学ぶ楽しみが学習意欲を高める

自らの知識を確かめ、新たな発見に感動する!

【礼拝】心を静めて神さまに感謝する。聖書の言葉を通して、自らの生き方を見つめるひととき。

明治学院中学校・東村山高等学校 礼拝風景

最初に明治学院中学校で毎朝行われる「礼拝」を小学生、保護者の方々が体験。
厳かな雰囲気の中、お祈りがされ、聖書の1節が朗読される。続いて、読まれた1節にある「タラントンのたとえ」について解説がされ、メッセージが語られた。

参加者は、少し緊張した面持ちで話に耳を傾けていたが、礼拝終了後には中学3年の生徒達が、映画『天使にラブソングを2』の挿入歌としてもなじみのある『Oh Happy Day』の合唱をダンスを交えて披露し、和やかな雰囲気に包まれた。
礼拝の後には、それぞれが事前に申し込んだ模擬授業に参加した。

明治学院中学校・東村山高等学校 英語授業風景

【英語】英語を楽しむ! ゲームをしながら、ネイティブの先生と自然に会話を。

英語のクラスでは、30名の参加者を2クラスに分け、ネイティブの先生との対話を体験。机に向かって座るのではなく、教室の床に直に座り、お互いの距離を近くし、コミュニケーションをとりやすいスタイルで、授業が行われた。
先生から出される指示はすべて英語。初めは戸惑いもあり、参加者達は、緊張気味の様子だったが、伝言ゲームやビンゴゲームなどが次から次へと行われ、初めて出会った子ども同士もしだいに打ち解け、笑顔が見えていた。

明治学院中学校・東村山高等学校 曽武川道子先生

授業の後、英語の取り組みについて、キリスト教主任の曽武川道子先生にお話をうかがった。ネイティブの教員は全体で8名、中高ともに週2時間が英会話の授業となっているそうだ。クラスを2つに分けて授業を行うため、1クラス18名ほどで、全員が英語を話すチャンスが回ってくるという。

また、教科書は「プログレス21」というレベルの高い教材を使用し、SDリピーターを使って1日最低30分は英語のリスニングをするように指導している。

「英語のスピーチコンテストや英検指導、ベネッセのGTECへの挑戦など様々な機会に英語の実力を伸ばす取り組みを行っています」と曽武川先生は話す。教科書として「プログレス21」を使用した1期生が、昨年卒業したが、大学進学実績を確実に伸ばしている。同校の英語教育の一つの成果として、注目される点だろう。

【理科】実験を通して新たな発見! 机上の知識を確かなものに。

理科Aでは、「超低温! -196℃を体験しよう!!」と題して、液体窒素を用いた実験を中心とした授業が行われた(36名が参加者を6グループに分け、教員3名、助手1名で対応)。授業ではまず、実験のための予備知識が説明された。現在の気温、冷凍庫の温度、氷が溶ける温度、熱湯の温度など小学生が知っている知識や日常から -196℃という温度についてとらえる。
「液体窒素にバナナを入れるとどうなるか?」「カラーボールを冷やすとどうなるのか?」「花を冷やしてみよう?」と興味を惹かれる実験が続く。

明治学院中学校・東村山高等学校 理科授業風景明治学院中学校・東村山高等学校 理科授業風景

「どうなると思う?」という広瀬先生からの実験結果を予想させる問いに、手を挙げて答える子ども達。ひとつひとつの実験について、子どもに予想させた上で、結果を見て、どうしてそうなったのかということが丁寧に説明、確認されていた。
カチカチに凍ったバナナで釘を打ってみたり、カラーボールや花が凍り、バラバラに砕け散るのを見たり…。小学生は、日常の生活では知ることのない低温について実験を通して知る。
また、「二酸化炭素を冷やしたらどうなる?」「酸素を冷やしたらどうなる?」といった実験の後には、それが本当に二酸化炭素なのか石灰水を入れて確認、酸素なのかを火をつけて燃えるかどうかで確認、といった実験も追加されていた。
実験を通して初めての経験、また、今までの知識の再確認ができるよう工夫された授業に、小学生達は楽しく参加していたようだ。

