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東大現役合格者の保護者が語る わが子とMEPLOのいい関係


東大現役合格者の保護者が語る わが子とMEPLOのいい関係
菊地さん橋本さん

現役東大合格!学生生活の様子は?

坂本先生(以下坂本):改めまして、お子さまの東大合格、おめでとうございます。最近の様子はどうですか?

菊地さん(以下菊地):サークルなどで大学生活をエンジョイしているようです。まわりからは「一生懸命受験勉強したんだから少しくらい羽根を伸ばしてもいいのでは」と(笑)。中高一貫校に通ったおかげで地域以外の友だちができたのですけれど、東大ではさらに全国各地から自分とは違った何かを持った友だちができたようです。いろんな面で人間の肥やしになっているんだなあと親としては頼もしく感じています。

橋本さん(以下橋本):女子校出身なので、東大入学当初は8対2という男女比に戸惑っていたようです。クラスに女子が5人しかいないそうですが、それにもあっという間に慣れて、今は楽しくて仕方がないとか。ESS(英語のサークル活動)を熱心に行なっていて、他大学といっしょのイベントでは司会もやったそうです。また、本人はMEPLOをとても気に入っていて、後輩の役に立てればということでMEPLOのスタッフとして、いろんなフォロー活動もしているようです。一人っ子なのでそういう面でもMEPLOに入ってよかったなあと思っています。

中高一貫校生から東大現役合格生へ

坂本:そもそもお子さまを中学受験をさせようと思ったのはなぜですか?

菊地:主人の仕事の関係でずっと転勤族だったんです。小学5年で東京に来たのですが、のんびり暮らしていた子供たちは東京での人間関係に押されてしまいました。このまま地元の中学に上げたらかわいそうだと思い受験しようと決意。でも、小学5年の夏からではなかなか受け入れてくれる塾がなく、試験にも3回くらい落ちたのちになんとか入塾。その頃息子は、学校から泣きながら帰ってくるし、塾も行きたくないと言ってましたが「いまこの状況から抜け出せなかったら中学校もこのままだよ」と叱咤激励。勉強量が少なかったので2教科受験の学校を考えていたのですが、受験直前に力がついてきたので、4教科のところも受けさせたところ、海城に合格しました。

橋本:うちはすごくのんびりした環境でしたが、娘はわりと成績もよかったので、もっと勉強できるような環境を与えてあげたいと思っていました。一人っ子なので、もうちょっともまれた方がいいとも考えて。その頃、私はピアノ講師をしていたのですが、そこに通ってくるお母さまがみなお子さんの受験に熱心な方々で、「中学受験はさせたほうがいい」と言われまして小4で塾に入れました。志望校は塾の先生と相談して決めました。豊島岡は、校舎がキレイで、優しい先輩に会って「ここがいい」と。

少人数制で先生との距離が近いのがMEPLOのいいところ

坂本:MEPLOに入ったきっかけはなんですか?

橋本:お友達のお母さんからMEPLOについて伺ったのと、娘の先輩がMEPLO生で東大に合格したというのがヒントになって、とりあえず中1のときに、夏期講習に行くよう勧めました。せっかく中学受験で勉強する習慣がついたので、夏休みに何もやらないよりはいいと思ったのです。そこで坂本先生に出逢って「あの先生にずっとついていきたい」と。通学と通塾が同じ池袋なのもよかったのだと思います。

菊地:高1の文化祭に、前年浪人した先輩が来たそうなのですが、その先輩が非常に苦労している様子だったとか(笑)。いっしょに部活を一生懸命やった先輩の姿を見て危機感を感じ、受験に意欲を燃やしたようで、高1の終わりにMEPLOに入塾しました。友だちや先輩と情報収集するなかで「ここなら受験に向けて自分のやりたい勉強ができる」と考えたようです。

橋本:少人数制で、先生との距離が近いのもいいと娘は言っていました。聞きたいことを先生がちゃんと答えてくれたり、ケアがとてもしっかりしていると。

坂本:廊下も狭いので(笑)、MEPLO生同士もよくすれ違うし、我々講師もよく生徒には会うので、学年があがって担当が代わっても声をかけやすい。自然と和気あいあいとした人間関係がつくれているのかもしれません。

菊地:息子もMEPLOの先輩からちょっとしたことで声をかけていただくというのが励みになったようです。

学校の課題を効率よくこなす力も必要

坂本:学校の成績はどうでしたか?

