家庭教師のトライ インターエデュ

お子さまのやる気を引き出す夏休みの過ごし方

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夏休みにやるべき学習と生活習慣 1対1の指導で確実に伸びる!!その法則は?

夏休みの過ごし方で決まる学習の習慣

「待ちに待った夏休み!」がもうすぐ始まります。 ところで、お子さまの夏休みの学習計画はお決まりですか? 長期の休みと言っても漫然と過ごしてしまっては、あっという間に40日間は終わってしまいます。 しかし、毎日コツコツとした積み重ね学習を、お子さま自身が身につけておけば、今後の学習習慣も安定します。 苦手科目の克服や、基礎単元の総復習を計画的にこなすことによって、夏休みを有意義に過ごせます。 夏を上手に過ごすことにより、秋からの伸び幅は大きく変わってくるはずです。 夏休みの学習が受験を左右する―。言葉では分かってはいるものの、なかなか机に向かえないお子さまも、中にはいらっしゃるかもしれません。 そこで、インターエデュでは近著『伸びる子の勉強法』を出版した株式会社トライグループ専務取締役の森山真有さんに夏休みの過ごし方についてお話を伺いました。


お子さまの(タイプ別)やる気の引き出し方とは?

1973年島根県出雲市に生まれる。95年京都大学経済学部卒業。同年株式会社トライグループに入社。2005年ひきこもりの家族をサポートするNPO法人次世代育成ネットワーク機構理事。2006年株式会社トライグループ専務取締役。株式会社トライグループは、「家庭教師のトライ」を全国47都道府県に展開する。

夏休みの学習へのやる気について

夏休みは、一年で最も学習時間を確保することができる時期です。この夏休みを有効に過ごすことができるかどうかで、その後の学習が大きく変わっていきます。 誰もが、「この夏に苦手科目を克服しよう」「得意科目を伸ばそう」「ワンランク上の実力をつけよう」と決意し計画を作りますが、それを計画通りに実行できる子は、比較的少ないようです。上手に実行できる計画を立てられる子と立てられない子の差は一体どこにあるのでしょうか。
まず、夏休みの計画を立てる段階で、どういう観点を重視するかが一つのポイントとなります。夏に取り組む問題集を決めて、単にその問題集のページ数を日数で割って計画を立てる子をよく見受けます。例えば、漢字を400個覚えようと考えた子であれば、それを40日で割って一日あたり10個ずつ覚える、といった具合です。


また、どのように取り組むかについても、一つの漢字につき10回ずつ書く、ということだけを決めている場合もあります。しかし、この計画の立て方では上手くいかない場合が多いのです。それはなぜなのでしょうか。夏休みには、当然ながら学校の授業がありません。毎日規則的に学習を行う機会がないので、どうしても気が緩んでいきます。勉強をする気力ややる気が下がっていくのは自然なことです。このようなやる気が持続しないときに、「成果が出るかどうかがわからない『やらされ勉強』」ほど苦痛なものはありません。 夏休みという長丁場で、まず計画通りに実行することを考える場合、どれだけやる気を継続させるかがポイントとなります。計画を立てる際には、40日後に成果が出る方法で組み立てることが大切です。さらに、一定期間内に勉強した成果が確認できるイベント(テストなど)を用意することも大切です。 ただ漢字を10回書くだけでは、到底400個の漢字を覚えることはできません。最低、夏休みの間に3回以上は間隔をあけて書く訓練を行うように計画を立てることで、効果的に覚えていくことができるのです。

貴社の「タイプ別」やる気を引き出し方とは?「トライアングル指導体制」とは?

子どもの成績が伸びない、やる気が出ない、こういった悩みを解決する手法の一つに、「性格タイプ別学習法」があります。 子どもに限らず、人間はそれぞれに異なった価値観を持っています。同じ言葉を投げかけられてもそれに対してどのような感情を抱くかは、人それぞれです。同様に、人がやる気を出すきっかけになる「声のかけ方」も異なります。トライでは、エニアグラムと呼ばれる心理学やカウンセリングの世界で成果を上げている性格分類法を過去82万人の指導データにあてはめた結果、ある一定の法則を導くことに成功しました。 これを「トライ式性格別学習法」と名づけ、子どもの性格によって接し方や指導法・学習法まで変えることで、成績向上を果たしていくことができています。

やる気を引き出すきっかけを、性格別に具体例をあげてみましょう。『成功追求タイプ』と呼ばれる子どもは、他人と比較されることにやりがいを感じるタイプです。ライバルを見つけ、その子にテストなどで勝つことにこだわります。逆に『個性派タイプ』の子どもは、他人と比較されることを好みません。誰かを引き合いに出した瞬間に、やる気を 失っていきます。このように、子どものタイプによってやる気の出し方一つとってもその方法は異なります。子どもの性格を的確に見抜き、その特性に合わせてやる気を引き出すことが大切です。 エデュケーショナルプランナーと呼ばれる教育のプロが、ご家庭に専属の担当としてつきます。この担当が、お子さまの性格タイプの診断から目標達成までの指導計画まで、総合的にサポートします。家庭教師に対しても、的確な指示や助言を行うことで、より精度の高い学習指導を実現させることができます。ご家庭、教師、トライのトライアングルの関係こそ、トライで成果の上がる理由なのです。


隆君という中3の生徒がいました。入試まで半年を切った夏休み。5段階評価で2の科目がいくつもあり、学校の先生からも行ける高校はないと言われていました。友達と同じ塾に通っていましたが肝心の成績がなかなか上がりません。塾の中でも一番下のクラスに所属しており、塾の先生からも「おまえは人の3倍頑張らなければ高校に行けない頭なんだから、必死で頑張れ」とあおられていました。「自分は人より馬鹿なんだ…」と落ち込めば落ち込むほど、やる気はなくなり、成績も落ち続けていきました。毎日コツコツ問題集を解き進めていく勉強が嫌いだった隆君は、塾からの宿題もやらなくなってしまいました。


そのような状況でこのご家庭からトライにご相談があったのです。早速性格タイプを診断してみると、『統率者タイプ』と出ました。 現在起きている問題の原因が、この診断により明らかになったのです。まず、このタイプの子どもにはコツコツ毎日同じ勉強を繰り返すことが合いません。短期間の目標を立て、一気に集中力を発揮していくことで学力を伸ばしていくタイプなのです。また、問題集をただ解くのではなく、実際の入試問題やテスト問題などを実戦的に多く解き進めていくことにより、得点力を高めていくことができるタイプです。さらに、今自分がおかれている環境や立場に左右されやすいという特徴もあるため、現状のように塾で一番下のクラスに所属しているという事実だけで、自信を一気に失っていくことになったのです。 そこで、まず塾という環境を取り外し、志望校に向けた新たな学習計画を立てることにしました。その進め方は、基礎からコツコツと積み上げていくというやり方ではなく、あくまでも実戦的な問題に取り組みながら力をつけていくというやり方にしました。こうした方針で学習を進めた結果、成功体験を早い段階で積ませることができ、一気に自信がついて、わずか数ヶ月で偏差値60を超える進学校への合格を決めるに至りました。 このように、子どもに合った手法を取るだけで、結果が大きく変わることもしばしばあるのです。


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取材協力: 家庭教師のトライ
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