生徒インタビュー

日本橋女学館Kさん、Iさん

インターエデュ(以下エデュ):これまで「にほんばし学」で学習した内容を教えてください。

T.Iさん(以下Iさん):中学1年では、「中央区について知ろう」をテーマ

にグループでMAPを作成しました。学校周辺の馬喰町について調べるグループがいたり、日本橋周辺を調べるグループがいたりする中で、私は日本橋周辺について調べました。調べた内容は、文化祭で発表しました。
M.Kさん(以下Kさん):中学2年では、1年生で作成したMAPを基に、「日本橋をもっと良くするには」の課題に沿って、中央区長さんに提言を行いました。MAPを作成していく中で、博物館に行ったり、百貨店の方に話をうかがったりして情報を収集し、グループで意見をまとめ、代表者が提言しました。
実際に、区長さんに提言したのですが、区長さんはやさしく私たちの意見を聞いてくださいました。

日本橋女学館 Tさん

エデュ:どのような提言をしたのですか?

Kさん:グループによってさまざまですが、私たちのグループは、中央区にはあまり若い人が来るというイメージがなかったので、いろいろな世代の人たちが中央区を訪れるようショッピングモールを作る提案などをしました。

エデュ:中学3年ではどのような学習をしたのですか?

Kさん:「伊藤園」さんと共同で飲料水を開発するプロジェクトを進めました。どのようにして商品が作られているのかを学んだ後、試行錯誤しながら味を決めていき、パッケージも考えました。

日本橋女学館 Iさん

エデュ:学習を進めていく中で楽しかったこと、大変だったことはありますか?

Iさん:楽しかったのは、商品開発です。人によって味の好みが違うので、どのような味がおいしいのか探っていくのが楽しかったです。
大変だったのは、区長さんへの提言ですね。とにかく慎重に議論を重ねました。意見をまとめるまでに丸一年かかりました。
Kさん:私は、区長さんへの提言が楽しかったです。区長さんの前で意見を述べるのは緊張しましたが、みんなが作ってくれた資料のおかげできちんと話すことができました。MAPを作ったことも、普段知らなかったことを知ることができてよかったです。
また、商品開発が大変でした。普段、味をブレンドする経験がないので、何をどうしたらおいしくなるのかが分からず苦労しました。おいしいものを作る難しさを痛感しました。

にほんばし学活動の様子
「にほんばし学」活動の記録 もっと詳しく!
日本橋女学館 Tさん

エデュ:「にほんばし学」を通じて成長した点はありますか?

Iさん:中学1年から2年にかけて、たくさん資料に触れたことにより情報収集能力が高まったと思います。これまでだったら起こった事実そのものを知るだけでしたが、今は、起こった事実の背景まで深く掘り下げて調べることができるようになりました。
Kさん:実は、人前で話すのがあまり得意ではなかったんです。でも、発表する回数が増えていくうちに人前で話すことができるようになりました。

エデュ:「にほんばし学」を通じて学んだことを今後どのように活かしていきたいですか?

Iさん:歴史が好きなので、もっと勉強したいです。時代背景を深く掘り下げて学習してみたいです。
Kさん:発表することで培った積極性を大事にしたいですね。

日本橋女学館 Iさん

エデュ:ここからは学校について教えてください。
日本橋女学館に入ろうと思ったきっかけは何ですか?

Iさん:最初は、塾の先生からの勧めでした。それで説明会に行ったときに先生の話を聞いて、ここでならやっていけそうと思い入学を決めました。
Kさん:中高一貫校に魅力を感じていて、姉が通っていることもあり入学を決めました。

エデュ:日本橋女学館の魅力や好きなところは何ですか?

Iさん:先生方がいい先生ばかりなのが魅力です。あとは、ホームルームの前に行う朝学習も役に立っています。年間行事も魅力的です。3月にある雛流し、針供養などのほか、中1では浴衣の着付け、中2では華道、中3では茶道を学びます。
Kさん:女子校ならではの話しやすい雰囲気がいいです。校舎もきれいです。

エデュ:最後に将来の夢を教えてください。

Iさん:薬剤師になりたいです。
最初は漠然と医療系がいいかなと思っていたのですが、今は薬剤師になりたいと思うようになりました。
Kさん:ずっと10年ぐらいクラシックバレエをやっているので、頑張って続けていきたいです。

