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学校特集2010 第1回 春一番!校長、わが校の魅力を語る!
日本橋女学館中学校・高等学校

春一番!わが校の魅力を語る!

学校特集2010 第1回
校長特集

日本橋女学館中学校・高等学校

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本校は明治三十八年に日本橋区教育会が「質実穏健」の学風のもとに地域の女子教育を振興目的に、当時から日本の商業・経済の中心であったこの日本橋の地で開学されました。建学の精神「質実穏健」とは「真面目に学習活動に取り組み、優しく思いやりの心を大切にし、心身ともに健康であることを目指していく」ということです。以来百余年の間、この建学の精神は絶えることなく受け継がれ、昨年4月に都立戸山高校から揚村校長を迎え、時代の流れに即した新しい息吹を吸収しながら発展してきました。

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揚村校長からのメッセージ

日本橋女学館最近、福沢諭吉の『福翁自伝』を読み直しました。『福翁自伝』の中で福沢諭吉が、若い人たちに七か条の心訓を残しています。心訓とは心して守るべき人生訓です。
心訓の二番目に、「世の中で一番みじめなことは、人間として教養のないことです」という件があります。教養というのはすなわち、知性のことです。本校は「知性」を高めることを教育目標の基本理念の中に掲げておりますが、「知性」とは、「人生を生きていく上で必要な、学問、知識、教養」です。

知性を修めるためにはどうすればよいか。まずは基本的生活習慣をきちんと身につけ、目標を常に高く置き、正しくものを見、考えるよう努めなければなりません。目先のことだけを見て自堕落な生活をしている者には知性は身につきません。大事なのは知性を身につけようとする意欲です。
学ぶことの目的は、人格、識見を向上させ、人として成長していくことです。学校を卒業したら、それで一段落ということではなく、むしろそれからが本当の「学び」です。特に、今日のような社会を生き抜くためには、様々な知識や技能を身につける必要があります。
福沢諭吉の言葉は、ともすると怠け心を持ちやすい私たちに、無言の激励を与えてくれています。一日一日を大切に勉学に打ち込み、夢と希望を実現するために成長していってほしいと願っています。