本学園の創立者人見圓吉・緑夫妻は、偉大な教育者でもあったロシアの文豪トルストイのヒューマニズムに満ちた教育感に共鳴して、本学 園を設立しました。トルストイの精神を受け継いで、愛と理解と調和に満ちた人間を育む教育を実践したいという想いが「世の光となろう」ということばに込められています。それを受けて本校は「目あてをさして進む人」「まごころを尽くす人」「からだを丈夫にする人」という三つの目標を掲げています。50年以上の伝統を誇る昭和っ子の研究(総合学習)、共同生活から多くを学ぶ宿泊行事、先進的な英語教育 やコンピュータ教育、興味を広げるサークル活動など独自の教育を展開し、子どもの「からだ」「こころ」「知恵」をすこやかに、すくすくと伸ばします。
小学校生活の6年間は「人」としての基礎をつくるとても大切な期間です。本校では学習面だけではなく、心とからだがバランスよくすこやかに成長していけるよう、一人ひとりの児童とむきあい、きめ細かく指導していきます。学びながら「知る楽しさ」を体験していく中で、子どもたちは自分自身の可能性を見いだし、自分を活かせる大きな未来へと歩んでいきます。
人を理解し、尊重するには、より良い人間関係をつくろうとする姿勢が必要になります。相手の話に集中して耳を傾け、相手の伝えようとしていることを理解しようとする姿勢を育みながら、同時に自分からも情報や意志をより正確に、より効果的に、より繊細に伝えることのできる能力を育てなければなりません。本校では「伝え合うことば」をカリキュラムの中心に据え、すべての教科指導、生活指導が「世の光となろう」という学園目標に向かって進められています。