本年度卒業生数:188人
国公立大学
おもな私立大学 合格者数
医学部合格者数
(3/24現在) |
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桐蔭中等は「中学校の教員が高校まで持ち上がる」のではなく、「受験指導経験を持つ教員が中学一年から受け持つ」というスタンスに特徴があると考えています。しかし、いわゆるスパルタ的受験指導を中学生のころから“やらせる”という意味ではありません。
大規模校のメリットを活かして多様な志望に対応する桐蔭中学・高校と異なり、中等教育学校は、「国公立大学受験専門コース」であることを明確に打ち出しています。実際に、大学入試センター試験は基本的に全員が受験をします。
今年度の早稲田・慶応の合格者も私大型に科目を絞った結果ではありません。国公立大学を受験しながらの結果です。
桐蔭はたくさんの家庭学習を要求すると言われます。
しかしそれが学校からの圧迫によるもののようにイメージされているとしたら実態と異なります。中学生は学習内容に興味が持てなければ、いくら強制しても、毎日2~3時間の学習などしません。学習内容に興味を持たせる工夫にこそ、教員はもっとも時間を割いています。また指示する家庭学習の内容は前述のとおり、大学受験までを見据えた教科指導にもとづきます。
その結果、通塾は不要になり、クラブ活動に存分に打ち込めるということになります。
もともと社会の中心を担う人材を育成することを目標とした桐蔭学園の中でも、中等教育学校はその目標をより明確にして「真のエリートの育成」をうたっています。それは「一流」と呼ばれる大学に進学する者には、それなりの社会的責任が伴うはずだという考えにもとづきます。東大や早稲田・慶応大学の学生が、皆、自分だけの小さな幸福のために人生を生きるようになってしまっては、社会にとっての大きなマイナスです。ですから、中等では低学年のころから、「文句を言う側ではなく、言われる側になりなさい」「人に喜んでもらえることが一番の幸せである」というスタンスで人格教育をしています。