家庭教師のトライインターエデュ
お子さまの性格に合わせた学習指導法
トップページ一人一人に最適な合格シナリオを中学受験の「やるべきこと」と「やってはいけないこと」

一人一人に最適な合格シナリオを

1つの成功事例にとらわれない

08年の中学受験も終了いたしました。来春に中学受験を控えた保護者の皆様は、今年の結果を踏まえてさらなる情報収集をされていることかと思います。ただし、ここでご注意いただきたいのは、「一つの成功事例のみを鵜呑みにするのは危険だ」という点です。

あるお子さまの成功事例が、別のお子さまにそのまま当てはまるとは限りません。他者と比較されることで奮起するタイプのお子さまもいれば、萎縮してしまうタイプのお子さまもいます。授業時間の多いスパルタ式の塾が合うお子さまもいれば、家庭学習の時間をたっぷりと確保した方が知識の定着が良いお子さまもいるでしょう。

特に、保護者さま自身の成功事例をそのままお子さまに当てはめてしまうケースが少なくありません。保護者さまが中学受験をされた当時と現在とでは入試の状況がかなり違っています。また、お子さまの性格タイプに合わないやり方をしてしまうケースも考えられます。

塾選び・勉強のスタイル・学習意欲を持続させる方法……合格に至るまでの道のりは、決して一つだけではありません。お子さまの性格タイプを見極めて、お子さまに合った道に導くことが、中学受験における保護者さまの役割だと言えるのではないでしょうか。

「性格別学習法」による中学受験指導法

木村隆広氏

お子さまのタイプに合った学習方法を選択することは、中学受験を成功させる上で非常に重要な要因です。
そこで、以前より「性格別学習法」を導入し、生徒の性格に合わせた学習指導を展開している「家庭教師のトライ」を取材しました。
お相手は、「家庭教師のトライ」教育情報センターの木村隆広氏。


質問

タイプ別表木村氏:ええ。弊社では指導を開始する際には、必ず『性格タイプ診断』というものを行っています。これはお子さまの性格に合わせた最適の指導方法を選ぶためのもので、教師の選抜から指導のやり方まで、性格タイプ診断を参考にして決めています。

質問

木村氏:一人一人に合わせた学習指導を行うことによって、お子さまの可能性を最大限に引き出すことが、我々「家庭教師のトライ」の使命です。それでは、性格タイプ診断に基づいた中学受験の指導法をいくつかご紹介いたします。


双子でも、性格タイプは違う

木村氏:性格タイプ診断による成績向上の成果が顕著だった例として、双子のお子さまで性格タイプが違ったケースがあります。双子のお子さまのうち、一方のお子さまだけが成績が伸び悩んでいるという保護者の方のご相談を受けて、弊社のエデュケーショナル・プランナーがご家庭を訪問しました。「通っている塾も同じだし、双子だから地頭に大きな差は無いはずなのに、どうしてでしょう。」というお話しでした。

質問

木村氏:さっそく性格タイプ診断をやっていただいた結果、成績が良かった方のお子さまは【成功追求タイプ】、成績が振るわなかったお子さまは【個性派タイプ】という結果が出ました。【成功追求タイプ】のお子さまは、人と競争しながら伸びていくのが特徴。一方、【個性派タイプ】のお子さまは、他人と比較されることを苦手としています。

質問

木村氏:ええ。この性格タイプ診断の結果を受けて、我々は二人のお子さまに異なった勉強の仕方をご提案しました。【成功追求タイプ】のお子さまは塾と家庭教師の併用、【個性派タイプ】のお子さまは家庭教師のみの指導という形を取りました。今までは塾のカリキュラムに沿って取り組んでいたので、二人が同じ時期に同じ単元を学習していましたが、今回は学習する単元の時期をずらし、取り組む問題集も別々のものとなるようにしました。

質問

木村氏:そうですね。そうすることで、それぞれが順調に学習を進めていくことができました。また、性格タイプによって、学習を進めていく上での注意点というものがあります。それは、その性格タイプゆえの弱点をよく理解して、学習の仕方を改善していくということです

質問

木村氏:はい。国語について、例をあげてみましょう。【成功追求タイプ】のお子さまは、非常に主観が強いタイプです。こうしたタイプのお子さまは、国語の読解問題を苦手とするケースが少なくありません。なぜかと言えば、主観が強いために、本文の意図する内容や主人公の感情の動きなどを正確に捉えることができないからです。そうしたお子さまに対しては、自分の答えが「主人公の考え」なのか、「筆者の考え」なのか、「自分の考え」なのかなどを区別する訓練を積むことで克服させていきました。逆に、【個性派タイプ】は他人の感情を捉えることが得意なので、このような問題点はありません。

質問

木村氏:その通りです。弊社では、お子さまの性格タイプに合わせて、教師の選抜や適切な指導方法を変えています。この双子のお子さまも、適切な環境を整え、適切な学習方法を取り入れたことで、どちらも志望校に合格されました。

真面目な子・素直な子の落とし穴

木村氏:他の事例について申し上げましょう。ノートをきれいに取る【完璧主義タイプ】や好奇心旺盛な【楽天家タイプ】のお子さまにも、そのタイプならではの注意点があります。

質問

木村氏:はい。確かに、これだけノートがきれいに書けていれば、学習内容が頭の中にしっかりと定着しているだろうと思いますよね。しかし、中には「きれいに書くこと」そのものが目的となってしまい、授業の内容があまり頭の中に入っていなかったり、テストのときには字を丁寧に書くことに時間を取られ過ぎてしまい、時間不足になってしまったりするケースも少なくありません。このように、字をきれいに書くことにとらわれ過ぎて、逆に学習効率を下げている原因になっている場合があるのです。また、テストで完璧を追求し過ぎるあまり、分からない問題に出会うとその問題でずっと悩んでしまい、先に進めないというケースもあります。分からない問題は飛ばして、分かる問題から取り組むといった方法を身に付ける必要があります。

質問

木村氏:そうですね。そういったお子さまに対しては、時間感覚を養うために、問題を解く際に時間制限を設けて常に時間を意識させるように訓練します。そうすることで、字を丁寧に速く書くこと、要領よく問題に取り組むことなどが身に付きます。

一方、【楽天家タイプ】のお子さまの弱点は、好奇心を持てることには集中力を発揮する反面、そうでないものには全く興味を示さないという点です。また、人に指示されることを嫌うこと、指示された内容が自分にとってどれだけ実利があるかが納得できなければ前向きに取り組めないということなどの問題点があります。ですから、目標も自分で決めさせ、宿題も必ず本人が納得する理由を付けて出すようにしています。

質問

木村氏:そうですね。トライではお子さま一人一人の性格タイプを把握し、それぞれに合わせた指導を徹底しており、お子さまの長所を生かし短所を改善していくことで、お子さまの成長をサポートさせていただきたいと考えております。

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