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都立中受検速報!

都立南多摩中等教育学校

適性検査I

1は、理科分野の資料の読み取りとしては典型的な問題です。問題文で説明されているタンポポの特徴について、その裏付けとなる特徴を資料から読み取ります。また、実験方法と期待される結果について説明する問題も含まれます。同じ傾向の問題を見たことのある人もいたでしょう。
2は、ペットボトルのリサイクルについての出題です。確実に得点したいところです。ペットボトルの並べ方については、円と正方形の面積について考えます。図を描いて確かめながら考察する習慣があれば十分に対応できたでしょう。
3では、昼夜の長さの変化をもとにして時間についての数理処理を伴う問題です。日時計の仕組みを太陽の南中高度の変化に関連させて説明します。

以上のように、全体を通して資料の読み取りと、数理処理力と理科の基礎力が問われる内容になっています。

適性検査II

概ね昨年と同様の傾向でした。文章の出典は海部宣男著「宇宙への果てのない航海」二題構成で、【問題一】は文章中で述べられている「理解」という語を与えられた言葉を使って説明するもので、本文の後半部分から筆者の意見を丹念に読めば解答はそれほど難しくはありません。【問題二】は設問の指示が多い点が今年の特徴です。「世界を自分なりに理解し整理したい」と思って「何かを作り発表したこと」について「具体例を一つ挙げ」「そこから学んだこと」を書くという形式です。それぞれの内容について要素を落とさないように慎重に構成を考える必要があります。

ボーダーライン

適性検査Iでは、各大問の【問題1】を確実に得点出来たかどうかで勝敗が分かれたのではないでしょうか。50%~60%のところがラインといえるでしょう。適性検査II(作文)は傾向が大きく変わることはなかったものの、問題の指示が多いことから60%~70%くらいがラインだと考えられます。

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取材協力:株式会社学究社
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