都立中682名合格~都立中受検における絶対的な存在enaは都立中合格実績No.1~適性検査分析・最新データ

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enaは都立中で圧倒的な合格実績を誇っています。2016年度入試では都立中682名合格を達成。
都立立川国際中100名(一般枠占有率67%)、都立三鷹中96名(占有率60%)、都立南多摩中95名(一般枠占有率59%)、都立武蔵高附属中83名(占有率69%)、都立富士高附属中64名(占有率53%)、都立大泉高附属中57名(占有率48%)、都立小石川中(占有率32%)、区立九段中等(占有率22%)などでNo.1の合格実績を誇るほか、都立白鷗・両国・桜修館中などでも多数の合格者を輩出しています。

オリジナル教材「パースペクティブ」、適性検査模試、学校別の日曜特訓など、enaならではの指導で今後も都立中志望者を合格へと導きます。ここでは、公立中高一貫校の概要の他、学校別の情報や適性検査分析などを公開しています。ぜひご覧ください。

横浜市立南高等学校附属中学校

基本情報

【住所】

神奈川県横浜市港南区東永谷2-1-1

【電話・FAX】

TEL:045-822-9300

【学校紹介】

横浜市立南高校との併設型中高一貫校として平成24年に開校。横浜市立としては初めての公立中高一貫教育校。

過去入試データ

年度 2013 2014 2015 2016
募集人員 80 80 約80 -
80 80 約80 -
160 160 160 160
応募者数 686 632 563 542
907 706 741 737
1,593 1,338 1,304 1,279
受検者数 653 596 536 524
867 669 714 695
1,520 1,265 1,250 1,219
年度 2013 2014 2015 2016
合格者数 70 78 73
90 82 87
160 160 160 160
実質倍率 9.33 7.64
9.63 8.16
9.50 7.91 7.81 7.62

2015年度 適性検査分析

※以下、各年度の分析は、2015年2月4日に行った分析速報の内容となります。

適性検査I

「新幹線」を題材にした3つの文章をもとに、設問に答える形式でした。問題1~3は文章の内容理解に関する問題で、難易度はそれほど高くありませんが、文章量が多いため、素早く正確に文章を処理する能力が問われました。問題4は、「新幹線新聞」を作成するというテーマで、まず、3つの素材文の中から1つを選択して300~350字で要約をし、それについての自身の考えを、体験と関連させて200~250字でまとめることが課されました。前年度までと傾向が異なり、戸惑った受検生も多かったかもしれません。日頃から、文章全体の要約と、それに関する考えをまとめる練習をしておく必要があります。

適性検査II

大問4つの構成でした。 大問1は図形を使った規則性に関する問題です。
大きい三角形の中に小さい三角形が何個入るかを求める問題で、どのように増えるかを理解することができなければ解くことは難しくなります。規則を見つけ、それを利用できる力が必要になります。
大問2は素数ゼミを題材とした問題です。新聞記事の読解や割合計算、昆虫のからだのつくりなど、1つの大問に難易度も種類も異なる問が収められています。全体を通しても言えることですが、解答する問題を取捨選択する、時間配分の意識の高さが問われます。
大問3は問題に指定されたルールや操作を行い問題に答える形式のものです。
与えられた情報から、場合分けをして考えられる解答を考えなければならないので、深い思考力が必要になります。問題文にスペースが多くあるので、図や表を実際に書き、正しい答えを求める必要があります。
大問4は季節による高さのちがいについての問題です。一日の太陽の動きや影ができる方位について考える問題、南中時刻を求める問題が出題されています。小学校レベルの理科について基本的な知識があれば十分に解答できる問題でした。大問1から3のような複雑な条件や資料は出てこないため、大問4で確実に得点できることが合格のために必要です。

