併設の普通高校を持たず、充実した校内指導で全員が高校受験に臨み顕著な成果を挙げている武蔵野東中学校。昨年度卒業生(60名)の進学先は、国立の筑波大附属駒場、都立の日比谷、西、国立、八王子東、私立の早大学院、早稲田実業、早大本庄学院、明大付属明治、中大附属ほか。
中学時代こそが人生の基礎となるという考えから、学習と心の両面から全人格的に伸ばす教育を実践。1クラス約30人程度の小規模の学校ながら、教員の数は生徒7人に対して1人の割合で、1年次から英語と数学、また3年次では5科と論文の授業を習熟度別のグループ編成で少人数制のきめ細かい指導が行われています。特に英語には重点をおき、英語検定では3年次には全体の4割が準2級以上を取得。またオリジナルの『プランノート』により、学習の自己管理力を身につけていくことも大きな特色です。
独自の科目として設けているのが『生命科』の授業。生命科学、命の尊厳、死生観、将来観など幅広く3年間のカリキュラムを組んでいます。また武蔵野東学園の教育方針の特色として普通学級と自閉症児学級の生徒が、クラスを別としながらも学校生活を共に過ごす「混合教育」(自閉児クラスは別入試、別課程)が行われ、普通学級の生徒は日々の学校生活において障害のある友達から多くのことを学んでいます。
また行事や部活動はたいへん盛んで、部活動では体操競技部、陸上部、ダンス部が近年、全国レベルの入賞をしています。
受験に向けては3年次の特別進学学習など校内指導は万全。高校受験をするメリットは、第一には15歳となり十分な体力をもち精神的な成長を経た上で、自分で将来を考え判断していけること。自立を経てチャレンジする、武蔵野東にはかけがえのない3年間が存在します。