伴野教頭は、「人の一生を1日にたとえると、中高6年間は午前4時から6時、1日を生きていくためのエネルギーを蓄える時間。すなわち、一生をどう生きていくかという上で、1番大切な時期である」と中学・高校時代の大切さを強調された後、将来も大切となるコミュニケーション能力を中高の集団生活の中で身につけてほしいと話された。同校では、それをスキルとして身につけるために、3年ほど前から「構成的グループ エンカウンター」をカリキュラムに組み込んでいるという。
当日は「エンカウンター」を参加者全員で体験した。今日行ったのは、バースディラインと呼ばれるもの。言葉を使わずに、身ぶり手振りで互いにコミュニケーションをとりながら、誕生日が早い順に並んでいく。知らない同士だった参加者の中に親密感や1つのことをやり遂げようとする一体感などが出てくる。現代社会において、特にコミュニケーション能力の不足が指摘される中、そうした部分にも、手厚く指導していく同校の教育の一端を知る機会となった。
長尾宏校長は、「魅力ある学校とは、在校生と保護者の方々に満足していただける、社会に出て通用する人間を育ててくれる学校」と考えを示された。「偏差値にとらわれず、お子さまの性格に合っているかどうかをよく見て、能力を伸ばしてくれる学校を選んでいただきたい」とした上で、「ぜひ在校生の様子を見ていただきたい」と同校の教育への自信を語られる。また、「文化祭・体育祭などの学校行事に関しては、生徒主体に計画から実施まで行われる、自主性尊重型の教育をしている」と学校の特徴を述べられ、さらに教育理念・内容について話された。以下に、その概略を紹介する。
中学2年、学年担当の先生から、生活面、学習面、さらに英語学習の取り組みについて話された。以下に、その概要を紹介する。
中2の学年目標は、「礼儀…きちんとした挨拶を心掛けること」、「優しさ…他人を思いやる気持ちを忘れないこと」、「向上心…何事にも目標を持って意欲的に取り組むこと」、「勤勉…授業を大切にし、家庭学習を充実させること」の4つ。東京家政学院中学の生徒としてプライドを持って生活してほしい。
旅行委員長、副委員長を務めた生徒によって、5月中旬に行われた北海道3泊4日の修学旅行の様子が、楽しそうな写真とともに紹介された。
同校では様々な活動において、生徒の自主性が尊重され、旅行についても旅行委員が中心となって、計画、実施がなされていることもあり、特に思い出深い経験として心に残ったようだ。
その他、各学年での宿泊行事の思い出が話される中、先生方への感謝の言葉、3年生としての自覚が話され、学校生活を通しての彼女達の成長が伝わってくる発表であった。
チョコレート、生クリーム、タルトクッキーに、くつくつと湯気を上げる鍋。
家庭科授業体験が行われる調理室では、準備万端整えた中学・料理部の生徒さん達が待っていた。「荷物はここにね」と、テキパキ小学生を導く様子が各所で見られる。
調理台ごとに数名の小学生と、先生役の中学生がついたところで、早速調理スタート。
まずは、チョコレートを袋に入れて細かく砕く。
次に、砕いたチョコレートを湯煎にかける。
ゆっくり・慎重に。順番に調理する小学生たち。
温めた生クリームを加えて、ゆっくり溶かす。
調理する間、『底の方からぐっと混ぜてみて』、『熱いから気を付けてね』と、優しく声をかけていた中学生。
心細気だった小学生たちの顔に、だんだんと明るい笑みが見られてきた。教室にも甘い香りが広がっている。
チョコレートタネを、スプーンでタルトクッキーへ入れる。
固まらないうちに、色とりどりにデコレーション。
色使いや並べ方など、個性が存分に発揮された工程。
冷蔵庫で約30分冷やし固めて…できあがり!果たして味は…
糖菓子をひとつひとつ並べる子や、アラザンをサラサラと振りかける子、はみ出したチョコレートをどうにか修復しようとする子など、様々な個性が発揮されていたデコレーション作業。
お楽しみの試食タイムでは、『おいしい!』、『生チョコみたい!』など声が上がり、無邪気な表情をのぞかせていた。
作るだけが調理ではない。使った道具をしっかりと片付けるところまで行うのが、この講座の特徴かもしれない。手際よく洗い物をする小学生に尋ねると、『家でもお手伝いしているから』と、はにかみながら答えてくれた。
説明会の終了後。かわいいラッピングが施され小学生たちに手渡されたチョコレートタルト。実は、我々取材陣もいただいた。『今日はありがとうございました』と笑顔も一緒にくれた中学生たちに、『こちらこそ』と返さずにはいられなかった。
書店のガイドブックと塾の紹介で学校を知り、来校しました。子どもを丁寧にしっかり見てもらえそうだと感じました(両親)。上品で良い学校だと思いました(小6)。
歴史ある伝統校ということで以前から興味がありました。少人数制で、人間力を育てる教育、社会で活躍できる人材育成に好感を持ちました(父)。生徒さんみんなが、気持ち良く挨拶してくれました。一人ひとりをしっかり見てもらえる学校だと思いました(母)。中学生が優しく接してくれてうれしかったです(小5)。
先生と生徒の距離が近く、少人数制で学習面も安心だと感じました。人間力の育成、自尊心を大切に指導されることに好感を持ちました(母)。料理部がおもしろそうでした。先輩方が優しかったです(小6)。
塾の先生からの勧めで来校しましたが、思った以上に良い学校で来てみて良かったです。少人数で、在校生と卒業生とのつながりが強いのが良いと思います、人間性の教育にも力を入れていて、安心して任せられそうだと感じました。総武線1本で来られるので、通学もしやすそうです(母)。クラブのこともいろいろ聞けて良かった、楽しかったです(小6)。
今回の特集で初めて当校を知った方もいるかもしれない。都心にあり、各方面からのアクセスはとてもよい。1人ひとりに目が行きとどく教育で確実にファンを増やしている学校だ。今後、東京家政学院を知る機会は何度かあるので、ぜひ、一度、その魅力を感じていただきたい。
開催イベント | 日時 | イベント概要 | ご予約 |
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キャンパスツアー | 9月8日(土) 9月15日(土) 11:00~ |
施設見学と個別相談を中心としたミニ説明会です。 志望校選定の“始めの一歩”としてお気軽にご参加ください。 |
お申し込みはこちら |
イブニング説明会 | 9月21日(金) 19:00~ | 卒業生(OG)とPTAによる体験談を語る会。 お勤め帰りにご参加ください。 |
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体験講座Ⅱ: 理科&キャリア | 10月13日(土) 14:00~ | 受験生には授業の模擬体験(今回は理科)を、保護者には本校指導の特徴点(今回はキャリア教育)をご説明します。 | お申し込みはこちら |
体験講座Ⅲ: 算数&進路指導 | 11月10日(土) 14:00~ | 受験生には授業の模擬体験(今回は算数)を、保護者には本校指導の特徴点(今回は進路指導)をご説明します。 | お申し込みはこちら |