どんな絵が完成するか、ドキドキ。みんなで作り上げるから楽しい!
日本大学明誠高校では、毎年、文化祭で、生徒全員の手で1枚の巨大壁画を作り上げる。
一人あたり約3枚、それぞれに分担された図柄をダンボールに描いて色を塗り、2700枚をつなぎ合わせたひとつの壁画が完成するのは、文化祭直前。どんな絵が完成するのか、わからないまま、生徒達は作業をするのだという。
色塗りをしたダンボールは、まずクラスごとに接合する。みんなで黙々と、1枚1枚のダンボールに穴をあけ、紐で接合していく。
バラバラだった絵が、どんどん形になっていき、少しワクワクする瞬間だ。
ところが、実際に接合してみると色の塗り間違いが何枚も発覚…ということも、多々あるという。そうなると、また、焦って塗り直しということも。
こうして作り上げてきた壁画は、ひとまずクラスごとに保管され、文化祭当日の朝、生徒達は、初めて完成された壁画を見ることになる。みんなで苦労して作り上げる巨大壁画の完成は生徒達にとって、感慨深いものに違いない。
今年も、文化祭に向けて、壁画委員会で原画が選考され、巨大壁画作りがスタートしている。どんな壁画ができあがるのだろう。
文化祭にいらっしゃる方々も、ぜひ、生徒達とともに巨大壁画の完成を楽しみにしていただければと思う。
文化祭直前は丸一日、準備に費やす。運動部も総出で、ステージづくり。
巨大壁画に象徴される日大明誠高校の文化祭は、生徒全員で作り上げる文化祭だ。