インターエデュ 掲載期間 2006年6月5日〜2006年9月15日
キリスト教男子校の英語教〜4年目の挑戦〜

「ぼくたちの学ぶ『オンリーワン教育』」〜4年目の実践者達

学年全体の英語の成績を高めることに成功している「英語経験者クラス」。
その設立当初から英語既習者として在籍している高校1年生に、これまでの中学生活とこれからの展望について伺いました。

高校1年生インタビュー

中学時代の目標は達成できましたか?
中学生の頃は明確な目標は持っていませんでした。当時の実力に満足してしまっていたといえるかもしれません。
達成できたものとできなかったものがあります。高校生活はもっと気を引き締めて望みたいです。
次の目標を教えてください
A君: 英語をもっと活用することです。テストで点を取るためのものではなく、自分の能力の1つにできればと思っています。身近なところでは、いま読んでいる米国のミステリー小説(原文)を読破することです。
B君: 志望する大学に合格することが一番の目標になります。
中学生の頃と比べて、高校の英語授業に何か違いがありますか?
A君: 文法を覚えることから、熟語を覚えることにウェイトがシフトしてきています。 そして、それらを実際に長文の中で使っています。
B君: トピックを与えられて、自分たちでエッセイを書くなど、より実践的な内容になっています。とはいえ、基本的には中学の頃の延長線上なので、大きな変化はないと思います。
進学先は、どのような方向を考えていますか?
A君: カウンセラーやそれに類する職業について学べる総合大学に進みたいです。まあ、まだカウンセリングそのものを仕事にするかどうかはわかりませんけど(笑)
B君: 商学部や経済学部、もしくは外国語学部(英語系)を志望しています。英語力を活かした職業に就けるような勉強を大学でも続けるつもりです。
最後に、英語学習のおもしろさを教えてください。
A君: 熟語を直訳したときと、一般的に言われている訳を見比べてみると、アメリカ的なセンスがみえてきて面白いです。日本語とは違って曖昧な表現がほとんどない単純明快さ。そんなことを通じて、英語を母国語としている国々の文化を感じることができると思います。語学を学ぶということはそういう面も含んだものではないでしょうか。
B君: 英語を身につけられれば、全世界でコミュニケーションが取れるようになります。日本語しか使えないよりも、確実に自分の世界が広がります。
2004年キリスト教男子校の英語教育

峰田 将学校長インタビュー
英語教育 聖学院の沿革と英語教育 学校生活 ホームルーム、英語授業レポート

2005年続キリスト教男子校の英語教育

峰田 将学校長インタビュー
聖学院の沿革と英語教育
進路主任に訊く, 英語指導者に訊く 僕たちの学ぶOnly One教育

帰国を体験した先生から

現在も昔も、帰国子女の生徒が学校に「溶け込む」ことは難しいこととされています。それにはいろいろな要因があります。生徒がまだ異文化を受け入れる理解がまだ不十分であることや、学校側が帰国生に対しての対応が不十分であることが挙げられます。そのような環境で帰国生がストレスなく学校生活を送ることは容易いことではありません。

私自身も小学校6年時にカナダから帰国しており、公立の小学校に転入し、その後、中学校に入学しました。その中でたくさん文化の「壁」を感じました。考え方、行動、発言の違いに最初は苦労しました。その対策として英語を話せることを隠すという手段を選ばざるをえませんでした。

現在、中学1年C組に何名かの帰国生がおりますが、彼らも様々な経験をしてきました。しかし、聖学院中学校に入学して彼らはとてもいきいきと生活をしています。中学1年C組では当初から帰国生が溶け込めるような工夫を行ってきました。英語を使ってのHRや、帰国生に対して、授業外でも英語で話しかけています。帰国生特有の悩みなどを、同じ経験をした自分自身の視点から、いろいろなアドバイスもしています。「英語力を隠す」という手段ではく、「英語力を発信していく」という手段で自分を主張してもらいたいです。それを通して、他の生徒の英語や海外への興味を引き出し、異文化理解を深めることができ、相互に有益な環境が作り出すことができます。英語を話せることが一つのステータスであること、海外での経験が素直に出せる環境を心がけています。

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新入生の声〜追いかける後輩〜

この4月から聖学院に入学し「英語経験者クラス」で学ぶ中学1年生に、志望動機やこれからの目標について伺いました。

新中学1年生インタビュー

たくさんある学校の中で、聖学院を選んだ理由を教えてください。
齋藤君 いま持っている英語の能力をもっと伸ばして将来に役立てたいと思って、聖学院を 志望しました。
依田君 もともとキリスト教に興味を持っていたので、ミッションスクールの中でも特に 英語を集中的に学べる聖学院を選びました。
スライ君 僕は6年間、日本にあるアメリカの学校に通っていました。そのときに身につけた 英語を、聖学院ならもっと活かせると思ったからです。
中学3年間での目標はなんですか?
C君: 英検準1級を取ることです。
D君: 僕も最低でも英検準1級は取りたいです。
E君: 英検1級を目標にがんばっています。
好きな科目と苦手な科目、その理由も教えてください。
C君: 好き…英語 「もっと喋れるようになりたい」というはっきりした目標が あるからです。
苦手…音楽 音符を読むのが下手なので、なかなか楽しめません。
D君: 好き…英語 テストのたびに英語力が伸びているのが実感できるのはうれしいです。
苦手…社会 「排他的経済水域」など、長くて難しい言葉がたくさんあるのが きびしいです。
E君: 好き…英語・数学 得意な分野がもっと伸びるのは気持ちいいです。
苦手…国語・社会 両方ともよく漢字が出るので苦労しています。
英語を将来どのように使ってゆきたいと思いますか?
C君: 将来希望する職業について、その仕事で海外に出るときに英語力を活かしたいです。
D君: 英語を使って国際的に活躍できればと思っています。
E君: 英語力を生かして海外で働きたいです。
最後に、英語学習のおもしろさを教えてください。
C君: 洋画を字幕なしで見られたり、海外の友達を作ることができたりするのは素晴らしい ことだと思います。
D君: 「話せる」「読める」「書ける」の3つがリンクすると、英語の楽しさが広がります。
E君: 今までわからなかったことを理解できたときの「へぇ〜」や「ほぉ〜」といった 感動が一番刺激的です。
みなさん、どうもありがとうございました。
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掲載期間 2006年6月5日〜2006年9月15日


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