国語
同校の国語学習は、「コミュニケーション能力の育成」が根幹となっている。噛み砕いて言えば「相手の意思を正確に理解して、自分の意見を的確に表現する言語能力」を習得するということだ。入試では、入学後の国語学習に備えて「本文を正確に読み取り」「問われていることを正確に理解する」力を試す。
なぜなら、それが言語活動の基礎になるからだ。過去の入試問題を解いて出題形式に慣れることはもちろん、普段から読書を通じて思考力を深め、日常の「ことば遣い」においても的確な日本語を使えるように心がけることがポイントとなる。
各紙朝刊の一面に載っている「コラム」を毎日読むのも、国語力を養う効果が期待できる。
【中学入試 国語】解法については、文法、ことわざ、慣用句、表現技法などの知識問題は、昨年の入試から独立した設問になっている。
国語が不得意な受験生は、まず文章題より先に、これらの問題から解答するのが手堅いだろう。文章題では抜き出し以外の出題もある。文章中のキーワードを用いながら自分の言葉で文章を組み立てることに慣れておけば落ち着いて正解を導き出すことができるだろう。
【高校入試 国語】知識問題は、漢字の読み書きに関する大問が2つあるほか、読解問題の文中のものを含めると全体の約4割近くになる。
内容は助詞・助動詞の用法などの文法や慣用句・修辞法・文学史などでいずれも基本的なもので構成されている。
算数・数学
同校における数学指導の原点は「論理的な思考」を身につけるということである。数学に限らず、人はさまざまな問題に直面する。
「論理的な思考」とは、問題に対して「その場しのぎ」に対応するのではなく、方向を見失うことなく目的達成にむけた方法や解答を導ける力である。
入学後の授業においても重視していることは「なぜそのような解答が得られたのか」「なぜそのような式が成り立つのか」という思考過程である。
【中学入試 算数】以上をふまえ、入試においても大問の3~5は記述式の出題がある。最終的な答えがちがっていても、立式や解法、作図などを見て、考え方がそれていなければ部分点として加点される。
普段から、ノートに解答のみを書くのではなく、立式や過程がわかるようなノート作りを心がけたい。大問3は既存のパターンに当てはめようとせず、設問の意図を正確に読み取って「発見」することがコツだ。
【高校入試 数学】入試でも「論理的思考」に必要となる知識や解法を問う。難問奇問はない。
まずはある分野に偏ることなく、広範に基礎力が身につくような学習方法を心がけよう。
後半の応用問題では、小問集合形式の問題があり、順番に解いていくことによって、その前の解法プロセスを利用できるようになっている。
理科
単に受験対策するだけではなく、同校では「自然科学」本来の楽しさを伝えているのが大きな特徴だ。とくに低学年では、自然を観察することや実験をできるだけ多く取り入れ、自然科学への興味を高めている。
学年が進むにつれ、その観察・実験のまとめ「論理的な見方や考え方」ができるようにしていく。
また、今学んでいることが世の中ではどのように利用されているか、また今後どのような発展の可能性があるかということにも授業の中で触れていく。
【中学入試 理科】小問の多くの部分については、身につけておきたい基礎知識を問う出題だ。同時に、毎日の生活の中でよく見られる現象についての出題が必ずある。ふだんはあまり気にとめないことや、あたりまえと思われることも、よく考えると非常に不思議なこと・驚くべきことがあるはず。
そのような小さな疑問を大事にして、それを調べてみる習慣をつけることが重要。
世の中で話題になった科学的な話題についても、ただのニュースで終わらせるのではなく、興味を持ってもう一歩踏み込んで理解することがポイントだ。
社会
地理・歴史・公民・倫理・政経ともに、いずれも教科書レベルにとどまらない、将来社会人になって恥ずかしくない教養を身につけるとともに、日々社会で起きているさまざまな出来事に対する「正しい理解力と判断力」が身につくように授業を行っている。
ニュースや事件は、ただの「出来事」ではなく、なぜそのようなことが起きたのか、情報を収集し、論理的に背景を探って、問題解決の方法を探る力が「生きていく力」となるはずである。
【中学入試 社会】歴史・地理・公民の3分野から出題される。
範囲は古代から現代まで、政治史や経済史までさまざまな分野にわたる。歴史では、単に用語を覚えるのではなく、「流れ」を理解しているかどうかが重要。
地理も地名の暗記ではなく、その地域の自然と人間の関係や特色の背景なども把握するのが望ましい。
公民では新聞記事やニュースに対して、日ごろから関心をもっておくことが鍵となる。
英語
これからの時代、英語はもはや生きていく上で必須のスキルである。
日本語を母語としている中で、今から英語を母語のように身につける方法は、科学的にも適していない。
したがって、英語は日本語とどのように言語構造が異なるのかという視点に立つことによって、英語という言語を分析し、正しく使えるように身につけていく。
その上で会話や英語で表現する機会を多くもち、実際に使える道具としていく。
【中学入試 英語】英作文は必ず出題される。中学時代に学んだ単語や文法を駆使して、自分が言いたいことをいかに正しく表現できるか、ということを試す。また、リスニングテストを実施していないので、アクセントや発音の問題は必ず出題される。また、昨年は文強勢(文中のどこを強く発音するか)という出題もあった。そこには、相手の意思や自分の意思を、強勢に注意することで正しく伝えられることに注意してもらいたいという意図がある。
長文読解はそれほど長いものではないが、さっと読みこなせるよう、普段から教科書の1課分をまとめて読んでみたり、簡単な読み物に目を通したりしておくことが大事である。
詳細はHPをご覧ください。(http://www.dendai.ed.jp/)
【中学入試】注目された午後入試!
■2月1日午後入試以降の入学手続きは2月9日まで可能。公立一貫校との併願もしやすくなっている。
開催日 | 人数 | 教科 | 備考 |
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第1回 2月1日(金) | 男女60名 | 2/4科選択 | |
第2回 2月1日(金) 午後 | 男女25名 | 2科のみ | 特待生選抜を兼ねます |
第3回 2月2日(土) | 男女50名 | 2/4科選択 | 特待生選抜を兼ねます |
第4回 2月4日(月) | 男女15名 | 2/4科選択 |
【特待生選抜】特待生は入学金免除
【重複受験の特典】2回目以降の受験の場合、2科では10点、4科では15点加点して判定します。
(出願のみでは適用されません)
【高校入試】
開催日 | 人数 | 教科 |
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推薦入試 1月22日(火) | 男女約30名 | 作文・面接 |
一般入試 2月10日(日) | 男女約60名 | 国語・数学・英語・面接 |
【推薦入試】
応募資格は5教科の内申素点合計が 男子20以上・女子19以上(9科に1がないこと)。
英検・漢検・数検のうちいずれかについて3級以上取得している場合は、男子19以上・女子18以上でも受け付けます。
★なお、条件に満たない場合でもぜひご相談ください。
【一般入試】
1.第一志望優先 入試得点に10点加点して判定。入学志願票の「本校を第一志望とする」に○印。延納は認められません。
2.本校を併願とする場合 公立高校合格発表日の15時まで手続きの延納可
3.併願優遇制度を利用する場合 以下の基準を満たしている場合、入試得点に30点を加点して判定。
・5教科内申素点合計22以上(9科に1がないこと)
・英検・漢検・数検による加点制度あり。
★なお、条件に満たない場合でもぜひご相談ください。