学習院中等科2日目入試に続き、慶應義塾中等部が2月3日に入試日を移動しました。 このことは、単に他の付属校の人気を奪うことのみにとどまらず、様々な影響がでるものと考えられます。
さらに、白鴎高校附属中学校に続き公立中高一貫校4校の入試日も2月3日となりました。 こちらの方も2005年の白鴎参入の時よりも、入試動向に与えるインパクトは大きいことは容易に想像できます。
公教育が一貫校を本格的に実践していく流れの中で、新たな層が中学受験に目を向け、受験構造自体が変化すると考えられます。 大学受験の有利不利の観点のみならず、思春期に受験をすることの難しさや是非についても古くから議論されています。
これらが解決するものではありませんが、公教育の参入はこれまで中校一貫教育に興味が無かった層や反対の立場の層にも少なからず影響があるのではないでしょうか。
2科目受験の最難関校であった青山学院中等部が2006年から4科目入試を実施。
その他の学校でも、2科4科選択→4科、または2科→2科4科選択へと移行しこの流れは今後も加速していくものと考えられます。
近年、詰め込み式の「知識量を問う」問題から、基本的知識をもとに「考える力を問う」傾向に変わりつつあります。
また、各学校が独自のカラーをより強く前面に出す傾向にあります。そしてそのことは、学習指導の在り方も従来通りでは立ち行かなくなることを意味しています。
様々な要因が在ろうかと思いますが、ここ10年20年で世の中(特に大学や企業)の人材観は大きく変化をしています。 そして世の中の人材観の変化は、長い時間をかけながら中学・高校における教育観や学力観にも影響を与えます。
具体的には、いわゆる偏差値や高学歴という一つの物差しの比重が高かった頃に比べ、価値観が非常に多様化しています。
それを受け、中学・高校でも当然価値観は多様化し教育プログラムや入試問題にも影響を与えます。 そうなると、志望校選びはこれまで以上に重要なものとなります。
ena-PTでは単なる偏差値で振り分ける従来の進路指導をではなく、「お子さんにとって一番の学校選び」をお手伝いいたします。
このような状況の中で受験勉強の進め方も変化を求められます。 解説を受けるだけでは「考える力」は身に付きません。また、「わかっただけ」では得点に結びつきません。 「各学校が求めている学力」を身に付けないことには合格を勝ち取ることは出来ません。この傾向は今後いっそう強まります。 「子どもの興味・関心を高め、主体的に勉強に取り組ませること」 「現状から志望校合格への最短ルートを明確に示すこと」これらが我々の使命です。 1つは学校の傾向に合わせた対策がより重要になること、もう1つは考える力へのシフトに対応するために解説型の学習指導に加えトレーニング型の学習指導がより重要になってくることです。
ena-PTの家庭教師で学習能力を磨き得点力を高め、第一志望校合格を勝ち取りましょう。
様々な面で変化のある'06年入試を受け、'07年入試はさらに混迷の度合いを深める気配です。 変化する状況では何を心がけるべきでしょうか? 本セミナーでは'06年入試の動向から入り、'07年入試を乗りきり第一志望校合格へと導く「家庭学習力」「考える力」を高める秘策を随所に満載しております。 お誘い合わせの上ぜひご参加ください。