適性検査III

大問4つの構成でした。大問1はバス・電車の時刻表や料金表、地図などの資料を読み取り、目的地にいく方法や費用などを答える問題でした。複数の資料から必要な情報を読み取り、整理する力が求められます。大問2は選挙について、会話文や資料をもとにわかることを答える問題でした。公民分野の知識を答えさせる問題が出題されました。大問3は、リモコンの操作についての資料をもとに細かい作業をする問題でした。比較的易しい問題ですが、短時間の間に正確に作業を進められる力が必要です。大問4は、体力テストのデータをもとに資料の特定や照合をする問題でした。また、文章中の空欄に13字~20字で記述する問題が出題されました。

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2014年度 適性検査分析

※以下、各年度の分析は、2月3日検査当日に行った分析速報の内容となります。

適性検査I

今年度のテーマは、「読書の大切さ」です。

問題1から問題5までの5問で構成されています。一つのテーマについての複数の文章を読み、意見の違いを読み取る、という狙いは初年度から一貫して変わりません。しかし、今年度は、2つの文章に2つのグラフが加わり、計4つの資料から意見やデータを読み取る問題が出題されました。問題1では、「4つの資料の集め方について」という問いが出るなど、例年にない出題も見られました。しかし、問題1から4は、それぞれの資料の要点を明確に理解し、問いに正対して解答することができれば十分得点することができます。問題5は450字以上500字以内で書く意見文(作文)です。「現代の小中高生の読書の特徴と読書の大切さ」という題名で書きます。注意事項として、段落構成の指定、2人の筆者の意見の引用(1つ以上)、2つのデータに対する指摘(1つ以上)などがあります。条件をふまえて書くためには、それぞれの資料のどの点を引用・指摘するのかをはっきりさせることが必要です。また、必要に応じて自らの体験を紹介することで、意見に説得力を持たせることができます。条件を守りながら、読み手に具体的に意見を伝える、という二つの点に注力しなければなりません。

適性検査II

昨年度は5つの大問(1~3が算数系、4・5が理科系)で構成されていましたが、今年度は1問減り、4つの大問(1・3が算数系、2・4が理科系)での出題となりました。
大問1は、1から7までの数字を使っていろいろな整数をつくる問題です。算数の知識の有無が解答に影響することはありません。しかし、素数についての出題が見られるなど、整数をはじめとする数字全般に関する問題に慣れ親しんでおく必要があります。また、「1~7までの数字をそれぞれ2回使い14けたの整数をつくる」というような出題では、数字の並びに厳密なルールが与えられるため、論理的に考えを進めていく必要があります。
大問2は、ミツバチの生態・特徴を、平面図形と関連させた問題です。例年の理科系の問題同様に、会話文や図を多用した出題となっています。長さが同じひもでつくった多角形の面積、会話文にあてはまる言葉、ミツバチの動きの作図というように、理科の単元を基本としながらも、一つの大問の中で非常に多様な力を試しています。必要な情報を会話文から読み取る速さと、小問ごとにリンクさせる資料を見つける速さが求められます。
大問3は、直方体の積み木を使った立体の問題です。立体の表面にひいた直線の長さを求める問いでは、計算例が示されています。この例を使わずに解答できることが時間短縮のためには必要です。また、積み木の組み合わせでできる直方体の種類についての問いでは、数え漏れや重複を避け、効率的に考えていくことが鍵となります。また、ある問いに正解しないとその次の問いには答えられないという出題もあります。時間配分を適切に行うことが肝要です。
大問4は、食塩水の重さと体積の問題です。多くの受検生が苦手とする分野ですが、細かな知識は要求されていません。表から必要な情報を読み取り、素早く割合計算に持ち込めるかが勝負となります。3つの表が示されていますが、問題文から、表のどの数値が必要なのかを見つけ出す力が求められます。

