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高倍率受験を終えて

Aさん:麻布中学合格者の保護者
Jさん:女子学院中学合格者の保護者
Kさん:開成中学合格者の保護者

――難関中学への合格、本当におめでとうございます。
AさんKさんJさん:ありがとうございます。

――例年より高倍率となりましたが、受験を終えてみていかがでしたでしょうか。

Aさん:暗記の苦手な子でしたが、好奇心だけは旺盛で、普段から新聞やニュース番組を見ていたので、自然と知識の幅が広がって、何とか突破できたのだと思います。

Jさん:うちの子も様々な出来事に興味をもっていましたね。特に朝日小学生新聞をずっと読んでいました。また、塾から帰ってから、夜のニュース番組も必ず見ていました。

Kさん:うちの子どもも昔からニュース番組をよく見ています。新聞では特に「ニュースがわからん!」(朝日新聞朝刊:火曜日から土曜日)を読むのが好きで、子どもが私たちに解説してくれることもありました。



合格者に共通の習慣とは?

――難関校に合格するのは、やはり知的好奇心が旺盛なお子さんなのですね。意識して様々な情報に触れられるような環境づくりをされていたのでしょうか。

Jさん:夫が毎日隅々まで新聞を読んでいて、その姿を小さい時から見ていたせいか、いつの間にか新聞を読むようになっていました。今では、夫とニュースや政治についてよく話をしています。その影響か、将来、新聞記者になりたいと思っているようです。

Kさん:子どもに「ああしろこうしろ」と押し付けるようなことはしませんでした。気がついたら、家にある新聞を勉強の合間に読むようになっていましたね。

Aさん:私の家では、親子で新聞やニュース番組を見て、1日1テーマだけでも世の中の出来事について会話をするよう意識していました。最近では、子どもが好きな「しつもん!ドラえもん」(朝日新聞に毎日連載。1面に問題、中面のどこかに答えと解説を掲載)の記事を一緒に探しながら楽しんでいます。

「習慣」が大切なポイント

――普段から新聞・ニュース番組などで、世の中の動きに触れる「習慣」がポイントになっているようですね。

Aさん:今年の入試では、「戦後から現代にかけて、女性の生き方がどのように変化してきたか」を論述させる出題がありました。女性の社会的地位に関する記事を読んでいたので、リラックスして解答できたと喜んでいました。習慣的に新聞を読むという、普段の積み重ねのおかげだと思います。

Jさん:うちでは、朝日小学生新聞の「ニュースあれこれ」をスクラップして読み返していました。受験対策よりも、その時々の旬な話題に興味を示していました。

Aさん:私も、受験勉強に縛られずに幅広い視野を持つことが重要だと思いました。与えられた知識を詰めこむだけの勉強では、子どものモチベーションも上がりませんし、精神的負担が大きくなるのではないでしょうか。

――来年度の受験を控えたご家庭へアドバイスをお願い致します。

Aさん:「勉強しろ」と子どもにプレッシャーをかけないことが大事だと思います。

Jさん:私も適度な距離をおいて優しく見守ってあげるような環境を作るのが良いと思います。

Kさん:私もうるさく言ったのは体調管理くらいです(笑)。受験だけを意識して熱くなりすぎず、子どもを信じることが大切だと思いました。

(取材協力:ジーニアス)



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