明治学院中学校・東村山高等学校 理科授業風景

また、36名が参加した理科Bでは、鉱物の授業が行われた。吉田先生からいろいろな鉱物が紹介され、小学生達も手を触れ見ることができる。
鉱物の持つ光に対する性質については、紫外線をあてることで発色する様子を小型のブラックライトを使って見ることができる。子ども達は、様々な鉱物にブラックライトを当てて実際に体験し、興味を持ったようだ。

次に、鉱物を使ってビーズストラップ作りに挑戦。複数のキットから好きな色の鉱物を選んでストラップ作る。小さな鉱物にピン(針金)を通したり、丸ペンチを使ったりと苦戦している参加者もいたが、みんな夢中で自分のストラップを作っていた。出来上がったストラップは各自お土産に。鉱物が身近に感じられる授業であった。

【数学】方程式にチャレンジ! 中学入試問題も解ける?

明治学院中学校・東村山高等学校 数学授業風景

中学1年生の2学期から習う「方程式」の授業。
「授業は対話である」と語る木下先生が、頭の体操としてコインを使ったパズルで参加者とコミュニケーションをとると、みんなの緊張も解けてきた。

1円玉と5円玉を使って、5円玉の重さを出す問題が出される。1円玉の重さは1gだが、5円玉の重さは5gではない。そこで「5円玉が5枚、1円玉が3枚」の秤と「5円玉が2枚、1円玉が15枚」の秤を釣り合わせて方程式を使って5円玉の重さを出す。

その後、実際に数式として未知数の値を「X(エックス)」と置き換えて問題を解くことにチャレンジ! 小学校では習っていない文字での表記に、最初は戸惑っていたようだが、先生が丁寧な説明をされたことで、最後にはみんな答えられるようになっていった。
「方程式」という小学生には難しい分野ではあるが、子ども達からは「楽しかった!」との声が多くあがった。

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現代を生きる力を養う教育

東日本大震災から今、知るべきこと、できることは?

【社会】東日本大震災と日本社会。私達にできることは何だろう?

明治学院中学校・東村山高等学校 社会授業風景

授業のテーマは「東日本大震災と日本社会」。
来年度の入試では、時事問題として東北地方に関する出題が予想されるということもあり、参加した小学生は、まず同校の過去問(東北地方に関する出題が中心)に挑戦した。4、5年生の参加者にとっては少し難しい問題だったが、みな熱心に取り組んでいた。
解き終わった後には、答え合わせをしながら、実際に地震や津波の被害にあった地域、防波堤のあった場所等を確認し、その防波堤も破壊されてしまったことなどが話され、被害の大きさが伝えられた。

後半は、授業を担当した佐藤先生が、3月に東北にボランティアに行かれた際の写真を用いて、被害の実態やボランティア活動の様子が紹介された。

先生はその経験を踏まえ、5月の連休には同校生徒有志とともに、再びボランティア活動に赴いており、その様子も紹介された。生徒達は、宮城県石巻市の渡波地区で、被災家庭の庭や側溝の泥だし、畳出し、家財道具の整理、支援物資の提供、炊き出しの手伝い等を行った。被災地の悲惨さのみならず、ボランティアを通じての地元の人々との交流なども語られ、子ども達は興味を持って写真を見て、先生の話に耳を傾けていた。

明治学院中学校・東村山高等学校 社会授業風景

ボランティア活動は今も続いており、募金やLEDランタンや単1乾電池を送る活動、ハンドメイド部によるスクールバックの提供が行われているほか、「仙台平和七夕プロジェクト」として、折り鶴を送る活動も行われている。これは参加した小学生にも呼びかけられ、授業の後には、先生から折り紙を受け取って鶴を折る小学生の姿も多く見られた。
参加者達は、テレビ等で報じられる大地震の被害をより現実的なものとしてとらえ、自分達にもできることがあるということを学んだのではないだろうか。

