八王子学園八王子中学校・高等学校「学校説明会に潜入取材！」

八王子中学校の教育とは？

学園モットー「人格を尊重しよう」「平和を心につちかおう」に基づいた人間教育と大学入試実績の更なる発展を目指し、中高一貫校として今年度スタートした八王子学園の教育の特徴は以下の通りである。

1．難関大学へ向けた早期学習プログラム「中高特進教育」
難関大学の合格を目指した系統的な学習、先取り学習を行い、高校3年は入試問題実戦演習にあてる。週6日制をとり、3年間で公立中学を840時間も上回る授業時間（数学と英語は公立の1.6倍）を確保し、夏休みには12日間の夏期講習を行う。

2．生徒の能力を鍛え高い実力をつける「学力養成」
レベルの高い教科書、教材を使用し、クオリティの高い授業を行う。英会話の授業はクラスを分割して10名程度の少人数で行い、会話力の定着を図る。Check Repeat Program（単元ごとにテストし、理解できるまで丁寧に指導）や10分ドリルを行い、生徒一人一人をフォローする。

3．豊かな心を育み広い視野と深い教養を身につける「人間の育成」
オリエンテーション合宿、自己表現合宿等で友人関係を築くことにも配慮し、キャリア教育・ボランティア活動にも力を入れる。中学3年では、オーストラリア語学研修を予定している。

まず人間力があって、学力。
教員の中でも徹底された教育方針

高校特進の担任を経験され、現在、中学1年を担任する先生から、中高特進への経緯、重視されている点についても話された。
高校3年間で大学受験に臨もうとすると、入試問題演習が高3、2学期以降になってしまい、十分な対策が取れないのが実情であった。そこで、中学から先取り学習をすることで、高校2年までに教育内容を終え、高校3年の1年間を演習にあてられると考え、中高一貫に踏み切った経緯があるという。

6年間の一貫教育により、勉強以外の部分にも余裕が出てくるのも大きなメリットと考えている。部活動への加入の推進し、中学1年ではほぼ全員が加入。また、道徳教育にも力を注ぎ、週3日10分間、独自の道徳教育を行ったり、平和教育や地元の文化を学ぶ機会も持つことができた。宿泊行事は中学に入ってすでに2回行われており、人間関係をつくる上でとても意味のあるものとなったという。

思わずもれる感嘆の息。
新設された中学生専用の教室も。

説明会の後、校内の様々な施設を見る見学会にも同行した。
新校舎にある中学生の教室や専用の理科実験室、高校生と共用ながら、5万冊の蔵書数を持つ図書室、設備の整ったPC室等を、小学生も保護者も興味深げに見学されていた。 中でも、充実した自習室や進路指導室には、保護者から感心する声が多く聞かれた。常駐している進路カウンセラーの方から、進路指導の面でのセカンドオピニオン的な立場で、きめ細かい対応（大学の先生方との面談、模試等の結果分析、生徒の進路相談）をしているというお話をうかがうこともでき、生徒ひとり一人をフォローしていく学校の姿勢を強く感じた。

八王子学園八王子中学校・高等学校の説明会日程