先生方の温かな眼差しの中、文武両道の学校生活~新校舎完成! 大学並みの実験室完備で、さらに理数重視の教育を推進
男子校魂 体感しませんか
城西川越中学校・城西大学附属川越高等学校

9月8・9日に城西川越の文化祭「第38回けやき祭」が開催される。
名物「和太鼓欅」や吹奏楽部の発表、運動部による模擬店、イベントステージなど、楽しい催しが満載。男子校ならではの空気を体験するには最高のチャンスと言えるだろう。

また、24年度入試からはネット出願が可能となり、 9月初旬にはホームページのリニューアルが予定されている。今までより見やすく、新しい情報盛りだくさんに生まれ変わる予定だ。
『伝統のもとにプラス新しい風を。』をモットーに、挑戦し続ける同校にますます期待が高まる。

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「小江戸」の別名を持つ川越。その歴史と情緒ある街、豊かな自然に囲まれた環境に城西川越中学校・城西大学付属川越高等学校はある。『報恩感謝』を校是とする同校は、人間教育を重視し、生徒の個性を大切に育みながら、学力を伸長する教育プログラムで、文武両道を実現している。今年度、校長に就任された阿部尚武校長にお話をうかがった。今年、創立41周年(中学は21周年)を迎える同校。その伝統を大切にしながら、個性豊かな教育活動を展開し、社会に求められる人材を育てていこうとする学校の姿勢と先生方の熱意が伝わってくるインタビューとなった。新校舎も完成し、さらにレベルの高い教育を目指す同校の魅力に迫る。

人として大きく成長する6年間を大切に育む~生徒一人ひとりが将来の目標を見つけ、信頼される人間に成長できる場に。

城西川越中学校・城西大学附属川越高等学校

インターエデュ(以下、エデュ):城西川越中学校・城西大学付属川越高等学校の教育方針をお聞かせください。

阿部尚武校長(以下、校長):本校は『報恩感謝』を校是としています。「人はひとりでは、生きていけない。あらゆるものに感謝しましょう」ということで、生徒たちには、まず挨拶から始まり、人に対していつでもどこでも「ありがとう」「ごめんなさい」が言えるようにと話しています。『報恩感謝』について理解するために、中学入学前の宿題として「ありがとう日記」を書かせています。1日の中で感謝したことを書くのですが、人だけでなく、自然やその他すべてのものを感謝の対象とします。入学後のオリエンテーション旅行の中で「ありがとう日記」を通して、さらにその意味を深く考えさせ、心に刻んで学校生活を送れるようにしています。

城西川越中学校・城西大学附属川越高等学校

エデュ:学校の魅力はどんなところでしょうか?

校長:私は本校で36年目になり、ここしか知りませんので、何もかもが当たり前になってしまっている面もありますが、一番の魅力は教員にあると感じます。朝から放課後まで、学習面はもちろん、クラブ活動や生活面まで、本当に親身になって生徒に接していますし、先生方の間にも一体感があります。職員室の前には、机と椅子がずらりと並んだ「どこでも自習室」があるのですが、ここでは、自主的に来て勉強する生徒に先生方が対応し、個人的に補習をすることもあります。先生と生徒の距離が近いですね。本校は兄弟で通っている生徒が非常に多いです。先生方の面倒見の良さや学校の雰囲気を感じて下さって、一人が通われていると、下のお子さんもと思っていただけることは、とてもうれしいですね。正副担任制で1つのクラスを2人で見ているので、2人の教員が相談し合いながら、クラスの子ども一人ひとりに、目が行き届くのも良い点だと思います。
また、メンタルケアという面で、カウンセラーを外部に置いているのは、本校の特徴ではないでしょうか。川越駅近くに事務所を持つカウンセラーに、生徒・保護者のカウンセリングを担当してもらっています。入学と同時に生徒・保護者には、その連絡先を伝えますので、必要があれば、直接、電話予約して相談に行くことができます。人間関係についても微妙な思春期の生徒たちですから、周囲に知られることなく心の問題を相談できるのは、大きなメリットがあると思っています。

エデュ:どのような生徒さんを育てていきたいとお考えでしょうか?

