1年間過ごした生徒が感じる学校の魅力とは?
説明会の最初のプログラムは、中学1年生(現2年生)による学校紹介。まず、その学年を担当している先生から簡単な説明がありました。
「本校は行事の多い学校です。入学して4日目には『オリエンテーション(1泊2日)』、キャリア教育に力を入れているので、5月には『職業体験』へ行きます」
次に行事紹介のDVDが上映され、いよいよ緊張した面持ちの3人の生徒が登場しました。
勉強だけじゃない学校生活
学外で週6日バレエレッスンに通う特別進学コースの生徒は、「宿題も多くて、両立は大変です。それでも、宿題をがんばることは、自分の将来に必ず役立つと思っています」と話してくれました。バトミントン部と勉強を両立している生徒も「先輩のやさしさや友だちとの励まし合い、先生の支えがあるからがんばれます」と笑顔でスピーチ。また、合唱祭で指揮者を務めた生徒は、「“ごきげんよう”のあいさつがとても気に入っています。最初は恥ずかしかったけれど」と素直な気持ちも教えてくれました。
あたたかい空気は今も昔も変わらない
3人の生徒のお話のあと、人生の半分以上をここで過ごしてきたというベテラン先生が東京家政学院の魅力を語ってくださいました。
「建物は新しくなり、教育システムも変化してきましたが、東京家政学院のあたたかい空気は昔も今も変わりません。先輩を慕い・敬い、後輩をいつくしみ・育てるという空気が脈々と流れています。
本校は、来れば来るほど良さを感じられると自負しています。できたらこの生徒たちのことも覚えていただき、見かけた際には声をかけてみてください」
フジテレビで職業体験
発表を終えた3人の生徒たち
キャリア教育と、それを支える心の教育
次に、校長の長尾宏先生がお話してくださいました。やさしいまなざしで落ち着いた雰囲気の校長先生は、2人の息子さんの父親でもあります。私立中学受験も経験されているため、参加親子への言葉も共感に満ちたものでした。
東京家政学院は「キャリア教育の学校」
「教育の特徴は『キャリア教育』。中学1年生から始まります。最初の一歩は、本校が自慢できる『エンカウンター教育(心の教育)』。キャリア教育の入り口に、しっかりとコミュニケーション能力を育んでいます。自分の個性を知って、最大限に生かす道を探す。教員・保護者・本人とで、しっかり話し合って目標を設定します」
夢を見つけ・叶えるための進路指導
「本校では、この大学が受けやすいから…という進路指導はしません。また、“難関大合格者を輩出すること”を目的とした学校でもありません。この生徒にはどんな学校が合うかを、よく考えた上で進路を決定しています。こんなことを言えるのも、しっかり実績を出しているからこそ。今年も、GMARCHや3大女子大には、2ケタの生徒が入学。これは一人ひとりに、大学の先にある将来の職業もしっかりと見据えた上でのキャリア教育を行う中、生徒自身ががんばった結果なのです」
心に一輪のバラを
「本校の『心に一輪のバラを』という言葉は、一人ひとりの個性にあった道を見つけることを表現しています。一輪のバラを胸に秘めて、大学で、社会で、大きな花を咲かせてほしいという想いが込められています。本校を気に入っていただければ幸いです」
壇上ではなくフロアで話す校長先生
学校の象徴である赤いバラは校章にも
東京家政学院の魅力と入試に向けたメッセージ
説明会の最後は、広報主任の先生。東京家政学院に通うさまざまなメリットと入学試験に向けてのお話をしてくださいました。
苦手をなくし得意を伸ばすフォロー体制
通学に便利な都心にあること、大学が併設されていること、独自のチューター制度があることに加えて、先生が強調しておられたのは、「学習フォロー体制」の手厚さでした。苦手をなくすだけでなく、得意を伸ばしていく。補習・講習で「今やっておくべきこと」を残さない指導が、全学年で行われているとのことでした。
入試を受ける人への3つのメッセージ
東京家政学院の入試を受ける人への先生からのメッセージは、次の3つです。
- (1)学校の授業を絶対大切にしてください。
特に、理科・社会の入試範囲は教科書が基本です。 - (2)模擬試験を受けてください。
小学校のテストと入試は違います。形式に慣れておきましょう。 - (3)学校説明会にどんどん参加してください。
勉強以外の魅力をみつけてください。
ユーモアを交えながらのお話には、ときおり笑い声もあがり和気あいあい。「次回の説明会は、6月23日のクラブ体験です。ぜひお越しください」と締めくくられた説明会の最後には、料理部の生徒たちから手作りマドレーヌのプレゼントがありました。参加者の小学生は、恥ずかしそうにしながらも笑顔で受け取っていました。
6年間を過ごす大切な場所
説明会に続いて行われたのは、施設見学会。大学も併設している東京家政学院には、学校生活をサポートするさまざまな施設が揃っています。
生徒を見守る充実した環境
施設見学会では、体育館や茶室、テニスコート、図書館などを巡りました。体育館では「百人一首大会」も観戦。職員室の前の廊下には、ホワイトボードと机が置かれていたり、キャリアサポートセンターには、卒業生チューターが常駐していたり、生徒がいつでも先生や先輩に質問できる充実した環境を見ることができました。
先生と直接話せる安心感
施設見学会と同時に開催された「個別相談会」にも、たくさんの参加親子の姿がありました。
参加者のお母さん・お父さんからの質問に笑顔で真摯に答える先生方。会場をあとにする親子の背中は緊張もほぐれ、軽やかに見えました。