帝京大学小学校の朝は、スクールバスや公共のバスから降りてくる子どもたちの元気な挨拶の声で始まる。警備員の方が見守り、先生方が一人ひとりに声をかけ、出迎える中、子どもたちはバスから降りてくる。
帝京大学小学校までは、「高幡不動」、「聖蹟桜ヶ丘」からノンストップの直行バスが運行しており、「多摩センター」からも校内までバスが乗り入れている。公共の路線バスで学校直通があるところは少ないだろう。また、「高幡不動」、「聖蹟桜ヶ丘」、「多摩センター」からスクールバスもあり(1、2年生のみ、有料、登録制で教員が付き添う)、安心して通学できる環境が整っている。「新宿」から最寄りの「聖蹟桜ヶ丘」までは京王線利用で約30分、バスで10分という立地。案外、通学エリアも広いのではないだろうか。京王線、小田急線沿線からはもちろんのこと、JR中央線、南武線、横浜線、多摩モノレールなどからもアクセスしやすいので、実際に足を運んで確認してみる価値がありそうだ。
正門のすぐ奥には、災害時の備えとして学校の備蓄庫があり、児童240名が3日間、生活できる食料・生活用品の備えがある。新校舎では、外観の美しさに目が行きがちだが、3・11以降の建設ということもあり、災害時の対策も講じられている。校内の階段とグラウンドを1本につなぎ、避難をしやすさを考慮した設計、停電時にも外部と通信ができる電話を確保、水道管を直接つなぐことで断水を防ぐ等、設備面での配慮があることは、安全な学校生活という点で大きな意味を持つであろう。