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先生インタビュー

日本橋女学館 先生

エデュ:まずは「にほんばし学」について教えてください。

先生:自分たちの学校がある中央区の歴史や地域を調べながら、意見をまとめ、発表していくという学習スタイルが「にほんばし学」です。

日本橋女学館 先生1

先生:「にほんばし学」は、キャリア教育の一環として、4年前の学校改革のときにスタートしました。学校改革の際、時代に即した新しい教育プログラムを模索していました。その中でコミュニケーション能力や論理的思考力の必要性を感じ、また知識をインプットするだけでなく、アウトプットする重要性を認識し、その両者を育成することのできる「にほんばし学」にたどり着きました。

日本橋の老舗の皆様が協賛してくださっておりますので、おかげさまでこうした独自のキャリア教育が進めていけるのだと思います。

日本橋女学館 先生2

エデュ:「にほんばし学」を通じて生徒さんにどう成長してほしいと考えていますか?

先生:「問題発見・解決能力」「コミュニケーション力」「チャレンジ精神」などありますが、まずは、自分の考えを自信持って発信してほしいです。そのために、人前で話す、発表する機会を多く設けています。初めは緊張している生徒も回を重ねていけば、大勢の前で話すことができるようになり、発表することは恥ずかしくないと感じるはずです。また、人の考えを傾聴する機会にもなると思います。
また、グループ学習になるわけですが、クラスの枠を外してグループを編成するので、普段、一緒に授業を受けていない生徒同士で意見交換をすることになります。そこで意見を発表するというのも人前で話す機会につながると思います。
そのほか、取材のアポイントを取る際には、生徒自身で電話をしますし、取材も当然、生徒たちで行います。先生は見守り役に徹することで、取材相手とのコミュニケーション能力の育成にもつながっています。

にほんばし学 活動の様子
「にほんばし学」をもっと詳しく!
日本橋女学館 先生3

エデュ:実際、学習している生徒さんたちの様子はいかがですか?

先生:お店に訪問して、実際目で見て学ぶのでとても生き生きとしていますね。楽しんでやっていると思います。
生徒たちへの課題は「日本橋をもっとよくするには?」といった漠然としたものですが、生徒たちが出す発想はとても面白い。ある班は、親子で楽しめる施設を調べていたり、ある班は環境の視点からアプローチしたり。生徒の自由な発想に驚いています。

エデュ:学習を支援する際、注力している点はありますか?

先生:目的を意識させることですね。今やっていることは、与えられた課題の解決につながっているのか、常に照らし合わせていれば、あとは生徒たちが結果へと自主的に導いていきます。

日本橋女学館 先生4

エデュ:「にほんばし学」が社会に出た際、どのような点に役立っていくと思いますか?

先生:座学で知識をインプットするだけでなく、仕入れた情報をどう発信するか、どう運用していくか=アウトプットが今、社会で求められている力だと思います。本校では、「にほんばし学」だけに限らず、アウトプットする場面が多い。少人数であることもあり、大人数の学校と比べても必然的に個人の活動する分量が多い。インプットした情報が頭の中でパンクしないようにアウトプットする力を身につける。この力が役に立つと思います。本校は、中学1年生から段階を踏んで、アウトプットする場面を作っています。

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ホームルーム合宿レポート

合宿の思い出

大都会のビルに囲まれ、煌々と灯りが輝き続ける都会の生活から離れ、妙高高原の豊かな自然の中で過ごした3日間はその目的以上の変化を生徒たちに与えてくれました。

ナウマンゾウ博物館を見学した後、宿泊施設に移動し本格的な研修がスタート。学習の振り返りと今後の学習体制の確認を行い、夜は進路指導部、生活指導部のガイダンスが行われました。

ホームルーム合宿1日目

ナウマンゾウと野尻湖の地質調査班、農業班、関所班、フォッサマグナ班、高地トレーニング班と5つのテーマに分かれて、実地調査。これらの研究は、文化祭でテーマごとにプレゼンテーションやポスタープレゼンで発表します。

ホームルーム合宿2日目

妙高の自然を満喫するトレッキングへ。現地のガイドの方にさまざまな植物の説明を受けながら、観察したり、友達と一緒にひたすらに歩く時間は、この瞬間にしか体感できない喜びでした。

ホームルーム合宿3日目
ホームルーム合宿の様子 もっと詳しく!

学校説明会

日本橋女学館 校舎
1月6日(日) 入試体験会 8:30~   
1月12日(土) 入試直前情報会 14:00~  耳より情報満載
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