先ごろ発表された2010年度オリコン顧客満足度調査結果において、中学受験塾部門で総合1位となったのは神奈川県内で18スクールを展開する中萬学院グループCG啓明館。 名立たる大手中学受験塾を押さえての受賞は、「中学受験を通して豊かな成長を」をスローガンに掲げるCG啓明館での中学受験指導が卒塾生や保護者の方々から高い支持を得ていることが分かります。 今回は、CG啓明館から難関私立中学に合格、現在大学生となった卒塾生の方に中学受験のこと、私立中高時代のこと、そして大学生活の「今」について特別インタビューを実施。中学受験の「その後」に広がる未来に力強く歩み進めるCG啓明館生の頼もしい姿を垣間見ることができました。
―― 小学校3年生からCG啓明館に通われていたのですね 姉がCG 啓明館に通っていたので、僕も姉と一緒に通い始めたという感じです。父には姉弟とも中高一貫校にとの考えがあったので、僕らにチャンスを与える意味で早くから中学受験塾に入れたのではないかと思います。 湘南地区はサッカーが盛んで、小2 から小5 まで地元のサッカーチームで存分に駆け回っていましたが、個性豊かな先生の授業が楽しく、思い返しても通塾が苦になったことはなかったと記憶しています。 ―― CG啓明館の印象はいかがでしたか? 中萬学院・CG 啓明館は地元にずっとある塾で、地域に根付いているイメージがあります。中学受験をする別の塾に通っている友達からは、「(東京に教室がないので)CG 啓明館はいなかの塾!」と言われることもありましたが、家から近くて良いと思っていました。サッカーも続けられたし、受験が近づいても近所の友だちと一緒に遊ぶこともできました。僕にとっては自分の生活に合う地元の塾で中学受験ができてよかったと思います。 ―― 勉強に対する苦手意識はなかったのですか? 小3、4 年の頃は自分の意思で勉強するというよりは、CG 啓明館の先生方の授業が楽しかったので休まず塾に通って、それが勉強になっていました。 読み書き計算の練習、国語の語句調べなどを早くから教わっていたので、5年生からは基礎部分でそれほど苦労することなく、勉強に取り組めました。早くからCG 啓明館に通っていたことで、本格的に受験勉強に入るときも苦手意識は芽生えなかったのだと思います。
―― 浅野中学に合格、そして入学。うれしかったでしょう! 第一志望校合格で「ヤッター!」という感じです。今思えば、勉強がさほど苦になることなく受験を終えられました。受験後はマンガを解禁してスラムダンクを読みあさったりしました。その影響で浅野では、サッカー部ではなく、バスケット部に入部しました(笑) 入学した直後は、慣れない遠距離通学などで不安もありましたが、神奈川県内の全スクールから集まって一緒に学校別特訓を受けていたCG啓明館の友達のおかげで、さみしい思いをしなくて済みました。 ―― 浅野中・高校での勉強や部活動は? 中学校の段階では90%くらいの人は部活に入ります。僕の所属していたバスケット部は週4日で15:00 から17:30 までみっちり練習、土日は試合の日々。進学校ですが文武両道を旨としているので、先生方は勉強も部活もしっかりやりなさい、というスタンスです。 一方、授業は大学受験を見据えてカリキュラムは1 年前倒しのスピードで進みます。3 学期制で年6 回の定期試験、毎回自分の学年順位が渡されます。 高1 までは部活と勉強の両立がつらくて学年順位も150 番前後でしたが、それでも英語と数学の基礎だけはやっておこうと思い、なんとか勉強と部活を続けました。 ―― ハードな学校生活の中、大学受験にはどのように取り組まれたのですか? 受験に目覚めるきっかけとなったのは高1の時の先生。「受験はそんなに甘くない」と授業中に叱咤の嵐。それから徐々に危機感から勉強する人が増えてきて。あの叱咤は愛のムチでしたね。今では感謝しています。 高校2年9月の文化祭以降は受験勉強に集中。好きだった世界史と英語に磨きをかけ、高3の春には一橋大を志望校にしました。「東大理系」「国公立理系」「私立理系」「東大文系」「国公立文系」「私立文系」の志望校別クラスで、前年の進学実績を出した先生がたから指導を受けました。前年は浅野から東大が45 名出たので、みんな多少意識しながら頑張っていましたね。僕のクラスからは、一橋大に15 名ほど合格することができました。
