自立した女性を育成する東京家政学院中学校・高等学校　今日はみんな学院の仲間～いっしょにクラブ活動を楽しもう！

「少し緊張したけど、先輩達が優しく教えてくれました」

まず、来校した受験生を在校生が各体験教室に誘導する。それぞれの教室に案内され、小学生たちは、30分～40分程度、様々なクラブが企画する体験教室に参加した。最初は互いに少し緊張した表情だったが、後半にいくにしたがって、しだいに打ち解けて活動を楽しんでいた。そのいくつかを紹介する。

今回、紹介しきれなかった体験教室は、「バトントワリング部」「テニス部」「アート部」「音楽部」「マンガ部」「書道部」。参加者がそれほど多くない教室もあったが、どの教室でも在校生が、小学生を温かく受け入れ、和やかな雰囲気の中、クラブ活動の雰囲気を楽しんでいた。

「生徒と先生の距離が近い、明るい学校です」

体験教室の合間、東京家政学院の在校生達に、学校の魅力をうかがった。

「先生との距離が近く、質問すると、すぐに答えてくれる」「先生とコミュニケーションが取りやすい」と先生と生徒との関係の良さを話してくれる生徒が多かった。
また、「アットホームな雰囲気」「先輩が明るくて優しい」と明るく和やかな学校の雰囲気を伝えてくれた。
さらに、「学校の雰囲気が良くわかるので、文化祭がおすすめです！」と学校をアピール。

東京家政学院中学校・高等学校に興味を持たれた方は、ぜひ文化祭に足を運び、実際の学校の雰囲気を感じていただけたらと思う。

「ＫＶＡ精神」でバランスのとれた教育を実践

東京家政学院中学校・高等学校では、創立者、大江スミが理想とするＫ(知)、Ｖ(徳)、Ａ(技)への思いから、「ＫＶＡ精神」を教育理念とし、社会で活躍する自立した女性の育成を目指してきた。

まず、Ｋ（Knowledge）の知識、学問という点からは、到達目標を立て習熟度別授業を行っている。
併設大学、指定校大学などへ主に推薦での進学を目指す「総合進学コース」、国公立、難関大、ＭＡＲＣＨへの進学を目標とする「特別進学コース」の2つのコースを設置し、それぞれの目標に応じたカリキュラムを組んでいる。1クラス25名という少人数制により、きめ細やかな指導を行い、朝テスト（授業のウォーミングアップ）、朝読書（読書の楽しさを学ぶ）、自主学習ノート（家庭学習の習慣づけ）と日々の積み重ねを大切にする。また、授業以外のサポートとしては　夏期、春期に講習や補習を行うほか、英語教育の充実を目的としたオーストラリア語学研修、心を豊かにする芸術鑑賞、総合的学習の時間には華道・茶道を実施するなど特色のある教育を実践している。

Ｖ（Virtue）、品性の高い女性の育成という面からは、クラブ、委員会、ＨＲ活動への積極的参加をうながし、その中でコミュニケーション能力、思考力、協調性を高めていこうという考えのもと、人格形成プログラムを進めている。

Ａ（Art）、技術という面では、キャリア教育に力を入れ、楽しく充実した学校生活を送りながら、希望の進路を叶えることができるよう指導。自立心を養い、自主的に将来の選択ができるよう、成長段階に応じて適切なプログラムが組まれている。職場体験や卒業生による職業に関する講演会が企画され、職業選択について考える機会を持つほか、大学訪問会（キャンパスツアー）、併設大学での模擬授業など、具体的に大学や学部を決定するにあたって役立つ体験ができるよう計画されている。

明るく活発な中にケジメがあり、礼儀正しい印象が強く残る東京家政学院中高の生徒の皆さん。「ＫＶＡ精神」をもとに、生徒一人ひとりの夢を応援し、社会で自立した女性の育成をめざす同校からは、芯の強い心豊かな女性が巣立っていくことだろう。