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都立中受検速報!

都立立川国際中等教育学校

適性検査I

[1]昨年に続いて数学系の設問を強化した路線となっています。理科は「におい」程度でしか出ていませんが、効果的です。「理数系的読解力」が合否を分けると思われます。

問題1 「児童会長を決めるのに『じゃんけん』がふさわしくない理由」
問題2 じゃんけんの創作(グーチョキパー)あたる3すくみを「月・雲・□」で作り、説明します。
問題2は3つ目に何を選ぶか、各生徒のセンスによるが、それなりに筋の通った説明がつけられれば何でもありと言ってよいでしょう。

[2]前半は日本の林業がテーマ。問題1は資料の数値を使った単純計算です。問題2が資料のよみとりですが、「資料3から5のうち2つを選び」とあります。ここは資料4・5を選ぶと書きやすいはずです。後半は地形図。問題3は縮尺の計算。単純な小数点移動ですがこれは意外と点差がつきます。問4は地図記号が読めれば簡単です。

[3]タコの図形認識に関する問題。生物の問題に見えて実は数学という昨年の路線を踏襲するものです。

[4]チャートを使った数学系の問題。知能検査的直感力も重要な要素となっています。問2は難しそうに見えますが、チャートに示されている17、11、18、6、2がどのように移動していったかを考えれば楽に解けます。

適性検査II

坂本達「ほった」

自転車で世界一周をした冒険家の講演記録です。語り口調で書かれており、内容も整理されているのでたいへん読みやすいものです。問1では講演のタイトルにもなっている「夢が叶ったのはみんなのおかげ」と坂本さんが考えた理由を説明します。問2は「他者と接する際に大切だと思うこと(ただし文中に示されている3つ以外)」。を360~400字で書きます。ちなみに三つとは「挨拶・感謝の気持ち・自分の大事なもの・好きなものを紹介すること」。です。本文の内容と重複しないように書く技術が求められます。

ボーダー

IIは、昨年よりも文章がはるかに読みやすいこともあり、満点答案もかなり出るのではないかと思われます。適性検査Iの算数・数学系の出来が勝負所でしょう。Iで6割、IIで7割以上確保したいところです。

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取材協力:株式会社学究社
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