inter-edu's eye英語が苦手だと東大入試で不利!?
英語は東大入試の必須科目でもあることから、英語の成績が合否を左右することも十分に考えられる。そこで英語多読を導入し、数々の東大合格者を輩出している科学的教育グループSEGの英語多読コース主任・宮下先生を中心に、英語学習が東大入試でどのように役立つかを教えていただいた。

先生インタビュー 東大入試の英語には、SEGの多読がぴったり!

SEG英語多読コース主任・宮下いづみ先生

◆東大の英語には、どんな特徴があるのでしょうか。

近年の東大入試の傾向として、保護者様世代といちばん違っているのは、文章量です。大変長くなっています。制限時間は変わっていませんから、つまり速い処理能力が必要とされているということです。リスニングに多くの時間が割かれていて、配点が高いことも特徴の1つです。英語120分のなかで、途中からリスニングが始まり、30分ほど聞きっぱなしの出題です。長いので、内容・文脈を理解しながら聞く力、論理的に考える力をつけないと、ついていくのは厳しくなってしまうことでしょう。

総じて、文脈をどれくらい理解できるかが合否を決めると言って良いと思います。
また、「話す」以外のすべての技能、つまり「読む」「書く」「聞く」力が求められる内容になっています。総合的な英語力が反映される試験です。

◆SEGで育てている英語力は、東大の入試でも力を発揮するのでしょうか。

もちろんです!いくつか例をあげてお話します。
問1は要約とパラグラフ整序です。要約では、だいたい250語くらいの文章を約70~80語くらいの日本語に要約します。
SEGの英語多読クラスでは、高2頃から、物語の意味を考えながら読み、要約するという作業をしています。また、それ以前からも「自分の言いたいことが何かを考えて英語で文章を書く」という作業をたくさんこなしているので、入試問題はとても短く感じるんですね。ですので、要約は得意という方が多いです。

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また、本をたくさん読んでいると、話の流れとして「これは当然ありえないな」ということが直感的に分かりますので、パラグラフ整序もかなり速い時間で処理することができます。
パラグラフ整序では、鍵を握る単語が必ずありますが、そういう単語もすぐに見つけることができます。

問5の長文総合問題では、専門性が高い科学的な内容よりは、物語文などの方が出題されやすい傾向にあります。なので、長さにだけ耐えられれば、充分処理できると思います。
多読教室には、40万冊の蔵書があり、内容として小説・物語文の占める割合が多いです。当然1冊丸ごと読む、という訓練を本当にたくさんしているので、長文でも状況をパッと捉えることができます。
そもそも、多読をやっていれば、東大の3000~4000語の長文は「長文」とすら感じないはずです。

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◆なるほど。先ほど東大入試の特徴の1つに挙げられていた、リスニングについてはどうですか?

問3のリスニングは30分ほどもあり、他の大学に比べとても長いと言われています。
しかし、そもそも多読の授業は、授業の半分の80分がNative講師による文法・精読の授業のため、年間でも80分×50回分、Native講師の話を聞いているわけです。また、CD付きの本がたくさんあり、音声を聴きながら読書していることも特徴的です。これが多読の生徒たちの耳を養うことは言うまでもなく、彼・彼女らは非常にリスニングを得意としています。

Native講師による授業は、リスニング力を鍛えるだけでなく、実は「異文化に触れる」という大きな意味もあります。
SEGのNative講師には色々な国の講師がいますので、彼らと接することが、1つの事柄について色々な視点を持つ、良い環境となっています。言わば比較文化を常にしているような状態です。
これは東大入試には直接は関係ないことかもしれませんが、総合的な英語力を高めるためにはとても大切なことです。

◆英語多読の授業はNative講師による授業が半分ということですが、もう半分が日本人講師による多読の授業ということでしょうか。

そうです。英語多読では普段から「分からない単語はすぐに辞書を引く」ではなく、「分からない単語を前後の文から推測する」ことが徹底されているので、生徒たちは未知の単語に出会っても、きちんと文脈から類推し、意味を理解することができるのです。これは派生語についてもそうで、1つの単語を学んだだけで大きな広がりがあります。

もちろん、この学びを導くのが、多読を指導する日本人講師です。導くというよりは、一緒に歩いて考えるのが、日本人多読講師の役割と言えるでしょう。
日本人講師とNative講師のタッグで、読む・聞く・話す・書く、この4skillsを全て高めていく授業をしているのが英語多読コースです。

中1生保護者のインタビュー 中1の春期から多読を受講し始めたお母さまの声

筑駒中1生保護者Aさん

【「お母さん、この本面白いから読んでみて!」】
◆多読の授業についてお子様はお話されたりしますか?

本は、しょっちゅう私の目の届く範囲で読んでいます。
本人が面白いと感じると、「お母さん、これ面白いから読んでみて」と持ってくるので、「どういう話なの?」と聞くとしっかり説明できるんですよ。日本語で言えば、小学校1年生くらいの子が読んでいるような本なので、親が読んでいても簡単で面白いです。

◆お母さまも一緒に本を読まれているんですね、素敵ですね!

本人が「読んでみて」って言うのに、私が読まないとなるとそこで興味が終わってしまいますしね。
昨日も、子どもは私の目の前で多読をしていました。
CDが付いている本だとそれを聴きながら読んでいますし、CDが付いていない本でも一所懸命音読しています。

【子育てのときの日本語と同じように、英語を学習する】
◆今後英語力などについて、期待していることはありますか?

身につけられることがすごく大切だと思っています。私としては、文法だけやっていては語学は身につけにくいと考えています。
日本語でもそうですけれど、子どもを育てるときに、まだ言葉が分からない子どもに対して一所懸命話し掛けたり、絵本を読み聞かせたりしますよね。そういう意味ではまず耳や目から言葉を入れていく多読は、語学学習のあるべき姿じゃないかな、と私は思っています。

東京大学理科I類合格生徒のインタビュー 英語多読コースで伸ばした「リーディング」の力

東京大学理科I類 丸山三智佳さん 筑波大附属駒場高校卒

◆英語多読をしていて、どんな力がついたと思いますか?

リーディングは本当に他の人よりできるようになったと思います。それは高2、3くらいになって気づきました。

◆多読コースは、高3ではどのような内容の授業なのでしょうか。

高3の1学期は東大で使っている教科書を読んでいきます。
2学期はテストゼミと言って、完全に演習形式の授業になるので、それで受験に充分対応できる力がついたと思います。

◆大学に入って、SEGの英語で培った力が役立ったことはありますか?

実験をして英語で論文を書くという必修の授業があるのですが、そのときに参考資料を探したり読んだりするのに役立っています。 読む力はすごくつきました!

説明会日程

SEGでの受講をご検討いただいている方のための、入会説明会です。SEGはどのような塾なのか、特長をお話しいたします。また説明会終了後、個別受講相談会を行います。
※予約不要

説明会日程 新中1 新中2・新中3 新高1 新高2
3月10日() 11:00 13:30 10:00 --
3月20日(水) 11:00 -- 10:00 14:00