本校では「報恩感謝」を校訓として、豊かな人間形成の場を子どもたちに提供しています。
あらゆる面で競争が激化する中で、本当に勝ち残っていくのは学力だけにとらわれすぎない、豊かな人間性を持った子どもたちではないかと考えています。
多くの学校が進学コースや特進コースを設置し、学力の向上や大学進学実績確保にこだわりすぎている中で、本校ではあえて「自然学級編成」の形式を採用しています。
本来、学校とは子どもたちが自らの潜在能力や個性を最大限に発揮できる場だと私たちは考えています。
中学からの6年間または高校からの3年間を「競争」ではなく「共生」を原理とした環境のなかで学習していくことで生涯の友人を見つけ、自分にあった進路を自らで考え、競争社会の中で生き抜いていく人間力をつけさせたい、というのが本校の狙いです。
「グローバル」という言葉をよく耳にするようになった昨今。
子どもたちの活躍のためのステージを日本に限定したくないという思いの下、本校ではさまざまな国際交流プログラムを用意しています。
外国への修学旅行だけでなく、短期・長期の留学や姉妹校などからの留学生の受け入れを通して子どもたちには「グローバル」を考えるきっかけ作りをしてもらっています。
異なる文化や価値観の中で育った同年代の子どもたちと交流を持つことで、他者を受け容れることや自己を表現することを学びます。
そしてそこで培われたコミュニケーション能力は人間力の中でも最も重要な要素となり、子どもたちをさらに豊かな人へと成長させます。
また、他者を受け容れることは自己を見直すことも意味します。
日本人としてのアイデンティティや日本の文化や価値観の再認識の場としても、子どもたちにとっては有意義なものとなります。