明誠高校の体育祭では、クラス対抗の競技に加え、全校を赤・青・黄・白の4ブロックに分け、得点を競う競技が行われる。
学年の枠を超えて、一致団結して対戦する競技の数々、応援にも力が入る。どの競技についても、生徒たちが楽しんでいる様子が伝わってきたが、その中から、いくつか印象に残ったものを紹介する。
大縄跳び
まずは「大縄とび」。クラス全員が参加して大縄を跳び、その回数を競う。心をひとつにして大縄を跳ぶこの競技、なかなか難しいそうだ。それでも優勝チームは50回近く跳ぶ見事な結果を残していた。
クラス全員対抗リレー
3年生は、クラス全員参加による「クラス全員対抗リレー」がある。運動が得意な子、苦手な子、足の速い子、遅い子がいる中で、みんな精一杯走る。その声援も一際大きく、クラス一丸となってのリレーを盛り上げていた。
部対抗リレー
どんなにハイレベルの戦いを見ることができるのかと待っていると、始まったのは、思い思いの衣装に身を包んだ運動部の生徒たちがトラックをリレーするパフォーマンスだ。観客にアピールしながら、歩く生徒たちの姿に笑い声が起こる。保護者の方々は少し戸惑い気味だが、生徒たちが楽しんでいるのがわかる。
自由でのびのびとした学校の雰囲気が伝わってくる場面でもあった。その後は、いよいよ部対抗での走りだ。さすがに、日々練習に励んでいる運動部の生徒たち。見事な走りで期待を裏切らない白熱したレースを展開した。
騎馬戦・棒引き
3年生男子の「騎馬戦」では、高校最後という思いを感じさせる熱戦が繰り広げられる。上半身裸の男子たちが、がっちり組んだ騎馬には逞しささえ感じ、対戦にも見応えがあった。
女子生徒全員による「棒引き」は、まずはスピード勝負、引き合いになる前にサッと棒を持ち、軽々と陣地に持って帰る様子も多々見られた。いったん引き合いになると、一本の棒に10人を超える生徒が集まり、迫力がある。圧倒的に数で負けて引きずられてもなお、棒を離さない根性を見せつける生徒も少なくなかった。
色別(ブロック)対抗応援合戦
各組が趣向をこらした個性あふれるパフォーマンスが行われた。組によって衣装も様々、中心になっているメンバーの数にも差があるが、それぞれが組を象徴する音楽を使ったダンスパフォーマンスを行いながら、他の生徒を巻き込んで盛り上げ、観客を楽しませる。
色別(ブロック)対抗リレー
最後は、「色別(ブロック)対抗リレー」で締めくくる。
各ブロックの代表者のリレーだけに、さすがに圧巻の走りで、最後を飾るにふさわしいレースだ。
グラウンドには、終始、生徒たちの熱気と笑顔があふれる。時には生徒とともに熱くなる先生方、温かく見守る保護者の方々。
明誠高校の活気と強い絆が伝わってくる一日であった。
楽しく活気があって、生徒同士が楽しみながらやっている。自然に囲まれた環境で、のびのびと学校生活を過ごしている。
1年男子・母