日本大学高等学校・中学校>連載コンテンツ>第3回 ケンブリッジ大学「イースタープログラム」
真に身につく英語力を養うことを目的とした日本大学高等学校・中学校の英語教育。
授業・校外学習など、さまざまなプログラムがありますが、なかでも同校ならではのシステムが、英国ケンブリッジ大学での「イースタープログラム」。
参加した生徒の体験談から、その素晴らしい成果が伝わってきます。
ケンブリッジ大学のペンブルック・カレッジと学術交流協定を結んでいる日本大学は、付属高校の生徒を対象に、毎年、春の「イースタープログラム」、夏の「サマープログラム」という英国研修を行っています。春夏とも各校から3名が参加。生徒たちは両大学共同出資の学寮に2週間宿泊して、現地大学生のPA(プログラムアシスタント)にサポートされながら英会話と国際感覚を身につけます。費用の大半は大学と高校が負担するという恵まれた海外研修です。
今春「イースタープログラム」に参加した3人の生徒はそろって英語大好き。異口同音に、「何から何まで面白かった」「PAがイケメンだった!」と語ります。さてその成果とは?
将来やりたいことを見つける突破口になるかもと参加しました。世界には、同世代でもすごい人がいっぱいいることを知って世界が広がりました。PAの中には、6か国語を話せる人もいました。わたしもがんばれば、英語ともう1か国語くらい話せるようになるはず!次は英語圏以外の地域にも行ってみたい。将来は、国際関係の仕事につきたいです。
先生からの「あなたはどう思う?」という問いかけが多く、誰かが答えない限り先に進みません。私も積極的に発言をするようになり、英語力が鍛えられたと思います。
オーストラリアへの修学旅行では、話したいのに話せなくてもどかしかった。そこで自分を成長させたくて参加しました。英国では道を尋ねたり、買い物をしたりで積極的に英語を使えました。授業で覚えたての口語表現を、スーパーのレジで聞き取ることができた瞬間のうれしさは忘れられません。
ロンドンでフリータイムが5時間しかなくて、観られなかった場所がたくさんあります。だから、もう1度必ず行きたい! そして現地の人と、英語でもっともっと交流したいと思います。
カナダでの海外英語研修で出し切れなかったものを出したいと参加を決意しました。ケンブリッジでは、PAが大学生だったので話しやすかったし、授業担当の先生とゴハンを一緒に食べる機会も多く、たくさん話すことができました。自信がついたと思います。
将来は看護師になりたい。校外学習でJICA(国際協力機構)の展示会へ行き、青年海外協力隊に参加するには得意なことを申請する必要があることを知りました。その中に看護師もありました。専門技術を身につけて英語も話せたら問題なく参加できますよね。
英語を使いこなす力(リテラシー)を育成することが、日本大学高等学校・中学校の英語教育の基本姿勢。ネイティブスピーカーと日本人の先生がペアで教える英会話の授業(中学校)のほか、さまざまなプログラムが用意されています。
海外修学旅行
高校では、英語教育の集大成としてオーストラリアへ。
海外英語研修
中高とも希望者対象に夏休みの3週間、カナダで英語研修。
英会話特別講座
希望者向けに、英会話や英検、TOEICなどの講座を開講。
「ふだんはおとなしい子たちなんですよ」と、取材後に担当の先生から聞いたときは驚きました。3人とも、はつらつと話を聞かせてくれていたからです。よほどこの体験が印象深いものだったのでしょうね。
心身ともに伸び盛りの生徒が、自ら成長したいと思ったときに、それを受けとめるプログラムがあるのはうれしいこと。日本大学高等学校・中学校には、英語だけでなくサイエンスリテラシーもあります。受験のためだけでない、大人になって「よかった」と思える能力を育む同校の見学は随時受付け中です。