桐蔭学園が育てる人材は、単なる受験エリートではありません。
もちろん、自分の希望する大学に挑戦し、それを突破することは大切なことです。
しかし、私たちの教育の目標は、これからの日本を支え、世界に貢献する使命感あふれる真のエリートを育成することにあります。
子どもたちは潜在的に無限の力を秘めています。教育とは、その表にあらわれない力を引き出すために、子どもたちにさまざまな努力をさせることだと考えます。
したがって、私たちは、「能力とは努力の成果」とする教育理念のもと、どんな子どもでも努力すれば必ず伸びるということを信じて教育を行っています。
知育・体育・徳育のあらゆる面で、「育て、伸ばし、鍛える」教育を行っているのが桐蔭学園です。
知育面では、学園創立以来ずっと実践し、成果を収めているのが「能力別授業」と「到達度教育」です。
生徒の学力は、そのときどきの努力の程度により上下するものです。そのときの力に見合った授業を行い、「下位を育て、中位を伸ばし、上位を鍛える」という方針で、きめ細かい、個人対応の能力別授業を行っています。
また、「到達度教育」は、一人ひとりの子どもの学力を確実に定着させるため、学力相応の理解が得られるまで繰り返し指導する方式で、「能力別授業」と表裏一体のシステムとなっています。
体育については、ウインターキャンプ、学園体育祭、スポーツ競技会の開催などに加え、授業での履修種目にもバラエティを持たせて、基礎体力の向上をはかっています。
徳育は、「知育・体育を基礎にして、目指すのは徳育」との位置づけから、学校生活にとどまらない社会生活全般のルールの理解・実践を目標に、保護者や地域の理解、協力を得ながら、指導が厳しすぎるとの指摘を受けるほど、大事なこととして取り組んでいます。