医・薬・理の3学部を擁する理系総合大学東邦大学の付属校。建学理念「『自然・生命・人間』の尊重」のもと,「リベラルアーツ型」のカリキュラムを展開。リベラルアーツとは大学で言うところの教養科目のことで,早い時期から受験科目に特化せずに文理のバランスのとれた幅広い知識と教養を学びます。その結果,文系・理系とも国公立大学受験に強くなっています。高入生は高一では付属中生とは別クラスで高二から合流。その高二では,選択科目(物理or英語・古典)で文理分けを行ない,同一クラスに文系・理系が混在します。高三で文理コース別クラスとなり,例年理系7クラス,文系3クラスの割合。理系のうち3割が医歯薬獣医(6年制)を志望します。
「プロセス重視」の考えから,高三1学期までに主要教科の中高6年分の学習内容を終了するという「東邦型早期完習」を展開。急ぎすぎず詰め込みすぎずに,演習・実験を繰り返しながら深く学びます。理科などは中高で7つある実験室をフルに使って実験とレポートに取り組みます。2学期からは志望別講座制授業(英数で国公立向け・難関私立大向けなど)を展開。
授業のほかにも,夏期・冬期休業中に希望制講習・指名制補習を実施。普段も7限には特別課外講座や指名制補習をとフォロー態勢を整えています。授業の発展として「自分探し学習」-「読書マラソン」・「文学散歩」・「英語リーディングマラソン」・「数学トレーニングマラソン」・「社会科博士号」なども実施。インプットに終始しない豊富なアウトプットの機会を通して,知識の深化・総合化により「学ぶよろこび」を感じることができます。
進路学習では大学の付属校ならではの「学問体験講座」があります。Ⅱ期・Ⅲ期は著名大学の出張講義ですが,Ⅰ期は歩いて5分の東邦大学での大学のスタッフの指導による実験。中学生のうちから高度な学問の入り口を体験し,研究者やエンジニアの擬似体験ができます。