玉川聖学院で学ぶ生徒たちに共通しているのは、愛されて育った者が持っている「ゆとり」です。小さい頃から見識ある親に育てられていることを実感します。
保護者となった方々は、玉川聖学院の教育方針を十分に調べ、よく理解し、納得された上で、「教育の共同体作り」に参加しておられます。生徒と共に6年間の玉聖の学校生活を楽しんでおられるようです。価値観が似ているせいか、保護者間の関係も良好です。さて、玉川聖学院がミッションスクールであり女子校であるということはどんな意味があるのでしょう。
第一のミッションであるということ、それは「かけがえのない私を自覚すること」のために有益です。玉聖ではすべての人が神に作られた尊い存在であるという確信に立脚した教育を展開しています。教師は生徒を尊厳に満ちた存在と認識し、誠実に一人ひとりに向き合っています。その姿勢が温かみのある関係性を作り出しているといえるでしょう。「自尊感情を育成すること」を、学校全体の目標としてチームの教育力」を生かした関わりを展開しているのです。
第二の女子校であるという点も、思春期の発達課題を考える上で重要な点です。「安心と安全を与えてくれる」親から分離独立して、一人で物事を判断し選択する自立心が育っていく過程には、「自分の心の鏡となる存在」がどうしても必要です。それが友達だといえるでしょう。この時代に喜怒哀楽を共有する友達がいることが、自立への旅路を歩む生徒たちにとって、どんなに意味あることでしょう。人と比較して自分の立ち位置を測ろうとする現代の風潮の中にあって、ありのままの自分を受容しあう人間関係は、こういう女子校だから育つことといえるでしょう。
玉川聖学院はこのようなことを大事にしている学校です。実際がどうであるか、来て、見て、判断してください。皆さんのことを心からお待ちしています。