、他校に見られないユニークなシステムをとっています。それは「男女併学」という制度です。
中学に入学すると、中1から高2までの5年間は、生活・学習のエリアが男子とは別になります。
感受性豊かな時期に、女子らしさを十分に発揮させることのできる環境のもとで、女子としてふさわしい教育を行っています。まさに女子校です。
そして、大学受験期の高校3年になると、男女とも「進学棟」という同一の校舎を学習エリアとするようになります。
もちろん、ホームルームなど学校生活の基になる部分は男女別のままですが、授業は「男女共学」になり、たがいに切磋琢磨しながら志望大学への進学を目指します。
さて、女子部での生活では、「生徒一人ひとりの知性・感性・社会性を養う」という学園の教育理念のもと、さまざまな教育活動が行われています。
知育の面では「能力別授業」と「到達度教育」が特長です。これは学園創立以来ずっと実践し、成果を収めてきたものです。
そのときそのときの生徒の学力に見合った、きめ細かい個人対応の授業が能力別授業です。また、到達度教育は、一人ひとりの学力を確実に定着させるため、理解が得られるまでは繰り返し指導を行うことです。
感性を育むという面では、情操教育の一環として、学園内の施設で多彩な舞台芸術や絵画・写真の鑑賞行事を常時行っています。
さらに部活動を奨励し、文化部では創造する喜びや表現する力を習得し、また運動部では体力・技術の向上とともに協調性を学びます。
毎年開催される、学園祭(鸞鳳祭)や学園体育祭、ウインターキャンプなどの学校行事では、皆で力を合わせて一つのことをやり遂げることで、たがいに協力しあう姿勢や、リーダーシップを身につけ、学園生活ならではの社会性を身につけていくのです。