校長:中学・高等学校の6年間は、身体だけでなく、豊かな心を育む、人間として最も成長する重要な時期ですね。その6年間を子どもたちが健康で過ごし、最終的には、希望の大学に入って、10年、20年後、社会に出てしっかり活躍できる人間を育てるということだと考えています。ただ単に有名大学に入るということではなく、生徒一人ひとりが、自分のやりたいことができる大学に入れるよう、教員一同で応援していくという姿勢をとっています。
本校では、職場体験を実施しています。中1~中3まで学年の枠を超えての参加で、志望動機書等も書かせて、生徒たちが目的を持って臨むよう意識させています。働くことの大変さを経験させることを主な目的にしていますが、将来について考える良い機会にもなっていると思いますね。終了後には、感想や報告書を書き、相手先にもお礼の手紙とともにお渡しするようにしています。地域社会の多くの方々(100以上の職場)の理解に支えられて、こうした活動ができ、逆にその方々が本校の文化祭等に遊びに来てくださることもあります。このような交流も生徒の成長において大いにプラスになっていると感じています。

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エデュ:これからの城西川越について、どのような学校にしていきたいとお考えでしょうか?

校長:先日、企業が人材を採る時、高校名を判断材料にするところが増えてきているという記事を目にしました。「その学生の人となりがどのよう形成されてきたかをみる上で、10代をいかに過ごしてきたかに注目する」というのです。また、ある有名病院の院長も医師を採用する時、出身高校を見ると話され、「人の命を預かる仕事をする上で、信頼できる人間かどうかは大学名だけではわからない、受験勉強だけなく、しっかりした人間教育ができている高校の出身者でないと採用しない」とコメントしていました。こうした社会の求める人材という点を鑑みても、今までにも増して、礼儀を重んじ人間教育に力を注いで、信頼される人間を育てることが大切だと考えます。城西川越を卒業したと自信を持って言える、社会からの信頼を得られる学校にしていきたいですね。

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勉強と両立しながら、思い思いに学校生活を楽しむ~バラエティに富んだ部活動。「特選クラス」新設で進学にも一層の期待。

城西川越中学校・城西大学附属川越高等学校

エデュ:今年、「特選クラス」を新設されたそうですが、その経緯、内容を教えて下さい。

校長:本校では、スタートラインは、みんな同じという考え方で授業を行ってきましたが、この2、3年特に、入学者の能力に差がある状況が目立ってきました。教員の間から、せっかくの能力を伸ばせていない、足踏みをさせているのではないかといった意見が多く出されたことから、それぞれの生徒の能力を伸ばせるようにと考え、「特選クラス」を設置することにしました。以前から、中3、高1では英・数・国について習熟度別授業を行っていましたので、それをさらに進めた形で、今まで以上に、難関大学への進学を目指せる体制を整えていきます。普段の学校生活は他のクラスと同じですので、学校行事も部活もやる中で、よりレベルの高い授業を行い、週3回は授業数を増やす形になっています。また、中学、高校とも、1回の入試の成績で「特選クラス」の認定をしていますので、それで固定することのないよう柔軟性を持たせていきます。1年経って、成績が伸びてきた生徒には「特選クラス」への変更を勧めることもありますし、逆に「特選クラス」でも、本人がついていくことがつらい状況が出てきて、普通クラスに移りたいという希望があれば受け入れることもします。但し、生徒・保護者の気持ちを尊重し、学校側からコースの変更を強制することはありません。

エデュ:あくまでも、生徒自身の希望を優先するという考え方ですね。

校長:そうです。大学を選ぶ際にも、教員の側からこの大学に行きなさいと言うようなことはありません。今後は、生徒一人一人の希望や進度にできる限りきめ細かく対応しながら、生徒が希望に合った大学に進学できるよう体制を整えていきたいと考えています。

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エデュ:部活について教えて下さい。

校長:中学生は、ほぼ100%が参加しています。遠方から通学する生徒への配慮、勉強との両立ということを考え、5時半下校という時間の制約のある中で活動していますが、その中で、生徒たちはそれぞれに頑張っていますね。もちろん高校でも多数の生徒が様々な部で一生懸命活動しています。最近は県大会で上位に進出するなど、ラグビー部の活躍が目立っているでしょうか。野球部も、今年、久しぶりに県大会に出場を果たしました。中高共に部活のために生徒を集めるようなことをしていませんが、練習の内容を工夫するなどして取り組んでいるようで、充実した学校生活に繋がっているようです。

エデュ:個性的な部活、課外活動も多いようですが?

