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日本大学中学校の生徒と保護者に聞く 中学受験を乗りこえて、今。


日本大学中学校の生徒と保護者に聞く 中学受験を乗りこえて、今。

inter-edu's eye 小中学生の間で高まるゴルフ人気 

8月13日、国際オリンピック委員会(IOC)はドイツ・ベルリンで理事会を開き、ゴルフを2016年夏季五輪の競技種目候補として検討した。小中学生の間でも、石川遼などの影響で今、ゴルフの人気が高まっている。そこで今回は、中学男子・中学女子・高校男子・高校女子の4部門で全国大会出場を果たし、チームとしての実績も高い、日本大学高等学校・中学校のゴルフ部の部員たち(中学3年生)に話を聞いた。さらに保護者の方にも中学受験をふりかえってもらい、今につながる受験時のことを語ってもらった。


志望動機は、ゴルフ!中学受験中は1日12時間勉強しました。

インターエデュ(以下エデュ):まず、日本大学中学校を受験した理由を教えてください。

桂宮  將(かみやだいち)くん(以下桂宮):家から通いやすく、ゴルフ部があったことが大きいです。

野村  佳史(のむらよしふみ)くん(以下野村):僕は部活の種類が多く選択肢がある事が魅力でした。ちなみに受験中は1日12時間勉強しました。

磯崎  拓也(いそざきたくや)くん(以下磯崎):校舎がきれいだったのと、僕自身、小5からゴルフをやっていたのでゴルフ部がある学校の中でも日本大学中学校が一番近かったので、受験を決めました。

エデュ:日ごろ、どんな練習をしていますか?

桂宮:平日の場合は、帰るのが夜の7時、それからご飯を食べてお風呂に入ってパターを1時間ぐらい練習します。僕は寝る時間が早いので、だいたい夜の8時か9時には寝てしまいます。朝は4時半には起きてそれから1時間ぐらい素振り、パターの練習をして、学校に行きます。土曜日は昼の2時ぐらいに帰ってくるので、それから練習場で2~3時間程度練習をします。

野村:僕は、帰り道にある練習場で平日は夕方の5時から8時ぐらいまで、土日は昼の1時から夜の8時ぐらいまで練習します。次の日に予定が無い時は、練習場での練習が終わった後、打ちっぱなしに行って、夜の11時ぐらいまで練習しています。

磯崎:部活で打つ練習のある日は家でストレッチをします。逆に筋トレ中心の日は、家でパター・アプローチの練習をしています。

エデュ:お金の面はどうしていますか?結構お金がかかってしまうスポーツですよね?

野村:僕はおこづかいでやりくりしています。練習場は1ヶ月1万円で使い放題なんです。打ちっぱなしに関しては、うちのゴルフ部を安くしてくれる場所があるので、そこでやります。そこは2時間で1000円です。

桂宮:僕は1球30円から45円の場所でやっていますが、設備がすごくいいです。いつも1000球分のプリペイドカードを購入しています。

磯崎:僕は、父がゴルフ好きなので一緒に練習します。

エデュ:思い出に残っている試合を教えてください。

野村:僕は初めての試合です。すごく緊張してしまって、実力が出せなかったんです。

桂宮:俺もデビュー戦かな。ビリだったんです…。すごく悔しかった。

磯崎: 俺もデビュー戦はビリから5番目だよ。初めの悔しさが「強くなりたい」って気持ちを支えてくれています。

エデュ:日本大学中学校の受験生にメッセージをお願い致します。

野村:成せば成る!頑張れば必ず成果がついてきます!

磯崎:キャンバスからはみだせるような人になれ!

桂宮:頑張ればなんとかなります!合格したらぜひゴルフ部へ。初心者大歓迎です!

エデュ:ちなみに顧問の大木先生はどうですか?

野村:すごく大きい存在。言うべきことをちゃんと言ってくれる。

桂宮:うん、僕もそう思う。

中学受験を支える親の指導ポイントは目的意識を与えてあげること。

エデュ:続いて保護者の方にお聞きします。中学受験はいつごろからお考えになりましたか?

Aさん(以下A):小4ぐらいから考え始めましたが、実際に動き出したのは小5です。

Bさん(以下B):うちも一緒です。

A:地元の中学校の評判が思わしくなく、私学の方が面倒見が良いという点でも魅力的だったので受験を決断しました。でも受験勉強を始めるのが遅かったかな…というのが反省点なので、今は妹も中学受験をするに当たって小3から塾に通わせています。

Cさん(以下C):うちも同じぐらいに始めました。

エデュ:ちなみに受験中はどれぐらいの勉強量でしたか?

A:今、受験中の妹は夏期講習でお盆も休み無く朝8時から夜8時まで勉強しています。兄はさらに4~5時間、家庭教師も付けていました。

Dさん(以下D):「日大くらい大丈夫」と個別指導塾の先生に言われたのですが、夏に受けた模試の結果を見てあせりました。

B:共学化や新校舎などで、すごく人気が出た年だったんですよね。

C:うちは塾で2時間。さらに帰宅後、家庭教師で2時間ぐらい、勉強していました。
塾は途中でやめてしまい、途中から夫の知り合いの家庭教師に変えました。日本大学中学校のゴルフ部にどうしても入りたかったみたいで、落ちたら公立に行かせる予定でした。

エデュ:モチベーションあげるコツはありますか?

A:まずは体力をつけさせました。親は勉強を教えられないので、勉強は塾の先生に任せて、その他の面を支えてあげていました。

C:男の子と女の子でも違いますよね。女の子は言わなくてもやるけど男の子は言ってもやらない子が多いので、その子に合わせてあげることが大切ですね。

B:目的意識を持たせるようにしていました。うちの場合はゴルフがやりたかったので志望校を早めに決定して、志望校でゴルフをやる為には今頑張らなくてはいけないとモチベーションを上げさせました。目的意識がないと、「なんで勉強しなきゃいけないんだ」と子どもは思ってしまうので、パンフレットの切抜きを机に貼ったりしていました。親の中では、実は第一志望ではなかったんですけど、子どもが行きたかったみたいなので全面的に応援しました。

C:そうですね、それが一番大事ですよね。通うのは子どもなんだから、本人がここに行きたいから頑張るって意識を大切にしてあげないとね。

エデュ:実際に入学させてみて、お子様はどんな反応を?学校に子どもを預ける不安は無いですか?

一同:不安は一切無いです!

D:学校がすごく楽しいと言っています。付属のつながりで、中学生と高校生がすごく仲がいい。高校生の先輩がとても面倒見が良くて、全て指導してくれる。頼もしい存在です。

B:本当にうちは男女が仲良し。

C:うちも本当に学校が楽しいみたいで、休みの日でも「学校に行きたい」って言っているぐらいです。(笑)

エデュ:受験を控えたインターエデュユーザーに一言、お願いします。

B:たくさんある情報を自分で確かめて見極める事がとても大切ですね。早めに学校を決めると目標が持て、それに向けて頑張れますからね。うちも、とにかく見学にはたくさん行きました。

A:そうですね。良い事も悪いこともたくさん聞いて、それを見極める事が大事ですね。

C:私は見学に行った時に、ゴルフ部にいた生徒に「学校はどうか」と聞いてみました。そうしたら、いろいろと教えてくれました。早めに志望校を見つけて、それに向けて子どもが頑張るように仕向けることが大切ですね。

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取材協力:日本大学高等学校・中学校

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