自ら学ぶ力を伸ばす!桜丘はSSノートで学習習慣を確立!

桜丘中学・高等学校は、「基礎・基本の習得」と「学習習慣の定着」を大切にし、「入学後に学力が伸びる学校」
として近年注目を集めている。学力を伸ばす取り組みのひとつ、SSノート(Self-study Notes)に注目して取材させていただいた。中学生の教室で、ノート記入の様子を見せていただき、SSノートを活用してきた高校1年生の生徒さんにインタビューさせていただいた。また、チューターとして指導にあたっている卒業生にもお話をうかがうことができた。

進学実績アップの理由 SSノートとは?
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見学させていただいた中1のクラスでは、当日行われた模試の自己採点を行い、SSノートに点数や反省を各科目ごとに記入していた。
中2になると、日々の学習の記録、宿題、to do list(その日勉強すべきこと)を記入していた。
また、他のページでは定期考査中のスケジュールを記入したり、行事の時の自己評価をするページもあり、様々な形でSSノートが活用されているのがわかる。

【生徒インタビュー】SSノートで学習を振り返り、自分自身でやるべきことを考える!

インターエデュ(以下、エデュ):SSノートはどのように活用していますか?
関﨑さん:自分がどのくらい勉強してるか確認できるので、試験前などはすごく役に立ちます。
科目ごとの時間もわかるので、不足している科目に多く勉強時間をかけようと考えたりもしますね。備考欄にコメントを書くと先生が返事をくれるので、コミュニケーションがとれますし、励みになります。
志村くん:書くことで忘れ物をしなくなりました。SSノートを見直して苦手科目の勉強時間が少ないと気づくことも多いです。

桜丘中学・高等学校
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エデュ:SSノートを使い続けて変わったこと、身についたことはどんなことですか?
関﨑さん:勉強時間を気にするようになりました。中1の頃は、1時間でも「やった」という感じだったのが、今は2時間やっても足りないかなとか、試験前などは3時間でももっとできるかなと思うようになり、意識が高まったと思います。
やるべきことや時間を意識するようになり、電車などでの隙間時間を使うのもうまくなった気がしますね。
志村くん:見直して自分の弱点を克服するための力がついてきたと思います。

エデュ:模試の振り返りも書いているようですが、どうですか?
関﨑さん:中学生の時からSSノートに書いているので、しっかり見直しをするようになりました。模試をやったままだと気づかなかったと思いますが、自分ができていない分野がわかるので、重点的に復習したりできます。
志村くん:間違えたところがわかるので、効率よく勉強できるのが良いですね。

エデュ:家庭学習ノートについて、教えてください。
関﨑さん:大学ノートに自分がその日やりたいこと、やらなくてはいけないことを勉強し毎日提出します。問題を解くことに活用する人が多いですね。
また、学年ごとにページ数を増やすように言われています。
志村くん:普段の宿題とは別のもので、苦手なことを勉強して克服したり、模試前に勉強をしたりするのに使っています。

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エデュ:チューターから勉強を教わることはありますか?
関﨑さん:今はまだありませんがチューターさんの部屋で、高2、高3の方が質問しているのを見かけます。私も、いつか質問したいと思っています。
志村くん:将来、利用したいと思っています。URC(University Resource Center)には、大学に関する情報とか、赤本もあるので活用できたらと思っています。

エデュ:桜丘を選んだ理由、学校の雰囲気を教えてください。
関﨑さん:高校の制服がかわいいという理由で選びました。先生との距離が近い感じがして、気軽に質問も雑談もできるし、友だち関係も広がってすごく満足しています。みんな真剣に授業を受けていますが、そういう中でも、先生が雑談してくれたりして和ませてくれるので、とても良い雰囲気です。
志村くん:学校全体が和やかな雰囲気に包まれていますが、そんな中でも、みんな一生懸命勉強しようという意識で、刺激的な環境だと思います。あと、桜丘はカーペット・ホワイトボードを使用しています。個人的にきめ細やかな環境整備に、興味を惹かれましたね。

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エデュ:SSノートは、どのように活用していましたか?
山中さん:今日やったこと、明日やることを細かく書いて、できたかどうかコメント欄に書いて担任の先生に提出すると、返事を書いて返してくれるので、意識してきちんとやるようになりました。
長期的な目標を持って学習の計画を立て、それができたかという反省に活用していました。
木村さん:毎日の授業の予習・復習・宿題をしっかり書いて、何度も確認していました。
外部生なので、高校から使うようになりましたが、中学から使っている内部生の方がしっかり書いて、使いこなしていたように思います。

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エデュ:得意科目を伸ばしたり、苦手科目克服に役立ちましたか?
山中さん:得意科目については、得意だったらこういう勉強の仕方があるとか、こんな大学もあるよとか、アドバイスをいただいたので、もっと頑張って、その大学に行けるようにと思いました。
苦手科目については、相談をすると教科の先生に連絡してくれて教材を紹介していただきました。
木村さん:数学が苦手だったんですが、各教科の勉強時間を報告するので、苦手なわりに全然やってないことを指摘されたり…。
先生の方で把握することにはすごく役に立つと思います。

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エデュ:在学中と比べて、学校の雰囲気は変わりましたか?
山中さん:すごく真面目で、勉強熱心になったと感じますね。
私達の頃は、学校の取り組みが強化され、進学実績やレベルが上がり始めた頃だったので、今とは少し違っていたと思います。
先生との距離が近くて仲が良いのは変わらないと感じます。卒業生もよく先生に会いに来たりしますし、信頼関係が築かれているところは変わらないですね。
木村さん:1学年下の子などは自習室も1、2年生から使ったり、勉強量がどんどん増えているようです。
そういう中でも、イベントを楽しんだり、部活に一生懸命取り組んだりしている感じは変わらないと思います。

エデュ:生徒たちがSSノートを毎日使うことで、自主的に学ぶ力がついたということですね。
先生方と生徒達との厚い信頼関係が、「入学後に学力が伸びる学校」として注目を集める桜丘の根本にあることを強く感じる取材となりました。本日は、ありがとうございました。