掲載期間 2007年4月1日〜4月30日 |
ご入学・ご進学おめでとうございます。4月からは新学年。この春からいよいよ中高一貫校生となられるお子さまをお持ちの方も多くいらっしゃるかと存じます。 入学してからあっという間にやってくる、1学期の中間試験。もちろん点数も重要なのですが、それ以上に重要なことは「一夜漬けで誤魔化さない」ということです。 どの中高一貫校にも、日頃の予習・復習をおろそかにしてしまいがちになり、定期テストを一夜漬けで乗り切ってしまう生徒さんが、多かれ少なかれいらっしゃいます。中学入試で勉強への集中力が鍛えられている生徒さんたちは、一夜漬けでも点数を取れてしまうがゆえに、生徒さんもご本人も保護者さまも安心してしまいます。しかし、一夜漬けで詰め込んだ知識は決して学力として定着しません。 一夜漬けでテストの点数を伸ばすのは、いわばその場しのぎのドーピングのようなものです。学年が進むにつれ、英語・数学・国語の主要3教科は一夜漬けではカバーしきれなくなっていきます。そうなれば、基礎的な内容を中1段階から立ち戻ってやり直すことになってしまい、それをきっかけに学習への意欲を失ってしまうということにもなりかねません。 定期試験は、日々の学習の定着度を測るためのテスト、そして英・数・国は地道な積み重ねで勝負する科目。前日になってあわてて一夜漬けを行うのでなく、定期試験の2週間程度前から事前にしっかりと計画を立て、総まくりの復習で弱点を無くすことこそが肝要です。 中高一貫校は、一般的な公立中学と比べて速いペースで学習が進んでいきます。そのペースについていきながら、それを着実に学力として定着させるためにも、一夜漬けに頼らない理想的な定期試験対策について今一度お子さまとご確認いただきたく思います。 |
“スケジューリング”とは、テスト対策として計画を上手に立てることだけでなく、アクシデントがあったときに計画を調整することや、テスト中の時間配分を考えるなど時間の使い方全体を指しています。スケジューリングが上手にできていないと、せっかく努力してかけた時間がムダになったり、手遅れになったりして、結局時間の面だけでなく、気持ちの面でもマイナスになってしまいます。 |