この日の理科の授業では生徒自身が「知りたいこと」をテーマに資料をまとめ、クラス全員の前で発表をしました。
1年生のときに学んで興味をもったことに関して、社会的なつながり、学問的なつながりを意識しながらまとめていきます。
心を豊かにするためには、五感で体感することが大切です。理科では、実験を多く取り入れて、「自分で体験すること」を重視しています。
「分からないことは証明したら答になる」ことを知ってほしいからです。
実験は、自分で体験できるよう1~4人の少人数で行うよう徹底しています。
学園内に蜂の巣が見つかれば、蜂の巣を観察したり、豚の目を解剖して、目の仕組みを学んだり、教材は多岐にわたります。豚の目の解剖では、「落とした命から精一杯学びなさい」ということを伝えて解剖に取り組みます。
「命を知る」別の方法として、フィールドワークも行っています。米を作るのですが、育てていく中で「苦労」を伝えたいと思っています。生徒たちは、土があって、水があって、命があるのだということを肌で実感しています。
「知識があって見方を変えれば、違う世界が見えてくる」。理科を通じて、その新しい世界を見せてあげたいと考えています。
豚の目の解剖は千葉明徳のみがやっている実験だと思うので、貴重な体験でした。
英語の授業では、スライドを用いて矢印や下線、アニメーションを使って視覚的に印象付けます。
板書はしないので、演習の時間を増やすことができ、生徒一人ひとりの習熟度に目を向けることができます。
本校では英語の授業に入る前に隣の席の生徒と2分間、英語で会話をする時間を設けるなどして、心の壁をなくすことを目指しています。
授業では、「音読」を重視しています。
私が英語を読み上げるときは、英文に慣れてもらうためにあえて速く読みますし、音声を流す場合は流しながらすぐに後を追って発声するように指導しています。
テキスト自体の難易度は高いですが、英語に慣れているので問題の解き方は自然と身についています。
中学1、2年生は、年2回開催される「レシテーションコンテスト」で、100~200語のイソップ寓話を暗唱してもらいます。英語が苦手な人でも、暗唱できたという点で達成感を得ているようです。
覚えた英語を活かす場として、希望者を対象にしたアメリカへの海外語学留学も予定しています。
また、英検も進んで受けるように指導しています。いろいろな世代の人が受けていることを知ってもらうために外で受けるように勧めています。
スライドを使った授業は板書の時間が省けるので、内容が濃い。ポイントもわかりやすい。