ニュージーランド海外教育研修 未知の世界へThink&Challenge
前回の特集で紹介した2週間のニュージーランド海外教育研修を終え、元気に帰ってきた横浜翠陵中学校の3年生。一人ひとりが未知の世界にチャレンジし、日本に持ち帰ったものは何だったのでしょう? 同行された副校長先生と生徒3人にインタビューしました。
副校長先生インタビュー 世界を舞台に、自分へのチャレンジ

ホームステイは1人に1家庭
田島副校長:この研修の一番の特徴は、ホームステイ先が「1人の生徒に1家庭」ということです。
生徒にとっては、まさに未知へのチャレンジ、自分へのチャレンジです。研修先としては治安のいいニュージーランドの街を選び、相談窓口としては1グループに対して3~4人の大人が付く体制を取り、生徒たちが安心・安全にその環境へなじめるよう、細心の注意を払いました。
また、ホストファミリーとの円滑なコミュニケーションのため、事前準備としてオリジナルの自己紹介アルバムを作成。一人ひとりが会話のきっかけとして役立てていました。
全世代とコミュニケーション
田島副校長:研修中、日中は学校の授業や外部のアクティビティ、帰宅後はホームステイ先で過ごしました。学校では、生徒1人に対しバディ(現地の学生)が1人。助けを得ながら、一緒に授業を受けました。
アクティビティとしては、小学校や老人施設を訪問。それぞれを通して、ホストファミリーやバディ、小学生、お年寄りなど、世代の違うたくさんの方と交流することができました。
また、「ジャパンデー」という日本を紹介するプログラムもありました。
折り紙や福笑い、紙芝居など日本の遊びを紹介するほか、『カチカチ山』『おむすびころりん』などの英語劇や『ソーラン節』などの踊りを発表し、観てくださった現地の方々から好評をいただきました。
研修の間の生徒たちは、現地にいる多くの方々との交流を通して、常に自分に対するチャレンジをしていました。最終日のお別れパーティーでは、感謝の気持ちを精一杯表し、空港に向かうバスは涙と抱擁でなかなか発車できませんでした。

生徒たちに期待すること
田島副校長:海外に行ったからと言って、劇的に変化するものではありません。そこで得たものの中で「これだけは実行したい」という宝物を一つでも持ち帰り、生活の中でどう意識していくかによって、今後の成長に大きく影響していくことでしょう。
もうすでに、研修に同行していない先生方からは、研修前後の生徒たちの変化に対し、驚きの声が上がっています。
生徒インタビュー わたしたちが持ち帰った「宝物」
翠陵のおかげで英語が大好きに
日本の良さを伝えられた!
古谷くん:中学2年のときに参加した、メキシコ交換留学。そこで、海外の人たちに日本の魅力をうまく伝えられず悔しい思いをしたので、今回の研修では必ずリベンジしようと決めていました。そのチャレンジが大成功! ふろしきや和風の鏡など日本ならではのおみやげをホストファミリーに手渡し英語で説明したところ、とても喜んでもらえました。


英語と想いが溢れ出てくる
古谷くん:研修中に毎日書いていた日記を見ると、後半になるにつれ文字量や英単語が増えていき、日に日に「学び」や「気づき」が増えていった様子が表れています。中でも、パーティーで司会を務めたのはいい経験になりました。翠陵では、普段の授業で「英語」そのものを学び、研修や留学でその「使い方」が学べたと実感しています。この学校でなければ、こんなに英語が大好きになれなかったのではないでしょうか。
初めて出会えた新しいわたし
道に迷ったことで得たもの
池田さん:初日から友だちと道に迷ってしまい、現地の方に道を尋ねまわりました。焦りすぎて、犬に吠えられたときは、犬にまで英語で謝ってしまうほど。多くの方に助けられ無事に帰れたのですが、きちんと感謝を伝えられなかったことに後悔。翌朝、偶然道を教えてくれた方の一人に再会することができ、やっと「Thank you」が言えました。帰国後、「『ありがとう』を口に出して言う」ということが、教訓になっています。


感謝で涙が止まらなかった
池田さん:一番よかったのは、ホストファミリーと出会えたこと。会う前は不安だったけど、迎えに来てくれた一人暮らしのおばあちゃんは、かわいい飼い猫を連れてとてもやさしく話しかけてくれました。おかげで、自分からも話せるようになりました。お別れのときはさみしくて、涙が止まらなかったです。一人の女性としても憧れの人。毎日してくれたハグやキスを、今も懐かしく思います。
強く鍛えられたメンタル面
英語は得意だと思ってたのに
飯塚くん:ぼくは、もともと英語には自信があったのに、今回の研修で打ちのめされました。ホストマザーに伝えたいことが、どんなに身振り手振りを加えても伝わらなかったり、話のきっかけ作りのために持参したアルバムを見せても、あまり反応が無かったり…。さらには、わざわざ予習した英語の本が、まったく役に立たないことも。やることなすこと、空回ってばかりの日々でした。


我慢+チャレンジ=達成感!
飯塚くん:この2週間の経験で、ぼくはメンタルが強く鍛えられたことを実感しています。帰国後のサッカーの試合中、つらいときにニュージーランドを思い出して、「まだ行ける!」と感じました。ぼくは、どんなにうまくいかないときも、「我慢+チャレンジ」で「達成感」を得られることを学びました。今度は、高校の海外研修でリベンジしたいので、英語をもっとがんばろうと思っています。
編集者から見たポイント
取材した生徒たちを見て印象的だったのは、研修の思い出について、失敗談やつらかったことさえも、笑顔で目をキラキラさせながら話す姿でした。その姿こそが、研修でのチャレンジを通して得た「自信」を物語っていました。中学3年生という多感な時期にこのような経験ができる横浜翠陵中学・高等学校。実際に学校へ足を運び、生徒たちから強いエネルギーを感じてみませんか?

翠陵祭(文化祭)
11月2日(土) 11:30~14:45
11月3日(日・祝) 14:00~14:45
学校説明会
【中学校】
日程 | 時間 | 説明会内容 |
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10月27日(日) | 10:00~12:00 | 体験型授業・部活(説明会同時開催) |
11月15日(金) | 10:00~11:30 | ミニ説明会(保護者対象) |
11月23日(土・祝) | 10:00~12:00 | 体験型授業・部活(説明会同時開催) |
12月15日(日) | 9:30~12:00 | 模擬入試/入試問題傾向・対策説明会 |
【高等学校】
日程 | 時間 | 説明会内容 |
---|---|---|
10月19日(土) | 14:00~16:00 | 学校説明会 |
10月26日(土) | 14:00~16:00 | オープンキャンパス(授業・部活動体験) |
11月9日(土) | 14:00~16:00 | 学校説明会 |
11月30日(土) | 14:00~16:00 | 学校説明会 |
12月7日(土) | 14:00~16:00 | 学校説明会 |