本校は2012年に創立50周年を迎える、中央大学附属の共学校です。中学を併設していない高校からの学校ですので、地元の中学校などを卒業した生徒たちが、全員同じスタートラインに立つことができ、しかも共学校ですから、中学校とのギャップを感じることなく、高校生活を始められます。
大学の附属校は、親大学への推薦枠の多寡によって様々なタイプに分けることができますが、本校の中央大学への推薦枠は95%を超えます。つまり真の高大一貫教育の学校であると言うことができるでしょう。
高校大学の7年間は、ちょうど子どもから大人へと変わっていく時期に当たります。この時期にしかできない、じっくりと大人になるための教育、それが私たちの目指す高大一貫教育です。
生徒が大人になっていくためには、教員が「教」えるだけではなく、いかに生徒自身が自らの力で「育」っていくのかが重要になります。この観点から本校では、疑問に対して自ら答えを見出す力を養成する、「考える教育」を実践しています。
「考える教育」は、様々な課外講座の中でも生かされています。たとえば、「土曜講座」では、中国語、韓国語、ピアノ、茶道、そしてカウンセリング講座など多種多様な講座が開講され、全学年の生徒が積極的に参加しています。他にも中大教授による出前授業「特別講座」「ブリッジ講義」、夏休みの「オックスフォード研修」「オーストラリア・ユニティカレッジ研修」「韓国中山外国語高等学校交流」など、生徒が自主的に参加できる多彩なプログラムを用意しています。
また、大学受験のない本校では、部活動も非常に盛んです。9割近くの生徒が部活動に参加しており、スポーツ推薦のない高校であるにもかかわらず、ボート、ソフトテニス、なぎなたでインターハイ出場を果たしています。
自ら考え、課外講座、部活動などの自主活動を通じて、じっくり大人になっていく。それが高大一貫教育を掲げる本校の特徴です。