″育てます。科学する心、表現する力″を教育の根幹に据え、『環境教育』を中高6年間のテーマに掲げています。
中1では学校周辺の自然を利用して、国蝶・オオムラサキの飼育観察を行っています。羽化するまで敷地内で飼育し、幼虫がさなぎとなり、飛び立つまでを観察し記録。最終的にレポートにまとめ、ブレゼンテーションを行います。
中2では、学校周辺の環境変化を『宇宙航空研究開発機構JAXA』が運営する地球観測センターからデータを提供してもらい、身近な問題から地球規模の温暖化現象の一端に触れ、今、自分たちに何ができるかを考えます。
中3では世界遺産に登録されている知床半島・釧路湿原へ体験学習旅行に出かけます。観察・調査の第一歩は事前学習から。現地から大学の研究者を招聘し、釧路湿原の自然を学習します。疑問と問題意識を持って現地入りすることで、見えてくるものや課題が膨らみ、それをさらに探究し、文化祭で発表します。
キャリア教育として、中3から高2の希望者を対象に実施しているのが『キャリア スタディ』です。
大学選択をする前に自らの興味を深め、その分野の知識を掘り下げることを目的としています。
『医療系』では国立がん研究センターや埼玉医科大学病院で、医療現場を見学。看護師や患者への取材や実際の医療体験をします。
『法学系』では法律と世の中のつながりを学び、裁判所や検察庁などの現場を見学、インタビューします。
『経営・経済系』では流通のあり方を調べると同時に、企業や工場を訪問。企業と組んで商品企画・開発も経験します。
『国際系』では、各国大使館での学生交流や国際関係のディベート大会への参加、模擬国連への出場をめざします。
「机上の勉強に留まらず、外部との接触を通じて刺激を受け、自らの将来を見据える場を多く提供しています」こうした指導が生徒の″科学する心、表現する力″を育てています。