―― 大学生となった今、私立で過ごした6年間を振り返ってみていかがですか? 大学の友達と話して思うのは、恵まれた環境にいたということです。 中高一貫校の良いところは、周りとともに受験に目覚める時期が比較的早いところだと思います。またそれだけでなく男子校という環境での6年間は、部活や学校行事での貴重な体験、青春を共に過ごした一生の友達を得ることができ、本当に充実した時間を過ごすことができました。 面倒見のよい先生がたに支えられて、受験だけに費やされることのない中身の濃い学校生活と希望の進学をしっかり果たすことのできた6 年間だったと思います。 ―― 中学受験、してよかったですか? 僕は浅野に入って本当によかったと思っています。ですが大学には公立出身の友達も多数いて、それぞれに努力を重ねて今に至っています。最終的には本人の努力が大事なんだと強く感じています。 中学受験に関して言うなら、小学生の僕に浅野を受験するチャンスを与えてくれた両親に感謝しています。中学受験のための塾にしても、サッカーや友達付き合いが続けられなければ入りたくなかっただろうし、授業が面白くなければ勉強も苦になっていたと思います。無理やり中学受験をさせるのではなく、うまく浅野まで導いてくれた両親にもCG啓明館にも今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
―― 最後に、これからのことを聞かせてください 商学部の授業は、金融・経営・会計・財務管理など実学的な内容が多く、日経新聞で経済コラムを執筆されている有名な先生の授業なども受けることができます。 学部の友人の中には公認会計士を目指したり、院に進んでMBA取得を考えていたりする人もいますが、僕は企業に入って日本経済に少しでも貢献できればと思っています。サークル活動の一環で、商店を取材してフリーペーパーを作成したり、企業へ営業に行ってプレゼンをしたり、実際に働く人や企業とかかわることに今はとても楽しみを感じています。 中学受験、大学受験と受験を乗り越えるごとに世界が広がってきましたが、これからだと思っています。大学のフィールドを生かして見聞を広げ、社会で必要とされる人間になれればと思います。
「CG啓明館のよき先輩としてお話を聞かせてください」 とのご依頼を快く受けてくださった渡辺香菜子さん。 1月初旬、大学のテストの合間を縫ってCG啓明館の教室に足を運んでくださいました。 CG啓明館の教室では、中学受験のときに教わっていた吉村先生にご対面。2010年度の受験間近、緊張感の漂う先生にも思わず笑顔がこぼれる再会となりました。まずは吉村先生とともに受験当時のことを振り返っていただきました。 香菜子さん 吉村先生、お久しぶりです。 吉村先生 いやあ!また大きくなったんじゃない? 元気そうでなにより。お兄さんも元気? 香菜子さん はい。元気です!兄も先生に会いたいんじゃないかな。 先生もお変わりありませんね! 吉村先生 そうかな?ちょっとしわが増えてない?(笑) ―― CG啓明館にはどんなきっかけで通われたのですか? 香菜子さん 兄が楽しそうに通っていて、私も塾にいきたいなぁと思っていました。それで母に頼んで小4から入れてもらいました。 吉村先生 お兄さんは本当に頑張り屋でした。見事第一志望校に合格されて。香菜子さんはわが道を突き通すタイプでしたね。小5のときに、「フェリスっていいな」と思った気持ちがゆれることはなかったです。ご兄妹で違ったタイプの頑張り屋さんでした。 ―― CG啓明館での思い出を聞かせてください 香菜子さん 先生と生徒が仲良くて授業が楽しかった!吉村先生がおもしろかったです。算数が好きだったのは吉村先生の授業のおかげかもしれません。 吉村先生 好きな勉強は黙々とやっていたよね、宿題より、好きな勉強優先! 香菜子さん そうでしたか(笑)!? 