自己を探求し、自立の基礎をつくる教育!一人ひとりが向かうべき進路を自主的に選ぶ中で、進学実績も上昇

東京電機大学中学校・高等学校は「人間らしく生きる」を校訓に、生徒の自立、自己探求に重点を置いた教育を実践している。目先の大学受験のみを目標とする教育とは一線を画する校風、教育内容の中にありながら、着実に進学実績を伸ばしてきている同校に注目が集まっている。
5月12日(土)、高校3年生に向けた「受験報告会」が行われ、今春、大学に合格した卒業生から後輩に向けて受験への心構え、勉強方法などをアドバイスする機会が持たれた。会を見学後に、その中の4名にインタビューさせていただいた。大学受験の話から始まったインタビューは、先生方の指導やサポート、在学中の思い出、さらにさかのぼって中学受験の話にまで及んだ。学校について語る卒業生達のことばから、東京電機大学中学校・高等学校の魅力が見えてきた。

「人間らしく生きる」を校訓に、自立に向けての基礎づくり。自己を探求する経験を重視し、将来の進路を見つける手がかりに!

東京電機大学中学校・高等学校

東京電機大学中学校・高等学校は「人間らしく生きる」を校訓としている。「人間らしく生きる」とは、自らの未来に夢を描き、それを実現していくこと。中学、高校時代は、そのために「自立に向けての基礎づくり」「自己の探求」をする時期ととらえている。

「自立に向けての基礎づくり」ということでは、中高6年間を2年ずつ、それぞれヘルプ、サポート、インディペンデンスの時期と位置づけている。中1、2年は、担任や教科担当者が細かく指導して、基本的生活習慣を身にさせるヘルプの時期。次は、一歩ひいて何かあったらサポートする時期。そして、高2、高3になればインディペンデンスの時期で、そこでの自立を目指していくという大きな流れを持って段階的に指導している。

進学実績
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受験報告会 わからないことは、何でも先生に質問に行こう!学校を最大限に活用して、最後まで諦めずに努力して合格を。

「受験報告会」では、今春大学に合格した以下の5人の卒業生が、自らの体験をもとに受験期のさまざまな話をし、後輩達にアドバイスした。受験への心構え、勉強方法などについて熱心に耳を傾ける高校3年生。大学受験に対する不安を軽減し、決意を新たにする良い機会となったのではないだろうか。

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今回報告会でアドバイスをしてくれた卒業生

野崎健吾首都大学東京 都市環境学部 都市環境学科
分子応用科学コース(中高一貫生)
石川宏紀東京工業大学 第1類(中高一貫生)
中静達也慶應義塾大学 法学部法律学科(高校入学生)
早坂七重東京外国語大学 言語文化学部カンボジア語学科(中高一貫生)
石川貴和子早稲田大学 文化構想学部文化構想学科(中高一貫生)

受験への心構え、学校のサポート、学校生活についていくつか紹介させていただく。

野崎くん「塾に通わずに受験したが、先生方に質問に行くと喜んで教えてくれるので、自学と学校のサポートで合格することができた。」

中静くん「頭の善し悪しでなく、受験はとにかく努力が大切!運動部はやめないで、ぜひ両立してほしい。自分も野球部で高3の夏までやってきたが、部活で養われた集中力は勉強に生きるし、すきま時間の活用の仕方が上手になる。部活と勉強の両立が自信につながった。」

石川さん「塾には通わなかったが、学校の先生にプリントをもらって勉強し、受験勉強を効率よくすすめることができた。」

石川くん「大学受験は最後まで諦めないことが大切!勉強時間確保のためには早起きが良い。」

早坂さん「先生にわからないことを何でも聞きに行くと良い。自分は受験を甘く見ていて、そのサポートを活用することができず、浪人してしまったが、そうした失敗をしないようにしてほしい。」

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卒業生インタビュー 一人ひとりを大切にしてくれる、自由な学校!卒業しても戻って来たくなる心地よい場所

「受験報告会」の後、大学の用事で先に退出した野崎くん以外の4人の卒業生にインタビューさせていただいた。

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インターエデュ(以下、エデュ):大学受験に関して、先生方はどのように関わってサポートしてくれましたか?

石川くん:受験直前期は特に先生に質問に行ったり、雑談して気分転換をしたりしました。

中静くん:高校3年生になってからは、受験を意識した授業をしていただき、受験への意識が高まりました。

早坂さん:質問に行ったら、何でも答えてくれることはありがたかったです。そのサポートを活用しきれず、浪人してしまいましたが、浪人中は息抜きに学校に来て先生と話をすることが多かったです。それを受け入れてくれたことも助かりました。

石川さん:塾に通っていなかったので、先生にプリントをもらいにいく機会が多く、その時に先生と雑談したりして、リフレッシュできました。

エデュ:進路をどのように決めましたか?

