週10時間!「受験英語」と「生きる英語」の両立
Q. 英語教育の特色をおしえてください
英語教育に力を入れている学校がたくさんある中で、本校では大学受験に留まらず、社会に出てからのツールとなる英語教育を実践しています。「上司や部下が外国人」ということが起こり得る未来の社会に対応するだけでなく、世界で自らの主張ができるような『グローバルリーダーシップ』を身につけるため、優秀なネイティブ講師が授業を展開しています。
一方で、「もっと文法もやってほしい」という保護者の声を反映し、日本人講師の授業時間を増やしました。大学進学を視野に入れた『英語力』にもきちんと対応しています。
——工夫されているポイントは?
全員お互いの顔が見渡せる双方向型授業や、英語プレゼン大会の実施により、生徒たちに度胸をつけています。最初は外国人に対し何も話せなかった生徒も、「単語をつなげてでも何とかしよう!」と積極的に話しかけています。
学習する習慣をつくる『武蔵野ネット』
Q. 『武蔵野ネット』についておしえてください
パソコンを利用して勉強できる『武蔵野ネット』は、家庭学習習慣の必要性から誕生しました。この習慣が身につかない理由は、「何をしていいかわからない」というもの。「何をすればいいかわかる」ように、授業の単元に合わせた動画授業+確認テストにより、授業の復習ができるようになっています。また、センター試験対策も入っていて、受験勉強にも対応しています。
——先生や保護者はどのように関わっていらっしゃいますか?
教員は管理者画面で学習状況を把握し、面談時に指導できる体制を取っています。また、生徒本人にも『セルフチェックノート』に学習記録を記入・提出させ、教員と保護者がコメントを書く仕組みを取っています。学習以外の悩みにも対応し、適度な距離感のあるベストなコミュニケーションにつながっています。
学内にある「スペシャルな場所」=『武蔵野eステーション』
Q. 『武蔵野eステーション』とはどういう施設ですか
学校の授業や部活を終えて、帰宅後に塾に出かける…というのは、生徒にとって面倒なことがひとつ増えてしまうと感じたのです。『武蔵野eステーション』は、「学校の中に塾がある」というようなイメージでつくりました。「専門的な環境」があり、「教えてくれる人」がいて、21時まで開館。それでいて塾に通うより格段に安価な料金で利用可能なのですから、一言でいえば「スペシャルな場所」です。
ここでは、チューターが個々に合った指導や課題を与えていて、もちろん中学生も入会可能です。利用者の情報は、毎週チューターと担任とで共有しているため、学校での指導と連携することができます。これは、学校内にこのような施設を持つことの大きなメリットですね。
——どのような目的で利用されているのでしょうか
「自習のみ」の利用者と、「自習+個別指導」の利用者の2種類の会員制度があります。
具体的な利用目的としては、もともとは『武蔵野ネット』と同じく学習習慣の一貫として位置付けていましたが、保護者の方のニーズもあり、受験対策にも対応しています。
隣同士が仕切られた自習エリアや演習を行うトレーニングエリア、個別指導エリア、休憩用のリフレッシュルーム、情報センターがあり、それぞれの目的に合わせて利用します。いずれも、自主的に勉強を行うための第一歩になっていますね。
「武蔵野eステーション」の見学もできる!今後の学校説明会日程
6月23日(日) | 10:30~12:30 | 学校説明会・2 | 詳細はこちら » |
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7月6日(土) | 10:30~12:30 | 学校説明会・3、英語体験授業 | |
7月13日(土)・14日(日) | 10:00~15:00 | 武蔵野夏祭り(文化祭) | |
8月31日(土) | 10:30~12:30 | 学校説明会・4 | |
9月21日(土) | 10:30~12:30 | 学校説明会・5、英語体験授業 |
取材を終えて…
最後に先生は、「必要に応じてやっていることが、いつの間にか学校の特色になっています」とおっしゃいました。これは簡単なことではありません。必要であると感じても様々な理由で対応が遅れたり、そもそもニーズを掴む機会すら作れていない組織もあるでしょう。その中で、武蔵野中学高等学校は宿泊を伴う保護者会を開催したり、年1回全校保護者アンケートを実施するなど、ニーズを汲みとるコミュニケーションを大切にされています。
「必要なことに対し、当たり前に対応する」という姿勢は、学校の特色となるばかりでなく、生徒や保護者からの強い信頼につながっているのだと感じました。