学科試験だけではなく、志望理由書や面接、小論文などを中心に選抜を行うAO入試・推薦入試の存在は、多くの方がご存知かと思います。
ペーパー試験で選抜を行う一般入試と対比され、一芸入試とも呼ばれるAO入試・推薦入試は、一部で「アホでもOK」入試の略だなどと言われることも……。しかし、実は、それは大きな誤解に基づく偏見。そんな誤解をしていては、大きなチャンスを見逃してしまいます。受験は情報戦!正しい知識を身につけて、可能性を広げましょう。
そもそもAO入試・推薦入試とは、一般入試では測れない個性や能力、意欲・可能性のある多様な人材を発掘する入試で、各大学・学部が「求める学生像」を掲げ、それに合致する学生を採るため、様々な方法で選抜を行っています。
「AO入試・推薦入試に学力は必要ない」と誤解されがちですが、各大学のAO入試・推薦入試の選抜内容を見ると、入学後に必要となる学力を何らかの形で確認している場合がほとんど。むしろ丸暗記中心の知識詰めこみ型の勉強では、到底対処できない、「本質的な学力」が求められているのです。
「偏差値」という評価基準が日本にしかないこともご存知でしょうか。アメリカなどは、全ての大学入試がAO入試です。AO入試・推薦入試でよくある「プレゼンテーション」「グループディスカッション」の力を、日本では、それは学力ではないと考える人も多いようです。では、ハーバード大学の学生は、「学力」が低いのでしょうか?世界のリーダーを輩出しているわけですから、実戦的な教養値に秀でていることは明らかです。
このような、根本的な学力観を広い視野で見直しながら、一般入試とAO入試・推薦入試、それぞれの制度の特徴を知り、賢く使って、自分に合った受験方法を見つける。これが、悔いのない大学受験を行うために必要なことだと言えるでしょう。
国際社会における日本の競争力は低下していく一方。「技術力」という一面においても、中国や韓国に地位を脅かされているというのが現状です。日本社会が質的転換をはからなければ、世界で生き残っていくことはできません。そして、そのために急務とされるのは、グローバル人材の育成なのです。AO入試・推薦入試の定員枠を拡大したり、新たに導入したりといった、入試における各大学の変化は、「国際社会のあらゆる分野で活躍できる人材を育てなければ」という、現実の危機感に基づいたもの。東京大学の秋入学移行でも、受験競争で染み付いた点数至上主義の見直しが大きなテーマとなっており、AO入試を大幅に導入した東京工業大学と同じ方向性にあるのです。
今や早慶上智はもちろん、私立大のほとんど全て、国公立大でも約9割を超える大学がAO入試・推薦入試を実施しているのが現状です。AO入試・推薦入試について知らなければ、これからの大学受験を乗り切っていくことはできないと言えるでしょう。
それでは、AO入試・推薦入試を見据えた受験対策をしていくにはどうしたらいいのでしょうか? そのヒントが、先日発売された、「週刊ダイヤモンド」の塾・予備校特集にありました。我々は、そこに載った早稲田塾のAO入試・推薦入試の合格実績に驚かされました。衝撃を受けたと言ってもよいでしょう。インターエデュでは今回、AO入試・推薦入試の特集を行うにあたり、早稲田塾に注目することにしました。
早稲田塾は、下表のように早慶のAO入試・推薦入試で多数の合格者を輩出。さらに、中央大学、立教大学までAO入試・推薦入試で圧倒的なシェアを占めています。
実際、早稲田塾のAO入試・推薦入試プログラムは他の予備校とは一線を画しています。その最大の特徴が、生徒の将来のビジョンをケア・スタッフが一緒になって構築し、その為にどの大学で何を学べばよいのかを見つける「進路発見指導」をカリキュラムの根幹に据えているところ。設定された目標に向けて、「AO入試・推薦入試特別講座」などで、論文や討論に必要な力を養っています。
音楽CDの売上ランキングでお馴染のオリコン、実は塾・予備校をはじめ全33業種の顧客満足度(CS)ランキングを独自に発表していることをご存知ですか?
数ある大学受験のための塾・予備校の中、オリコン調べで6年連続「顧客満足度 総合第1位」に選ばれているのが、早稲田塾なのです。
全塾生が充実した受験生活を送り、現役合格を通して将来への第一歩を踏み出すために、早稲田塾はあらゆる状況に対応できるカリキュラム、環境づくりを徹底しているそうです。その結果が、AO入試・推薦入試での圧倒的シェアと、オリコン「顧客満足度の高い塾・予備校ランキング」において6年間連続で総合第1位、「カリキュラム」「スタッフ」「講師」「情報」「設備」の5部門で第1位という評価につながっているのではないでしょうか。
AO入試・推薦入試と、AO入試・推薦入試を語る際に欠かせない早稲田塾、そして、その顧客満足度、今の大学受験をひもとく際に、外すことのできないキーワードです。
今回、インターエデュでは連載形式でさらにその真実に迫ります!次回以降も是非、ご期待ください!