早期からの使える英語対策が、将来の可能性を広げる!

お茶の水ゼミナールイメージ

長引く不況の中、大学卒業者の就職率が低下する一方で、経済のグローバル化が加速し、日本企業の海外進出、外国人採用の増加が顕著になっています。現在、広く国際舞台で活躍できるグローバル人材が求められていることは明らかでしょう。

昨今注目されている「東京大学秋始業全面移行の構想」についても、海外主要国の大学と比べ、東京大学を含む日本の留学生比率がかなり低くなっていることへの危機感があるのです。こうした現実を背景に、国内大学でも、授業をすべて英語で行い、在籍期間中の海外留学システムの整った大学が注目を集めています。

これらの大学を志望する生徒にとっては特に、海外大学は選択肢として大きな意味を持つでしょう。将来の活躍の場を考えれば、他分野を目指す生徒にとっても、海外大学進学という選択は決して無縁とは言えません。

海外大学と国内の大学の併願を考えるとき、まず、海外大学の出願・受験システムが日本の大学と異なっていることを理解しておくことが必要でしょう。一番大きな違いは、海外の大学受験は、実際に大学に出向いて試験を受けるという形でないことです。国によって、また大学によって異なる点はありますが、基本的に合否判定は出願書類による審査となります。セミナーでは、アメリカの大学受験に必要な書類を具体的に提示(表1)しながら、説明がなされました。日本の大学が教科の学力によって審査されるのに比べ、米国では「学力+人間力」の総合判定であるところが特色です。高校での成績だけではなく、課外活動などへの取り組み、何らかの特技や実績などで個性をアピールできれば有利だと言います。学力面では、やはりTOEFL(※1)、SAT(※2)で高得点を取ることのできる英語力がポイント。

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TOEFL、SATは受験回数が複数回ありますので、着実に得点アップできるよう、計画的に学習を進めていく必要があり、このことが同時に、日本の大学受験準備と重なってくることは見逃せないと、セミナー講師は強調します。アメリカの名門校のTOEFLについての要求スコアは100以上、海外大学を視野に入れた英語学習をしていれば、十分に日本の難関大学に合格できる英語力が身につくと言えるでしょう。また、国内難関大と海外大の併願は入試スケジュール的にも十分可能であると言えます。(表2
例えばアメリカの大学入試スケジュールは、場合によっては年内に合否結果が出るなど、日本の一般入試よりも総じて早く動き出します。海外大を併願しても国内入試に影響が少ない、また海外大入試の結果を見てから国内大の出願をもう一度見直せるなどメリットもあります。 国内で海外併願を狙う方が増える理由の1つといえるでしょう。

いずれにせよ、大学受験において、英語重視の傾向は顕著ですので、英語力が受験の合否に関わる比重が高く、英語に強ければ合格可能性が高まることは言うまでもありません。

国際社会の中での日本の地位が低下し、国自体にエネルギーが足りないと言われる現在、広く海外に目を向けた進路選択の中で、お子さま方が将来を担う人材として大いに活躍できるよう、早期から準備、検討をしてみてはいかがでしょうか。

※1.TOEFL
世界180ヶ国8000以上の大学・大学院が留学生の入学審査に用いる国際的テスト。インターネット受験によるテスト(iBT)で英語コミュニケーション能力を測る。
毎年複数回実施。スコアは2年間有効。
※2.SAT
進学に適した学力を測るアメリカの全国共通試験。一部の難関校では留学生も必須。読解・数学・論述の書くセクションからなるテスト、および科目別テストの2部構成。
実施月は1・5・6・10・11・12月。

表1 海外大出願(受験)の必要書類
表2 海外大併願スケジュール(高校3年)
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