校長:生徒会役員を中心に有志を募って結成し、今年で7年目になる和太鼓「欅」は、地域との交流やボランティア活動を積極的に行い(養護老人ホーム、病院、地元のお祭りや学校など、年間30以上の公演)、全国大会にも3回出場する活躍をしています。男子校ならではの迫力ある響きを聴かせてくれますね。また昨年、NHKのテレビ企画をきっかけに有志が集まって結成したチアボーイズは、プロの世界大会で入賞している先生に指導していただく機会も得て、5ヶ月間の練習を重ね、見事な演技を披露するまでになりました。生徒からの希望で、今年度もまた、11月の大会に向けて活動をスタートしています。文化系では、鉄道研究会が鉄道を使って旅行(合宿)をしたり、模型の走行を行ったりと活発に活動しており、文化祭でも、模型や写真・レポートのなど、レベルの高い展示で人気を集めています。

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豊かな自然、安全性・快適な環境に配慮した新校舎~生徒の知的好奇心を刺激し、知識・理解を深める学習環境を整備。

エデュ:今年、新校舎が完成されたとのことですが、その特徴や設備について教えて下さい。

校長:第一は、安全性ということですね。震災時にも、既存の校舎の方も全く問題がありませんでしたが、新校舎はその後の建設ですので、特に安全性には万全を期しています。とても明るく陽当たりの良い校舎で、人間が過ごす空間としての快適さにも十分配慮しています。24時間換気のシステムも整っていますし、トイレもすべてウォシュレット付き、手洗いにもお湯が出るようにするなど、清潔に気持ち良く学校生活を送ることができるようになっています。晴れた日には、5階の窓から富士山や東京スカイツリーも見える、素晴らしい景色で、清々しい気持ちになりますね。
大学並みの高度な設備をそなえた化学と生物の2つの実験室は、アピールできるポイントの1つです。顕微鏡も1人1台使用できるように準備しています。設備面だけでなく、安全を保障して実験ができるように、実験時は授業担当教員1名と実験助手2名で指導しています。生徒たちが、自らの手で実験し、自らの眼でじかに学ぶ経験を大切に、理科への関心を高め、より深く学ぶ意欲を持ってほしいと考えています。

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エデュ:理数教育を重視されているということでしょうか?

校長:男子校ということもあって、現在も全体の60%は理系に進んでいますので、理数教育は重視していますね。自然に囲まれた環境にある学校の敷地内には、めだかの観察ができる池もありますし、田んぼや畑、きのこ作りなどの活動も行っています。そうしたことが、理科的な好奇心を刺激している面もあるのでしょうか、生物、植物への興味を持つ生徒も多いですね。そういう部分も、ぜひ伸ばしてあげたいと考えています。

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城西大学附属川越高等学校説明会日程

城西大学附属川越高等学校説明会日程

開催日 開始時刻 終了時刻
2012年 9月29日(土) 14:30 15:30
2012年10月27日(土) 14:30 15:30
2012年11月14日(水) 09:00 10:00
10:30 11:30
14:00 15:00
2012年11月24日(土) 14:30 15:30
2012年12月 8日(土) 14:30 15:30

城西川越中学校説明会日程

城西大学附属川越高等学校説明会日程

開催日 開始時刻 終了時刻
2012年10月13日(土) 14:00 15:00
2012年11月 5日(月)
終了後に授業見学あり
10:30 12:00
2012年12月 1日(土) 14:30 16:00
城西大学附属川越高等学校説明会日程
開催日 開始時刻 終了時刻
2012年10月13日(土) 10:30 15:00
城西大学附属川越高等学校説明会日程
開催日 開始時刻 終了時刻
2012年11月23日(金) 09:00 12:20
12:15 15:35
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