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昨年の小問9題から8題へと小問数が減り、1問1問の設問の意図が分かりやすくなり解答までの作業量も減ったため、全体の難易度はかなり下がり、逆に合格ラインはかなり高くなるのでないかと思われます。
大問1は割合と面積の計算ですが、面積はたてが全て共通であることに気がつけば、でこぼこの横の長さを合計するだけで済むので時間が節約できました。
大問2はゲームを題材に、書き出す、試行錯誤を通して説明のしかたを考える問題でした。問題2の難易度が高く時間がかかる問題でした。
大問3は意識調査を題材に資料を分析する問題でした。まぎれがまったくないかなり平易な問題でした。得点しておかなければならない問題です。
大問4は宅配便や直方体を題材にした問題で、計算処理能力が問われた問題でした。特に問題2は組み合わせが多く計算量も多くなっているので、時間がかかったと思われます。
難易度は例年とほぼ同じぐらいでした。ただ、課題文の小説がやや易しくなったと言えます。
[1]は、やはり今回も「小説」でした。都立中ではあまり他に例がないのですが、三鷹中は開校依頼、一貫して小説の出題です。
主人公の心理の読解・記述は一筋縄ではいきません。
テーマは「充実感」ですが、そこに至るまでの背景や理由を明確に説明しなければ高得点は望めません。
[2]も昨年と同様、説明文のテーマ要約と作文でした。
こちらはさほど難しくはないと思います。本文中のポイントを正確に押さえてまとめましょう。
昨年の結果をふまえてか、今年の三鷹中の適性検査は全体的に易しくなったようです。昨年は全体の合格ラインが40%程度でしたが、今年は60%程度の合格ラインと考えられます。