菊地:トップクラスではなく、先生方も東大に受かるとは誰も思っていなかったようでかなり驚かれました。たしか最後の模試の判定もE判定とかとっていたので。

橋本:うちの子は学校の成績はわりとよかったのですが、模試が弱くて。プレッシャーを感じると普段の実力が出せないタイプでした。

坂本:学校とMEPLOとの両立で苦労したところなどはなかったでしょうか?

菊地:学校の課題は全部やっていたと思います。課題をやるのにも、勉強するにも、自宅よりMEPLOの自習室をよく活用していたようです。

坂本:決して広くない自習室で(笑)、よく勉強していましたね。

橋本:学校では基本的なこと、MEPLOでは応用的なことと、やることがぜんぜん違うので、混ざらないからよかったようです。学校の宿題は量が多いのですが、「MEPLOの課題をやっていれば学校の課題はこなせるはず」というのを信じていました。高3のときは学校の課題は休み時間を利用してやっていたようです。

坂本:塾の勉強をしながら学校の課題をどうこなすかという計画性が東大現役合格には必要ですね。

「とりあえず東大」が当たり前にある環境

坂本:東大志望にしたのは、いつ頃ですか?

橋本:高1からですね。豊島岡では高2から国公立か私立か選択するのですが、MEPLOに入っていたので周りに刺激されてというのもあったと思います。

菊地:うちの場合、本人は将来やりたい職業があって、そこを目指すなら東大だとわかっていたものの「自分には無理」と決めてかかっていたようです。でもMEPLOで学力がついてきて、東大に「行きたい」という気持ちと「行けるかも」という気持ちが出てきたようで、私立の推薦枠を蹴ったときから本気になりました。

坂本:菊地君は高3になったところで顔つきが変わりましたね。フォロースタッフの中には「さしあたって目指す大学がないのなら東大を受けてみれば?」とけしかけるOB・OGがいるんです(笑)。でも、それを受け止める力があることが素晴らしいと思います。

東大受験前の子どもとの接し方

坂本:受験期にご家庭で気をつけたことってありますか?

橋本:中学受験のときは「受験勉強させられた」と思っていたようなので、今度は過干渉になるまいと思っていました。でも胃が痛くなることも(笑)。だから私自身カルチャースクールに通ったり、スポーツジムに行ったりして忙しく過ごして自分の目線を他に向けるよう努力しました。同性同士、悩みもわかるので、自分の受験時代の話をしたこともあります。

菊地:うちの場合、父親にはいろんな悩みを相談していたようですけれど、私自身はとにかく生活を支えることを考えました。息子の好物を作ったり、お笑い番組を録画していっしょにバカ笑いしたり(笑)。でも落ち込んでいるときは顔つきを見ればわかる。そんなときは、とにかく息子のへこみポイントを探り、そこからヨイショしまくりました(笑)。受験前よりも受験が終わって合格発表までのほうが気持ちの浮き沈みが激しくて大変でした。

坂本:中学受験と違って大学受験では保護者の方ができることって限られてきます。そんななかで、東大に現役合格するような子どもを育てるにはなにが大切だと思いますか?

橋本:毎日勉強する習慣をつけることでしょうか。本を読ませるなどして、とにかく机の前に自然に座らせる。一種の訓練ですよね。そういった意味でも、中学受験のために小学生の段階でそのような習慣がついていたのは、よかったと思います。

菊地:大学受験の頃になると資料を管理する能力が問われると聞いていたので、部屋の本棚が足りなくならないように、というのは意識していました。

橋本:学校でもらうプリントの量がとにかく多かったので、中1の頃からファイリングをきちんとやるよう伝えていました。ファイルそのものは私が買ってくるのですが、自分で工夫して整理していましたね。

坂本:では最後に、将来お子さまにはどんな風に育って欲しいとお思いですか?

橋本:人との関わりを大切にして欲しいですね。これから社会に出たとき、先輩や上司、友だちなど人間関係は大事ですから。それに女の子だから…という育て方はしていませんので、結婚して家庭を持っても仕事は続けて欲しいなと思っています。

菊地:なりたい職業に向かってここまで来たのですが、将来それになれるという確証はいまはありません。これまでのように順風満帆で行かないことは本人もわかっているでしょう。この先はおそらく挫折するであろう人生が待っていると思うのですが、それに立ち向かう強い力をつけて行って欲しいと思います。

坂本:これからのお子さまのご活躍がますます楽しみですね。今日は本当にありがとうございました。

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