掲載期間 2007年1月1日〜4月1日 |
新しく始まる中高一貫校の生活で、毎日の予習・復習はもちろん、将来の大学入試を見すえてしっかり対応していくためには、学習の取り組み方にもひと工夫必要です。
ここでは、冊子『中学からの正しい学習法』の教科別アドバイスの一部を抜粋してご紹介します。
これからみなさんは、英和/和英辞書を持つことになると思います。そこでまずやっていただきたいのは、辞書を読むクセをつけることです。使うのは、中学生用の辞書でかまいません。 |
中学の数学ではまず、正負の数の計算のルール、文字式の計算のルールなど、定められた「ルール」通りに正確に作業を 行うことが求められます。このためにはとにかく反復練習が大切だ、とよく思われています。もちろん反復練習は大切です。しかし、「何でそうなるのか」という「原理」を理解せずに量をこなすだけだと、当面の定期テストはなんとか乗り切れるのですが、後で取り返しがつかなくなります。「マイナスかけるマイナスはなぜプラスになるのか」「アルファベットの足し引きって何なのか」といったことを、きちんと理解することは大切なのです。テストが終わると忘れるという勉強ではなく、単元の核心部分が自分の中に残ることが重要です。実際、中学1年の1学期で学ぶ、正負の数や文字式のしっかりした理解の有無が、大学入試レベルで決定的な差になります。 |
これは、国語に限らず、すべての教科に通じるポイントですが、とくに中学受験を経験した保護者の方に注意していただきたいのは、「テストの点数にこだわらない」ということです。
大切なのは答案の内容です。 |