同校の社会科は週4時間。教育目標のひとつでもある「世界人育成」を念頭に、世界史や世界地理には力を入れ、先取り学習も行っているという。また、グループ学習、フィールドワークの機会も多く持たれる(教室の壁には、模造紙にそれらをまとめたものが掲示されており、休み時間には、それを眺める親子の姿が多く見られた)。中学3年生では、4000文字の卒業論文が課せられるという。

【国語】言葉の力の大切さ。正しい情報はどれか、判断する力を!

明治学院中学校・東村山高等学校 国語授業風景

初めて一緒になった参加者へ取材をして、言葉を交わし相手を知るという授業。
担当の先生は「言葉はめぐり合い。人との出会い、分かち合いです」と言葉を交わすことで初めて会った人への印象も変わることを話された。

その後、自分が知った情報を相手へ伝え、何が真実かを当てる問題が出された。なかなか難しい問題であったが、出題意図を先生にうかがったところ、「原発のニュースもあり、噂などに左右されない力を身につけてほしい」と語られた。
情報が氾濫する現代において、自ら正しい情報を判断する力の必要性を改めて考えさせられる。

【聖書】聖書を読む。イエス様について学びながら、広く世界に興味を!

明治学院中学校・東村山高等学校 聖書授業風景

「イエス様はどんな人だったのだろう?」といったところから、イエス様が生まれ、活動された場所が地図で確認されたり、どんな顔だったか、というところからアラブ民族の話がされる。
さらに、「イエス様がお家に来られたら、どんなお寿司をごちそうしたいか?」といったユニークな内容で授業を展開。実は、これは宗教における食物規定について考える意味を持っていて、聖書の中にある食べ物の記述を読み、食べてよい物、食べることができないものを判断させる。世界には様々な宗教があり、食べ物に規定があるということが先生から語られた。聖書やイエス様を少し身近に感じるとともに、世界の地理、文化、宗教に興味が広がる授業であった。

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練馬在住 母と息子2名で参加

落ち着いた雰囲気でのんびりしていて、息子にはとても合っている印象。国語が苦手なのですが、とても楽しめたようなので入学後、国語ができるようになるといいかなと思っています。

清瀬在住 父母と息子で参加

昨年も来て今年で2回目。礼拝も落ち着いた雰囲気でいい印象。第一志望に考えているが、学力面が心配なため、本人の頑張りに期待している。

入間在住 父母と息子2名で参加

環境も施設も先生もとてもよく第一志望として考えている。落ち着いた学校で、とても気に入っていて説明会なども含めて、学校に来るのは4回目。
子どもたちも理科Bと数学に参加し、とても楽しんでいた。

埼玉在住 祖母、母、娘で参加

第一志望として考えているので、何度か来ている。校風が魅力。伸び伸びとしていて、ひとりひとりの個性を大切に伸ばしてくれる教育がすばらしいと思っています。社会に参加しましたが、生徒さんが東北の被災地でボランティア活動をされていることを知り、感心しました。

国分寺在住 父母と娘で参加。

広い校舎と緑の多い環境が良いと思う。子どもは、社会と英語に参加。社会は少し難しかったようだが、英語はゲームなどがあり、楽しんでいたようだ。

国分寺在住 母と娘2名で参加

校舎が明るく良い印象を持った。子どもは、国語に参加。先生の話のテンポが良く、楽しんでいた。

2012年度入試 変更点にも注目!

入試のチャンスが増え、受けやすくなる

明治学院中学校・東村山高等学校 入試変更点

来年の入試では以下の2点が変更となり、入試が受けやすくなる。
受験校のひとつとして検討してみてはいかがだろうか。
詳しくは今後の説明会でご確認いただきたい。

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