石川くん:化学が好きなので、それを生かせるのは理学部だと思い、そう決めました。はじめは私立を目指していたのですが、先生が私立ではもったいないと、東京工業大学の受験を勧めてくれ、今はとても満足しています。研究室で、自分でやりたいことを見つけていきたいです。

中静くん:世界史や英語が好きなので文系と思っていましたが、部活が忙しくて考える余裕がなく、具体的に決めたのは部活引退後です。経済的な理由から最初は国立と考えていましたが、国立は苦手な数学があることから、都内の私立なら自宅から通学でき、奨学金を利用すればなんとかなると、私立受験を決めました。就職に有利な大学に行きたいと思っていたので、早稲田と慶應に合格し、どちらにするか迷いましたが、いろいろな方に助言を求める中、進路指導部の先生から、早慶のようなトップクラスの大学は、学校が求める生徒像が入試問題に反映されているので、それで選ぶと良いとアドバイスを受け、問題が好きだった慶應に決めました。

早坂さん:英語が好きだったので、文系に決めていて、高1の時、東京外語大の学祭に行って、その印象で決めました。学校の成績はそれほどよくなかったのですが、担任の先生が自分で行きたいなら頑張ってみろと後押ししてくれたので、それはとても良かったと思っています。センター試験の後、東南アジア系の学科なら確実に合格できそうかなと思い、その中で、カンボジアの歴史に興味があったことからカンボジア語学科にしました。

石川さん:高2の時に東京外語大学の学祭に行って、いいなと思っていました。その後、言語だけではつまらないと思い、幅広く学べる学部をと考えるようになって、法政の国際文化学部、明治の情報コミュニケーション学部、早稲田の文化構想学部と志望が変わっていきました。塾に通っていなかったので、相談相手が学校の先生しかいなかったのですが、志望校がころころ変わってしまう私に、細かくアドバイスいただきました。

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エデュ:学校生活で思い出に残っているのはどんなことですか?

石川くん:僕はサッカー部だったのですが、部活がすごくきつくて、やめようと思ったことが何度もあったのですが、それでも最後まで続けて良かった。振り返ると一番の思い出です。

中静くん:高校生活で、まず思うのは野球部ですね。1年の時は本当にきつくて、土曜日は所沢のグランドで練習するのですが、帰りがかなり遅くなり、最寄りの駅に着くともうボロボロで、家まで10分位なのに、身体が疲れ切って歩けないと駅で座り込んでしまうほどでした。それでも楽しかったので、つらい中で続けてきたことが、高校生活で一番の思い出です。

早坂さん:中学はバスケ部で、練習はきつかったですが、今となっては根性がつく良い経験になったかなと思っています。高校になってからはラグビー部のマネージャーをしていました。学校は今でも、つらいことがあったら来る場所です。

石川さん:中学の時は、テニス部に入っていて、高校では文化祭実行委員をしていました。文化祭当日は忙しくて余裕がなかったですが、達成感があり、振り返ると楽しい思い出になりました。学校は大好きでした。家から近いこともあって、今もよく学校には来ています。

エデュ:少し前のことになりますが、中学受験、高校受験でこの学校に入学したいと考えた理由を教えて下さい。

石川くん:小学生の時、母に連れられて見に来た文化祭が楽しかったので、入学したいと思いました。

中静くん:第一志望は都立高校だったのですが、不合格になってしまいました。他に合格した私立高校に比べて、校舎がきれいなのが印象的でしたし、雰囲気が良かったので決めました。家から近かったことも大きかったです。

早坂さん:小学校からバスケをやっていて、中学でも続けたいと思っていたので、体育館が広いことが決め手になりました。

石川さん:校舎が明るくきれいだったことと、家から近いことです。小学校からやっていたテニスを続けたかったので、テニスコートが芝なのも良いと思いました。

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エデュ:受験生にメッセージをお願いします。

石川くん:6年間、本当に楽しく過ごせる学校だと思います。部活も、学校行事も、クラスみんなと過ごす普段の生活も楽しかったです。

中静くん:個性が生かせる学校で、どんな人でも居心地が良くて、友だちもたくさんできると思います。自分自身のことで言えば、野球部は強くなくても真面目にやっていて、仲間の結束も強くて、すごく良かった。卒業しても、また来たくなる学校です。自由で個性が尊重される学校なので、自分次第でいくらでも楽しめると思います。

早坂さん:先生が1人ひとりを見てくれるところが良いと思っています。卒業しても、いつでも来て良いと受け入れてくれる空気がすごく好きです。中学受験は大変だと思いますが、入学したらすごく楽しいので、ぜひ頑張ってほしいです。

石川さん:授業は少人数でやっていて、アットホームで温かい感じでした。すぐに戻って来たくなるような学校です。

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豊かな自然、安全性・快適な環境に配慮した新校舎~生徒の知的好奇心を刺激し、知識・理解を深める学習環境を整備。

卒業生一人ひとりの口から温かい学校の雰囲気が伝わってくる。説明会オープンスクールでの授業体験などが今後、予定されている。多摩地区の中でも駅から近く、通学がしやすい学校の1つ。ぜひ、一度、足を運ばれたい。

イベント日程

東京電機大学中学校・高等学校説明会日程

開催日 内容 開始時刻 終了時刻 予約
2012年 6月23日(土) 中学ミニ説明会 (保護者対象) 10:00 11:30 要予約
2012年 7月15日(日) 中学・高校 オープンスクール 10:00 12:20 要予約
2012年 9月 8日(土) 中学 学校説明会 (校内見学あり) 14:00 15:30 予約不要
2012年10月 6日(土) 高校 学校説明会 (校内見学あり) 14:00 15:30 予約不要
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