本校では、学力向上のみならず、将来社会に出てからの職業観、社会観を持たせる「夢教育」に力を入れています。「夢教育」の具体的内容として、株式会社の立ち上げや農業現場の体験、あるいは、社会で活躍する様々な職種の方々から世の中の姿や社会の諸問題についてお話しをうかがう「夢達人ライブ」などが挙げられます。このような経験を通じて、将来社会に出て活躍する自分の姿を「夢」として思い描くことができます。その「夢」に至る道のりを計画化し、実現に向けて日々努力すること、これが郁文館夢学園の生徒の毎日の生活となります。
文化祭や入試説明会、学校見学を通じて本学園の実際の姿をご覧になり、「夢教育」に納得し、期待して受験する受験生が多いのが本学園の特徴です。中学入試・高校入試ともに、今年の入試ではこの傾向がますます強くなったと感じられました。
また、今年の入試は、明治22年の創立より約120年間続いた男子校の歴史に幕をおろす入試でもありました。平成22年度入試からは、いよいよ共学校としての募集が始まります。
共学化に向け、現在、新校舎の建設を進めています。新校舎では、すべての教室にプロジェクターを備えパソコンを使った授業ができる他、書道室・美術室・理科実験室には天井カメラを備え、先生の筆さばきなどを生徒が見られるようにするなど、たくさんの知恵と工夫が活かされています。
来年受験する皆さんが入学するころには、蔵書3万5千冊を収める2フロアの図書室、可動式座席を備える多目的講堂、有機野菜が食べられるランチルームも完成します。
男子はもちろん、新たに入学する女子の皆さんも安心して学園生活を送れるよう、共学校としての準備も着々と進んでいます。
6月6日(土)午後2時より共学化説明会を行います(予約・上履き不要)。新校舎完成と共学化で新しい一歩を踏み出す郁文館を、ぜひ一度ご自身の目でお確かめください。