適性検査III

例年通り、一般的な適性検査問題よりも知識を必要とする問題が出題されていますが、昨年・一昨年と比べ、資料やグラフの読み取り問題や計算問題等思考力を問う問題が多く見られました。
大問1は、「水」をテーマにした問題が出題されています。問題1、2はグラフや説明文から読み取れることを考える問題、問題3は、水道の料金について表をもとに正しく作成したグラフを選ぶ問題と表をもとに水道料金を計算する問題でした。問題4は、仮想水についての問題で、こちらも表の数字を基にした計算が中心でした。問題5は14~20字の記述問題で、記述は昨年同様この1問のみです。
大問2は、世界地理の問題で、問題1では、複数の地図から会話文の中で述べられている正しいルートを選ぶ問題、問題2は、アメリカの農業、地形、気候に関する問題、問題3ではイタリアと日本の時差の問題が出題されました。例年、日本地図に関する問題が出題されていましたが、今年は、世界地図の読み取り問題が出題されたため、動揺した受検生も少なくなかったのでないかと予想されます。
大問3は、横浜市の歴史に関わる問題です。問題1、2では、1980年、2000年、2012年の港南区の人口ピラミットについての読み取り問題、問題3では、現代の横浜市の地図と江戸時代、奈良時代の地図を比較した問題が出題されました。問題4は、横浜市の歴史について書かれたメモを時代順に並べる問題でした。横浜市の歴史に関する問題ですが、学校で学ぶ程度の日本史の知識があれば解答できる問題でしたので、比較的正答率は高くなると予測されます。

ボーダーライン

適性Iでの出題形式の変化、適性IIでの大問数の変化、適性IIIの総問数と計算量の変化などが、合格最低ラインに影響を及ぼすと考えられます。適性Iの意見文(作文)で、3年目にして初めて「自分の体験」について記述することを条件に入れませんでした。対策をしてきた生徒でも、構成のバランスで頭を悩ます点だと考えられます。
また、適性IIIの総問題数は10題ほど減りましたが、グラフの作成がなかったことや計算量が増えたこと、知識分野が減少したことが特徴的です。
全体を通して難易度は上がったように思えます。しかし、倍率がやや下がったことを鑑みて、昨年度の合格最低ラインと同様に50%がボーダーだと考えられます。

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適性検査分析(2013年度版)

適性検査I

適性検査Iは、国語と作文の問題です。問題1~3は国語、問題4は作文です。
初年度である昨年は、「生態系」をテーマに2つの文章を読み、それぞれの筆者の主張を読み取る問題でした。今年度は、「身の回りの言葉づかい」をテーマに4人の意見を整理して要旨を読み取る問題になりました。単純な二項対立に着目するだけではなく、各人の意見の細かなグラデーションを汲まなければなりません。問題4では、4つの意見から2つ以上を取り上げ、自らの体験と関連させた意見文を書きます。

適性検査II

適性検査IIは、5つの大問で構成されています。1~3は算数分野、4・5は理科分野と、問題ごとの求められる力は明確です。1は立方体を使った図形の問題、2は数列を使った数論の問題、3はある金額を支払う際の硬貨の組み合わせを考える問題です。4は豆電球とLED電球を取り上げた電気の問題、5は日食と月食についての天体の問題です。
算数・理科分野ともに、私立中入試にも通じる単元学習の定着が合否の分かれ目と考えられます。また、理科分野では、金環日食・月食など、時事的な話題からの出題があったことが特徴的です。

適性検査III

基本方針では、「図や表・データなどで表された情報を読み解き、そこから得られる情報を理解する力をみる。」と発表されていましたが、昨年と同様、一般的な適性検査問題よりも地理や歴史の知識を必要とする問題が散見されました。
大問1は世界遺産に関する問題、大問2はレモンの生産と輸出に関する問題、大問3は横浜の歴史に関する問題でした。大問1では、昨年に引き続き、日本地図をみて県の場所、地方名を答える問題が出題されました。記述は、大問3の問題3で出題された10字~15字以内のものが1問のみです。その他は、図表を読み取ることで答えを1つに絞る形の問題と、計算問題、知識問題に大別できます。問題の難易度は決して高くはありませんが、全体的に問題文が長く、資料数も多いため、短時間で問題内容を把握し、資料を読み取る力が必要であると考えられます。

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