高校時代は、子どもから大人への大切な過渡期である。その中で部活動は、単に体力を鍛え、能力や技術を高める以上に、人間関係を学び、精神的に成長する上で、重要なポイントのひとつであろう。
今回は、日本大学明誠高等学校の運動部に所属する生徒6人にお話をうかがった。生き生きと部活の様子を語り、アピールする生徒達の顔がとても印象的だ。明るく学校生活を楽しむ生徒達を見るにつけ、のびのびと部活に打ち込める環境もまた、日大明誠高校の大きな魅力なのだとあらためて認識させられた。
大澤くん:全国制覇目指して頑張っています。大会前などはかなり追い込んで練習するので、きついけれど、声を出してやっています。辞めたいと思ったこともありましたが、サッカーが好きだし、周りのみんなに声をかけてもらったり、助けてもらったりして、乗り越えられました。
伊藤くん:野球部はみんな元気で仲が良いです。練習は厳しいですが、練習後や休憩中のふざけて楽しむ時と、けじめをつけてやる時とメリハリをつけて練習しています。苦しい時も自分だけが苦しいわけではないという気持ちで、みんなで励まし合い、言葉をかけ合いながら頑張っています。
小川くん:大学生との練習が増えたこともあり、以前より本腰を入れてやって行こうという感じになりました。大学生との練習は、大学生のスピードに追いつかなければならなかったり、しっかり声を出してやっていかないといけなかったりするのですが、活気が出て、刺激になりますね。
大勝くん:ラグビーは、練習でも仲間にタックルするようなこともあり、痛みが伴うスポーツ。その分、気持ちを入れていかないとうまくいかないので、心のつながりも強くなるように感じます。部の仲間といつも一緒にいるから楽しいし、ラグビー部に入って本当に良かったと思います。
真崎さん:練習はそれほど追い込むという感じではなく、つらくはないです。信頼し合って、男女とも仲が良いので雰囲気がとても良いです。部活だけでなくプライベートで一緒に行動することも多く、とても楽しいです。
西谷さん:スキー部はオフシーズンが長いので、夏など陸上部並に走るので苦しいですが、声をかけ合って頑張っています。サッカー、水泳などで楽しみながら体力をつけることができるような工夫もしています。冬はほとんど毎日一緒にいるので、仲が良く楽しいです。
真崎さん:泊まりがけで試合に行ったりする機会には、一緒にいる時間が長く、とても楽しいです。大会では仲間の応援がうれしくて、応援のおかげで勝てた試合がほとんどだと感じるほどです。仲間とのつながり、仲間の応援がいつも力になっていますね。
西谷さん:今年の夏合宿は今までの中で一番つらかったですが、最後の日には打ち上げのような形でバーベキューなどをしながら、お互いに今年の冬の目標を言い合ったりして、みんなで頑張っていこうという団結力が強くなり、良い思い出になりました。関東大会、全国を目指して、頑張っていきたいと思っています。
大勝くん:今年の夏は4泊5日の合宿を2度経験しました。今までは、ラグビーにそこまで集中することはなかったので、きつかったけれど、仲間同士の絆が深まり、終わったときの達成感がありました。
大澤くん:1年の夏の菅平合宿がきつかったです。試合の後に走って、また試合という感じで体力的にも精神的にも厳しくて。けれども、それを超えて冬の公式戦で勝てるようになったときは、本当にうれしかったです。
伊藤くん:毎日が思い出です。練習の最後に必ず、400m走や3㎞走など厳しいものがあるのですが、終わった後、みんなでタッチして終わったという感慨を得るのもいいですよ。12月23日~28日に毎年合宿があり、クリスマスというイベントの時期に男ばかりで、こんなに走って、頑張っているというのもなかなかない経験ということもあり、思い出になっています。
小川くん:試合のとき、みんながひとつになれる、何としてでも点を入れるとみんなで団結できるのがすごく好きで、心に残ります。
伊藤くん:部活が終わるのが9時過ぎで、家での勉強時間がほとんど取れないので、テスト1週間前位は、特に授業に集中するようにしています。
小川くん:テスト前に部活が休みになる1週間を有効に使えるように、前もって勉強の計画をたてるなど工夫しています。
大澤くん:毎時間の授業に集中することが大切だと思っています。テスト期間中は、時間を無駄にしないように、学校の自習室で勉強するようにしています。
大勝くん:家で勉強する時間があまりないので、1時間ほどの通学時間も無駄にしないように、電車に乗っている時にも教科書を開いたりして勉強しています。
真崎さん:バドミントン部は頭の良い子が多いので、テストが近くなって、そうした話題になると、かなり焦ります。互いに刺激し合って、自然に勉強する雰囲気になりますね。
西谷さん:私はあまり両立できる方ではありませんが、テストの日の朝は頑張っています。部活での工夫としては、赤点をとらないように、テスト1週間前は、コーチに監視されながら部員全員で勉強しています。
大勝くん:ラグビー部は人数が少ないので、後輩には一人でも多く入ってほしいです。絶対、入って後悔しない部活だと思いますので。
大澤くん:明誠高校は楽しいし、おもしろい先生方も多くて、入って後悔のない学校なので、ぜひ入学して欲しいと思います。
伊藤くん:楽しい学校です。実際、僕は第1志望ではなく、通学に時間がかかることもあって、最初は入学するかどうかさえ迷っていたんですが、入学してみたら、素晴らしい先生方と出会え、友達もできて楽しくて、1時間の通学時間も短く感じるくらいです。野球部は相当つらいし、甲子園を目指しているので、最後までやれる、やる気のある人に入ってほしいです。
小川くん:ハンドボール部は厳しいので、ちょっと自分を鍛え直したいという気持ちがある人には、入ってほしいです。自分を変えられると思います。
西谷さん:スキー部は、スキーをやったことのない人も大歓迎なので、興味がある人はぜひ来てほしいです。冬は長い合宿があって厳しいですが、精神的にも強くなれるし、達成感もあると思います。女子は2人しかいないので、特に女子には入ってほしいですね。
真崎さん:バドミントン部は、初心者も経験者もいるので、初心者も気軽に入れますし、経験者も明誠高校で活躍してほしいです。仲が良いのが自慢なので、楽しく、少し自分に厳しくと思っている人にも良いと思います。部活が学校の中で一番楽しいので、ぜひ入ってほしいです。
エデュ:それぞれの部活の素晴らしさが伝わってきました。今日は、どうもありがとうございました。
自主練習を含めると部活の休みはなしという厳しい部も多いようだが、つらさよりも楽しさが伝わってくる取材となった。
部活を通じて仲間との絆を強め、高校生活を明るく楽しんでいる彼らの笑顔は輝いている。自分の部活、明誠高校に誇りを持って、毎日頑張っている彼らを心から応援したいと感じた。青春を思い切り過ごす彼らを今後の説明会で、ぜひ見ていただきたい。