吉村先生 香菜子さんは自分で「いる・いらない」を決めて勉強を進められるタイプだったので、あえて強制はしませんでした。親御さんもそんな香菜子さんの様子をしっかり見守ってくださっていました。香菜子さんはフェリス女学院の指導方針にぴったり合うと思っていましたので、合格はうれしかったですね。フェリスでの生活を謳歌できたんじゃないかな? 香菜子さん はい!今もフェリス大好きです(笑) 中学受験までのことは、実はあまり覚えていないんです。苦労とか辛かったという記憶はなく、塾の授業が楽しかったという思い出だけです。あまり勉強を強制されることもなく、プレッシャーも感じずにいられたというのは、両親のおかげだと思います。家族や塾の先生に支えられての“ 楽しい” 中学受験だったんですね。 ―― 香菜子さんと吉村先生との会話は、通塾当時と変わらず朗らかで楽しげな様子。お二人のお話の中から、CG啓明館での中学受験の魅力の一片を見ることができました。
―― 見事、CG啓明館からフェリス女学院へ進学された香菜子さん。学校生活はいかがでしたか? まず、友達に恵まれました。フェリス生は何でも一生懸命。学校行事も皆で盛り上げます。また医学部志望など志の高い友達と一緒に自分もいろいろなことに前向きになれました。先輩に憧れましたね。部活動は中1から高2までの5学年で一緒に活動するので、中学に入ると高校の先輩方に優しく指導されて。大人っぽくてステキなんですよ。フェリス生の立ち居振る舞いが自然に継承される感じです。 ―― フェリスの生徒さんはみなしっかりしていらっしゃるのですね。 学校行事にしても聖域なく何でも自分たちでやっていましたね。私も文化祭準備のときは、元町商店街で台車を引いてダンボールを回収したりしました。また発言を求められる機会も多いです。2泊3日の修養会では牧師さんを交えて「愛とは何か」を真剣に語り合ったり、高3では「結婚後も仕事を続けるか」をディスカッションしたり。フェリスには、社会で活躍できる「たくましい女性」が育つ環境があるのかなと思います。 ―― 香菜子さんの考えるフェリスでの6年間の魅力とは? 尊敬できる志の高い友人、憧れの優しい先輩、礼拝や聖書の授業、クリスマスに1000名で大合唱するハレルヤ、雰囲気のある校舎、山手の丘の街並み。日本で一番古い女子校で「フェリス」らしさが息づいている大きな“温室”の中で6年間、伸び伸びと学校生活を満喫できたんだなぁと、卒業してあらためて思います。横浜国大への進学も、フェリスの友達がいなかったら最初から無理だと思って目指さなかったのではないでしょうか。
―― かけがえのない6年間を手にするための中学受験ですが、これから中学受験をしようと考えている方にどんなことを伝えたいですか? 小学生には中学受験やその先のことはまだピンとこないかもしれませんね。自分で決めた目標に向かって一生懸命頑張ることに価値があるんだと思います。もし結果が出たらそれも大きな自信になるので、ぜひ頑張ってみてください。また、自分もそうだったので、親御さんには信じて励ましてほしいと思います。私は大学受験のときダメだと思っていたのですが、母は「香菜子なら大丈夫。受かると思っているよ」といわれて本当にうれしかった。大きな心の支えになりました。 ―― ありがとうございます。最後に、香菜子さんの「今」を聞かせてください 今、私は教育人間科学部で国際共生社会課程を専攻しています。専門的な講義はこれからですが、外国の方との共生、貧困などを助けるには?ということを学びます。3年生からのゼミでは実際に外国人労働者の町でボランティア活動を行うなど、実践的な取り組みにも参加できるそうです。 ―― 大学生活は始まったばかり、これからがもっと楽しみですね! はい!テニスサークルに週2回、最近アルバイトも始めました。貯金して資格試験の勉強費用にしようと思っています。CG啓明館での中学受験、フェリスでの中学・高校生活を通して培った“一生懸命頑張る”精神で色々なことにチャレンジしたいと思います。
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