小4・小5でするべきこと
小4のあいだにするべきこと
公立中高一貫にはどんな学校があるのか。enaの公立中高一貫校ハンドブックの他、雑誌やインターネットなどを使いながら、学校・入試情報を集めましょう。

一番大切なのは、親子で話し合うこと
公立中高一貫校を受検するかどうか、どの学校がわが子に合っているのか、受検を決めたら、どんな勉強が必要なのか。
クラブや習い事と両立されているご家庭も多くあります。視野を広く持ち、一緒によく話し合ってください。
算数・国語の基礎基本を身につける
まず小学校での勉強をしっかりと取り組みましょう。これが将来の「通知表(報告書点)」対策になります。家庭では“文字に慣れ親しむ”ために「読書の習慣」をつけましょう(月1冊)。また、将来の受検に備えて作文の練習を積みましょう。お子様が「体験」したことについて「月1回」は書いてみましょう。
模擬テスト・イベントに参加してみる
適性検査に慣れておくことも必要です。公開模擬テストなどにチャレンジして、適性検査の傾向を知りましょう。学校の最新情報にふれられる講演会に参加することも、大切な受検準備になります。
小5のあいだにするべきこと
受検状況や適性検査問題の実物など、受検をイメージするのに役立つ情報収集に加えて、「学校説明会」に参加しましょう。学校の雰囲気を実感するためにも親子で参加することが最適です。学校に行ったら必ず、授業や施設を“目と足で”確かめてみてください。
理科・社会の基礎知識も身につけよう

適性検査は“知識中心”の私立中学の出題とは大きく異なっています。簡単に言えば、緑や農業、地域の生物環境、人口問題や環境問題、日本の価値ある文化、マナーや人としての生き方など「より広い視野での学力養成」が求められています。適性検査問題に対応するためには理科的、社会的な基礎知識の上に“疑問”や“興味・関心”の強さが大切な要素になっています。日頃から親子で適性検査によく出るテーマについて話す機会を持つことが、そのまま力に繋がります。
小5の「通知表」対策(観点別評価)は
入試に直結
東京都では、入学者選抜の際、小5・小6の成績(区立九段中は小4も対象)が「報告書点」として「総合成績」の中に組み込まれています。「通知表」は「観点別評価」でつけられるため、授業態度(意欲・関心・態度を含む積極性)、提出物(夏休みの課題など)、などが対象となります。
欠席数が多い(年間で15日以上が目安)と、理由書の提出を求められる場合がありますので、日々の健康管理にも気を付けましょう。
「作文ルール」を身につけよう

近年では、作文でしっかりと得点を確保し、適性検査(文系・理系)で50%程度の得点率を目指すのが合格の必要条件になっています。思考力や記述力を身につけるには「作文の習慣」を確立することが最も重要です。実際に適性検査に出題されているテーマについて月一回は書きましょう。特に「自分の意見」を経験や事実で根拠づけて書くことがポイントです。
また「添削」は欠かせません。塾の先生に添削してもらうことで、「良い点」とともに「不十分な点」が分かるので、上達のきっかけになります。
模擬テスト・イベントに参加してみる
適性検査に慣れておくことも必要です。公開模擬テストなどにチャレンジして、適性検査の傾向を知りましょう。学校の最新情報にふれられる講演会に参加することも、大切な受検準備になります。