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学校特集2010 第1回 春一番!校長、わが校の魅力を語る!
女子聖学院中学校・高等学校

春一番!校長、わが校の魅力を語る!

学校特集2010 第1回
校長特集

女子聖学院中学校・高等学校

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女子聖学院中学校・高等学校朝のチャペルにパイプオルガンの調べが流れ、生徒たちが静かに入場してきます。讃美歌を歌い、聖書を読み、先生が語りかける言葉に聞き入り、皆で共に祈りを捧げます。女子聖学院が104年間一日も欠かさず守り続けてきた時間、それが礼拝です。私も女子聖学院の中学高等学校生徒の6年間、旧講堂(1986年まで)で今の生徒たちと同じように礼拝を守りました。また、今と同じように英語礼拝も行われており、いくつかの讃美歌や「主の祈り」をいまでも英語で覚えています。

多くの卒業生の心を支えてきた礼拝と同じように、女子聖学院では伝統を重んじ大切にしてきているものがたくさんあります。制服は1933年から変わらず同じ型のセーラー服を着用しています。「女子聖学院の歌」(校歌)は1936年に作詞作曲され、生徒たちに歌い継がれてきました。修学旅行は「平和」を柱の 1本に据え、1954年から長崎を中心に学びの旅として行っております。一つ学び舎で学んだ40歳も50歳も年齢の離れた先輩たちと、同じ制服を着、同じ場所で体験したことを話し合えるということはすばらしいことだと思います。

創立以来3回の校舎改築が行われ、学び舎の思い出は変化していますが、女子聖学院の卒業生たちは、共通してスクールモットーの「神を仰ぎ 人に仕う」が自分の生き方の基本になっています。卒業として女子聖学院のバトンを受け継いで、若い生徒たちと心を通わせつつ、学びの道を進む一人一人に寄り添っていきたく思います。

大野碧