小学生のための理科実験教室 サイエンスクラブ TOPへ 原体験で触れた子どもたち〜遊びながら学ぶとは〜 大切なことは原体験〜机の上で理解する前に 「学び」をはじめる前に〜学校が始まる前にしかみえないもの〜
げんたいけん(原体験)

インターエデュズアイ 〜机の上で理解する前に〜

1990年代に子ども達の理科離れを指摘する声が上がってから10年以上が経ちました。1992年度より、小学校1・2年生で理科と社会が廃止され「生活科」が実施されています。生活科を通じて科学的な視点を養うことは難しく、理科離れはますます加速されるのではないか? と危惧されています。

インターエデュは、理系科目強化の重要な要素の1つに、「幼少時から自然界のさまざまな現象の面白さに触れること」が挙げられると考えています。 机の上で学ぶ「知識」は、お子さまにとっては無味乾燥なものに感じられ、すぐに頭から消えてしまうかもしれません。しかし、実際に五感を働かせながら実感した「経験」は、好奇心あふれるお子さまにしっかりと吸収され、将来しっかりと論理的・科学的な思考ができるようになる素地となっていきます。

私たちの身の回りは自然科学に満ち溢れています。それぞれの現象に疑問を持つことによって、自発的に理科的、科学的な考え方は身につくのです。この「考えるプロセス」は科学だけではなく、生きてゆくうえで大きな力になることでしょう。

そこで、お子さまが理科に対して興味・関心を抱くきっかけとなる「自然科学に触れる原体験」をテーマとした理科実験教室をご紹介します。

 

越澤課長

大切なことは原体験〜いまのこどもはいそがしすぎる〜

いまのこどもはいそがしすぎる

いまのこどもを取り巻くスピード感

『いまのこどもは忙しすぎる』・・・はたして今にはじまったことでしょうか。以前から習い事はありましたし、塾、英会話、スイミング等の習い事に通えば、週のうち学校帰りにどこも行かない日は日曜だけ、という子ども時代を過ごされた方も意外と多いのではないでしょうか。
  そして今でもそれは続いています。では、いったい何が昔と違うのでしょうか。それは以前より、すべてのものが安易になってしまったことではないか、と思います。
  食事はコンビ二などで、24時間、簡単に手に入れることができます。情報についても、以前は図書館・書店・電話帳といったもので調べるのが一般的でしたが、現代はインターネットで洪水のように受け取れます。
  対人関係も同じです。携帯電話のなかった頃は、外に出ている人と連絡をとることはとても難しいものでした。今から考えると、待ち合わせは本当に真剣に場所と時間を決めていたような気がします。そして『待ち人来たらず』といった状態も結構あったのではないでしょうか。
  だからといって以前には戻れませんし、それがよいとも思いませんが、生まれたときからそういう環境にいる子どもたちが果たして幸せか、と思ってしまうのです。もしかしたら社会が忙しすぎる、いやスピードが速すぎるのが子どもたちをも忙しくしているのではないかと思ってしまいます。

実物で時間をかけることで生まれる感動

『わからない、どうしてだろう』と思うと、すぐに答えが見つかってしまう。大人もつい、『それはインターネットで調べたら』と、いってしまう。  それはそれでよいときもあるのですが、じっくり本や図鑑、百科事典を読みこなす、つい横道に逸れながら、深いところでその人の知識になっていくといったことがないように思います。勉強まで効率、効率でよいのでしょうか。  その点、実験や実習はまどろっこしいものがあります。細胞分裂の観察の工程を例にあげましょう。 『ニンニクの皮をむく→水につけて発根させる→分裂の盛んな時間帯を見計らってサンプリング→酢酸カーミンなどで固定・染色→45%酢酸であたためる→スライドガラスに出して押しつぶす→酢酸を一滴たらして、カバーガラスをかけて検鏡する』 以上のような工程を踏むと、少なく見積もっても3〜4日はかかります。そこまでやっても鮮明に見えないこともあります。ただ、見えたときの喜びは、なにものにも代えがたいものがあるのです。一見動かないように見える植物も盛んに分裂しながら細胞を増やして成長しているんだ、ということがまさに『実感』できる瞬間です

「実物」にこだわるサイエンス倶楽部

サイエンス倶楽部では実物にこだわります。  鉱物採集でも、化石採集でも、まず『何が採れるのか、みなが採れるのか』が最優先です。全員ができる、を目指して取り組みます。そして、採集できたことから、どうしてとれたのだろう? ここは以前どのようなところだったのか? といったことを学んでいきます。 実験室でも、みなさんにできることはなにか、どこまでできるかな、ということを考え、できる限り自分たちで実験・実習に取り組みます。うまくいかないこと、なかなかできないこともありますが、まずは経験を増やし、次第に理解を深めていきます。理科に興味があれば、『やってみたい!』 という気持ちは誰しも持っていると思います。その気持ちを最大限に刺激しながら、本物を通じて学んでいく。
サイエンス倶楽部はそんな倶楽部なのです。

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サイエンス倶楽部 小学生のための理科実験教室

サイエンス倶楽部 小学生のための理科実験教室
掲載期間 2006年9月29日〜10月31日

取材協力:サイエンス倶楽部
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